たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

養老保険という保険料が最も高い貯蓄性生命保険は加入不要

養老保険とは、生死混合保険ともいわれる貯蓄性を備えた保険商品

 最近加入する人が少なくなりましたが、養老保険というものがあります。養老保険は以前は保険会社の主力商品の1つでした。

 

 貯蓄性が高く、満期を迎えたら満期保険金を受け取れるというのが特徴になっています。生死混合保険とも言われます。問題なく満期を迎えたら貯蓄していた保険金がもらえ、不慮の事故や病気などに備える保険部分もあるという意味からです。

 

 ここだけ読むと「両方セットになっていてオトク」と感じるかもしれません。しかし、大体において保険というのは保険以外の部分が付帯することで割高になります。養老保険も多分に漏れずそうですから、きっちり保険と資産運用を分けるという原理原則を大事にしたいですね。

 

 もっとも、さらに言うと養老保険が人気があったのは法人の損金計上がグレーで、全損型、半損型がそれなりに活用できたからです。利回りも下がった今となっては、個人で加入するメリットは限りなく薄いですね。

 

 さて、今回はその養老保険についてご質問を頂いています。

養老保険を始め、保険に入りすぎて家計が苦しい

 現在夫婦2人と子ども2人の4人家族です。現在夫が34歳、私が35歳です。子どもは4歳、1歳です。夫は公務員、私も公務員で現在育休中です。旦那も私もなるべく早く退職したいと考えているところです。現在貯蓄は保険も含め2100万円程度。家は賃貸アパートです。


 ご相談したいのは、28歳の時に夫が養老保険に入りました。死亡時に2500万円がおりるもので、なにもなければ60歳時点から返戻率が120パーセントとなり、解約しなければ60歳以降から返戻率が上がるというものです。それ以前の解約はもちろん元本割れです。

 

 本来2500万の死亡保障をつけるには年約48万円の払い込みが必要と言われましたが、月払いではなく年一括払いにすると実際の支払いは年間で45万円でよいという契約になっております。

 

 現在まで約300万ほど払い込みが終了しておりますが、たぱぞう様のブログを見ていて、32年間も自由にならない上に、60まで頑張っても返戻率120パーセント、約1%程度の利率にしかなっていないということを知り、今更ながらですが、解約して投資に回すほうがよいのではないかと思いはじめました。


 今の時点で解約すると約100万円のマイナスとなります。そこで、本来なら48万円の支払いが必要な保険を45万円で契約できていることや、生命保険は所得控除もあるので払い続けている間は税制面でのメリットも考慮に入れた場合、実際には60歳受け取り時に利率1%程度にしかならないものでも、上記の2点で低い利率をカバーしていると考えてこのまま入り続けるほうが良いのでしょうか?


 現在、私はたぱぞう様のブログより積み立てニーサで楽天VTとVTIを積み立てはじめました。まだまだ米国ETFやカバーについては全然無知なのですが、もしも、解約した場合や掛け金を下げるなどし(下げた場合もちろんこれまでの積み立て分の返戻率も現在のものに変更されるため返戻率は大幅に減)自由になるお金を捻出した際に、どういった投資商品にお金を回していくのが最適でしょうか?


 100万円マイナスでも解約はありなのか、なしなのか、また、解約の場合にどのように解約した資金を回していくのがよいかご意見をお聞かせください。


 お忙しいと思います、ご都合のよろしいときにお返事頂けたら幸いです。捕捉になりますが、学資保険にも入っており、そちらは10年払い込みで700万ほどを年払いにしており、払い込み後10年程度解約しない条件がついており、満期時は約850万になる予定です。

 

 現在4年目になります。そちらは10年ということもあり、短い期間でもあるので非常に多額ではありますが、このままがよいのかなとも思っております。


 このように、我が家は無知のため保険に多額のお金をかけることとなってしまっております。


 その上さらに、夫婦で積み立てニーサ、イデコをしているので自由になるお金があまりないことに今更ながら気づいた所存であります。まとまらない文面ですが、ご意見アドバイスお待ちしております。

養老保険のせいで保険貧乏になる可能性があります。

 もう、ほとんどご自身で気づかれていると思います。おっしゃる通り、28歳から積み立てて60歳で返戻率が120%というのは非常に低い利回りです。32年間でリターンが20%ですからね。

 

 年間45万円払い込み、32年で1440万円の積み立てになります。それが返戻率120%ということならば1728万円になるということですね。おっしゃる通り、年率1%程度の利回りということになります。

 

 死亡保障が付いているから良い、という人もいます。しかし、掛け捨て保険を付けたほうが割安になりますね。私ならば、30歳半ばという年齢を考えて解約に踏み切ります。100万円は惜しいですけどね。理由は、運用で取り戻して、後悔を希望に置き換えたいからですね。

養老保険のイメージ

養老保険のイメージ

 ちなみに、ご夫婦で公務員、お子さんが2人ということならば、なにかあったとしても遺族年金がざっくり月々15万円ほど見込めます。厚生年金部分で5万円ほど上乗せになるからですね。予備知識として知っておくと良いでしょう。つまり、過度な死亡保障は要らないのです。

 

 さらに学資保険もありますから、たしかに可処分所得はかなり圧迫されていると思います。あれこれ言うとブレますから、まず1つ。過剰な養老保険はまず解約、保険部分は掛け捨てで、運用は投資信託で始めたほうが私は好みです。よくよくご家族で話し合ってみてくださいね。

 

 関連記事に参考になりそうな記事を載せておきますので、併せてご参考にしてみてください。下記の3本を読んでいただければ、次の一手が打てると思います。分からないことがあれば、またご質問ください。

 

関連記事です。

  生命保険は掛け捨てで、生命保険控除の枠内というのが基本になります。

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  投資信託は何を選べばよいのかということですね。

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