たぱぞうの米国株投資

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【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較

【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較

 今や日本のオンライン証券の双璧ともいえそうな楽天証券SBI証券です。

 改めてこの2社を基本的なところを比較してみました。

まずは米国株取引の手数料を比較

 個別株式取引では差はありません。

 

 SBI証券は米国ETFについてNISA口座の買付手数料が無料という点にややアドバンテージがあります。

 

 共通する点は以下になります。

  • 約定代金の0.45%(税込0.495%)
  • 最低手数料:0ドル
  • 上限手数料:20ドル(税込22ドル)

 米国ETFを買い付けしない人にとっては、手数料では差がつかないと思ってよいでしょう。

SBI証券と楽天証券の貸株サービスを比較

 信用取引の利用頻度が高い方はSBI証券が便利でしょうか。SBI証券では信用取引の代用で余った株券を貸し出しして金利が貰えます。SBI証券の貸株3コースは言葉の意味をよく考えて選択する必要があります。

楽天証券

  • 「株主優待・配当金自動取得サービス」では、貸株サービスを利用中でも株主優待や配当金を自動で受け取ることが可能。シンプル。

SBI証券

  • 「株主権利自動取得サービス」で、貸株サービスを利用中でも株主優待や配当金を自動で受け取ることが可能。「配当・優待優先」にしておかないと、配当・優待を受け取れない事態になる。
  • 「金利優先」は無配企業ならば良いが、配当目当てだと貸株金利が優先され、おすすめしない。
  • 信用取引と貸株サービスの併用が可能

SBI証券と楽天証券のクレジットカード連携の比較

 投資信託をクレジットカードで買えるサービスがあります。最初に楽天証券が開発したサービスですが、SBI証券も追随しています。このサービスについても両社を比較してみました。


 楽天証券は楽天キャッシュとの併用で15万円まで可能です。SBI証券は利用額に応じた%です。メインカードで決済額を大きくするならばSBI証券にメリットがあります。一般的な通常利用やサブカードだと楽天証券にメリットがあります。

 

 フワッとした書き方なのは11月以降にまた詳細が変わりそうだからです。ここではここまでの言及に止めます。

  楽天証券 SBI証券

利用可能取引

投資信託の積立 投資信託の積立
クレジットカード 楽天カード 三井住友カード
利用できる口座

特定口座

一般口座

NISA成長投資枠

NISAつみたて投資枠

特定口座

一般口座

NISA成長投資枠

NISAつみたて投資枠

ポイント還元率 最高1% 最高5%
積立設定可能額 毎月10万円まで 毎月100円~50,000円
ボーナス設定 不可 不可
積立設定締切日 毎月13日午前3時 毎月10日

積立申込日

毎月1日または8日

毎月1日

出典:両社websiteよりたぱぞう作成

 楽天証券のサービス利用までのフローはこちらです。

楽天証券の利用フロー

楽天証券の利用フロー

 SBI証券のサービス利用までのフローはこちらです。

SBI証券の利用フロー

SBI証券の利用フロー

出典:SBI証券 website

 両社とも自動設定ができ、買い付けを完全に自動化できます。

SBI証券と楽天証券、取扱い投信比較

 SBI証券楽天証券が取り扱っている投資信託についても比較してみました。


 特にNISAのつみたて投資枠ではローコストのインデックス投信を利用している方が多いですね。よって、信託報酬率0.1%未満のつみたて投資枠対象投信の本数も比較してみました。

  楽天証券 SBI証券
投信検索サービス名 投信スーパーサーチ 投資信託パワーサーチ
取扱い本数 2,558 2,574
新NISAつみたて投資枠対象 221 219

信託報酬率0.1%未満

16 15

出典:両社websiteよりたぱぞう作成 2024/2/20現在

 

「新NISAつみたて投資枠対象 信託報酬率0.1%未満」のうち両社が取り扱っている商品は以下の通りです。

商品名 信託報酬率
はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー) 0.05775%

Tracers オール・カントリー(全世界株式)

0.05775%
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 0.05775%以内
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775%以内
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) 0.05775%以内
たわらノーロード S&P500 0.09372%
はじめてのNISA・米国株式インデックス(S&P500) 0.09372%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.09372%
iシェアーズ 米国株式(S&P500) 0.0938%程度

SBI・雪だるま(先進国株式))

0.0982%程度
たわらノーロード 先進国株式 0.09889%以内
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.09889%以内
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.09889%以内

独自の取扱い商品は以下の通りです。


楽天証券

商品名 信託報酬率
楽天・オールカントリ― 0.0561%
楽天・S&P500 0.077%
楽天・先進国株式(除く日本) 0.088%

出典:楽天証券websiteよりたぱぞう作成 2024/2/20現在

 

SBI証券

商品名 信託報酬率

SBI・V・S&P500

(愛称:SBI・V・S&P500)

0.0938%程度

SBI・V・全米株式

(愛称:SBI・V・全米株式)

0.0938%程度

 

 独自取扱商品に関しては楽天証券取り扱いのものがあとから設定されています。そのため、報酬率の低さで競争力を持たせた格好になっています。

【楽天証券&SBI証券】オンライン証券会社2強を徹底比較、まとめ

 SBI証券楽天証券の2社に大きな違いはないと言っていいでしょう。実際、私も資産を半分ずつ分けて保有しています。

 

 楽天経済圏を利用している方であれば、楽天証券が使いやすい。

h.accesstrade.net

三井住友系のカードを使っているならばSBI証券が使いやすい。

h.accesstrade.net

ぐらいの違いでしょうか。

 

 また、手数料率や取扱い投信は常に競争が生じているため、明日には変わっているなんてこともあります。いずれにしても、サービスのイノベーションはこの2社から始まることも多く、今後の拡充も楽しみです。

 

 クレカポイントに関しては流動的で、今後も情報にキャッチアップしていきたいところです。サービス内容が近似する今、差別化するにはクレカポイントと系列運用会社の自社囲いこみ商品次第というところです。

 

 しかし、系列運用会社としては広く門戸開放をして運用額をより大きくしたいでしょう。このあたり、マーケ戦略としてどのように選択していくのか興味深いところです。

 

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