たぱぞうの米国株投資

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資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ

資産運用の種類を増やし、投資の選択肢を増やすということ

 資産運用もいろいろな種類がありますね。

 大きく分けて、ペーパーアセット系とハードアセット系があります。どちらが良いというわけではなく、それぞれの特徴を生かして資産運用をしていくと良いですね。

 

 もちろん、得意不得意があるので、どちらかのジャンルのみでも良いわけです。私はもともと株の人でしたが、今ではハードアセットも相応に取り組み、投資額としては半分ずつになっています。

 

 ペーパーしか知らなかったときは、不動産や太陽光はなにか特別な響きがありましたね。しかし、取り組んでみると、目線は大きく変わるわけではありません。逆に言うと、人生のフェーズを変えるような大きな収益があるわけではないですね。

 

 手間と時間がかかる、地味な投資です。ペーパーと共通するのは、スケールが大きくなると投資もより簡単になるということです。とにかく種銭を作って、雪だるまを大きくするということは、どれも変わらないのです。

 

 さて今日は、ペーパーアセットの多くに挑戦をしたので、投資の幅を広げたいということでご質問を紹介します。

資産運用の種類を増やし、自分の投資の引き出しを豊かにしたい

たぱぞう様

 はじめまして。

 私は、投資歴6年の民間企業に勤める29歳独身の男性会社員です。

 

 いつも本質的で示唆に富む内容を発信していただきありがとうございます。ブログや書籍など、ワクワクしながら拝読させて頂いております。特に「焚きつけの社会を生きるということ」に感銘を受けました。

 

 これまでは、実際に投資を行ったり色々な方のブログや書籍を読んだりする中で、独学で投資について学んできました。ただ、このあたりで一旦頭を整理して今後の方針を決定したいと考え、質問させて頂くことに至りました。

 

 そこで今回お聞きしたいのは、取るべき投資の選択肢です。


 以下に詳細は示しておりますが、基本的には支出を抑えて可処分所得を米国株にひたすら投資するという方針を取っています。運用成績には不満は無いのですが、他の選択肢を試していないため、これで良いのかという思いが頭をよぎります。


 借入れを利用した運用やハードアセットへの分散、株式投資型クラウドファンディングなど色々と興味はあるのですが、周りに経験者もおらず二の足を踏んでしまいます。その点について、ご助言いただけると幸甚です。

 

 以下にこれまでの投資経緯と現状を記します。

 

投資経緯

  • 共働き夫婦の次男として生まれ、その後社会人になるまで東京で育つ。
  • 6歳の時に母親と死別。
  • 18歳の時に父親と死別。同時に4000万の遺産(現金)を引き継ぐ。
  • 23歳の年から投資を開始。

 バランス型の投信に始まり、先進国株式インデックス、日本の個別株などを経由し、現在はeMAXIS Slim 米国株式をコア、米国の個別株をサテライトとして運用。

 

現状の収支

  • 年収:500万
  • 食費:2万(同居人と折半)
  • 水道光熱費:1万(同居人と折半)
  • 教育関係費:3万(読書・新聞・オンラインスクール(経済学))
  • 家賃:0円(実家住み築30年)
  • 車両:保有せず
  • 保険:加入せず
  • その他:1万

以上、月の支出は7万程度で残りは株式投資に回しています。


 収入については、会社員としての稼ぎのほかに、20~30年後には現在家族が所有し運営しているアパートを引き継ぐ可能性があります。この家賃収入は現状では年に600万程度です。

 

現状の運用

  • 現預金:100万
  • 投資信託:4500万 eMAXIS Slim 米国株式
  • 個別株:1500万 マイクロソフト、アマゾン、クラウドストライク、TSMC

 現在に至るまでの追い風を受けて、含み益は600万ほどです。  

 ご多忙のところ恐縮ですが何卒よろしくお願い申し上げます。

 これからもブログを楽しみにしています。

資産運用の種類を増やすことは、選択肢と経験を増やすことに

 結論から申し上げますと、「今の方向で、それでよい」ということになります。

 

 お若いのに、すでに投資歴6年、支出はミニマムですね。また、個別株投資にも取り組み、結果を出されている。およそ6000万円の資産を運用中。素晴らしいことです。


 このままいけば、40代では2,3億を運用することになっているかもしれませんね。いや、もっとかもしれません。いずれにしても、時代の追い風は必要ですが、大きな可能性を感じます。

資産運用の種類を増やすことは、選択肢と経験を増やすことに

資産運用の種類を増やすことは、選択肢と経験を増やすことに

 今後、さらに相続でインカムが発生する可能性があるということですね。そうなると、いずれ法人を作って、ハードアセットの規模拡大を企図してもよいでしょう。

 

 株式投資型クラファンは思いがあれば別ですが、特に関わらなくてよいでしょう。その事業モデルに自己犠牲を払ってでも応援をしたいなら別です。投資目線だと、だいたいにおいて厳しいです。逆に言うと、厳しいからクラファンをするのです。

 

 しかし、少額から取り組めますから、割り切って楽しんでいる方もいますね。そのような付き合い方ならば、思いもかけない効果があるかもしれません。未公開株へのアクセスは、かつてはもっと難しかったですからね。 

 

 ハードアセットの投資は、取り組もうと思えば取り組める属性です。しかし、若干もう少し年収を上げたいところです。選択肢が増えます。あと数年すれば30代になり、手元資金も厚くなり、より良い環境になると思います。

 

 ハードアセットはコロナ以後、物件価格が上がっています。現金組を除けば、ある意味で融資の内容勝負のようなところになっています。無理をする必要はないですね。

 

 ご家族が残された資産を守りつつ、自らの人生の選択肢を増やしていく。今後の10年はそのような過ごし方になってくるのでしょうね。そうして、自分がそうだったように、次世代が豊かに生きる原資として資産を引き継いでいく。

 

 そのような流れになるのでしょう。共に頑張りましょうね。

 

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