たぱぞうの米国株投資

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自宅の火災保険を選ぶ際に見る簡単なポイント

自宅の火災保険と地震保険

 自宅の火災保険はカバー範囲がさまざまですね。一見複雑ですが、内容を知っておけばシンプルです。ミニマムを押さえて、トッピングする。そのような仕組みです。

 

 早速質問をご紹介します。

火災保険料の値上がりが激しく、再検討しています

たぱぞう様

 初めまして。いつも楽しく記事を読ませて頂いております。火災保険について、ご相談させてください。

 

 現在、実家(母名義)に住んでいるのですが、母から、火災保険の契約について、相談を受けました。保険会社から、契約が満期を迎えるので、継続するかの確認の連絡が来たそうです。


 継続する場合は、これまで月々支払っていた保険料6,500円が、20,000円に変更になると言われたので、「高すぎるから」と断ったところ、8,000円で良いと言われたそうです。とりあえず、「家族に相談する」と言って、回答は保留にしたそうです。

 

 これまでは、住宅ローンの契約の関係で、保険会社の変更はできなかったそうです。(そんなことあるんですかね?)


 最近、住宅ローンを完済したので、保険会社を見直したいとのことでした。

 

 たぱぞう様のブログで、生命保険や学資保険、自転車保険についての記事が書かれていましたが、火災保険についての記事は見当たらなかったので、もし、宜しければ、保険選びの考え方や、補償内容で確認すべきポイントなどを記事にして頂けないでしょうか?

 

 ついでと言っては何ですが、地震保険についても、知っておいたほうが良いことがあれば、ご教示頂けると助かります。
(保険料と補償が見合わないので、入る必要はないと、聞いたことがあるのですが。。。)

 

 ちなみに、自宅は木造一戸建てで、都内東側になります。
(地域や家の大きさによっても変わるのでしょうか?)

 

 よろしくお願いします。

火災保険は種類が多いので、ミニマム付けるものを意識しておく

 火災保険は大事ですね。住宅ローン契約時に紹介されたと思いますが、実はほとんどの保険は乗り換え可能です。契約を確認してみるといいでしょう。

 

 ズバリ、火災保険に関しては、「火災・落雷・爆発・風災・雹災・雪災」これをベースにします。これをミニマムとすると、年間3万程度が目安になるでしょうか。

 

 エリアによって、水災や地震を加えるということになります。それぞれ解説します。

 

〇火災・落雷・破裂・爆発

火災による損害はもちろん、落雷や爆発による被害も補償されます。

 

〇風災・雹(ひょう)災・雪災

台風、竜巻、豪雪などによる建物や家財の損害が対象となります。

 

〇水濡れ

 給排水設備の事故や他人の戸室での事故による水濡れ被害が補償されます。家屋が古く、配管が不安な場合はマストになります。

 

〇盗難

建物や家財の盗難被害がカバーされます。高価なものが家になければ不要です。

 

〇水災

台風や豪雨による洪水、土砂崩れなどの水災害による損害が対象です。海や川のそば、土砂災害警戒区域などはマストです。つまり、エリアによります。

 

〇破損・汚損等

不測かつ突発的な事故による建物や家財の破損・汚損が補償されます。小さな事故の補償でコスパは良くありません。

 

次に、補償対象ですね。火災保険の補償対象は主に以下の2つです。

 

〇建物

住宅本体

システムキッチンなどの建物に備え付けられた設備

場合によっては門、塀、車庫なども含まれる

 

〇家財(効果でなければ基本不要)

家具

家電製品

衣服

貴金属(ただし、高額な貴金属の扱いは保険会社によって異なる)

 

 以上が火災保険です。火災保険関しては住宅ローンの条件となっていることが多く、殆どマストと言ってよいでしょう。

 

 ただし仰るように、地震は別になります。日本は地震が多いので、地震保険はリスクリターンで見合わないこともありますね。

 

 保険会社から見れば、地震がおきれば一撃多額の支払いが生じます。
 利用者から見れば、一部支払いのため損壊に見合った金額が払われない。

 

 そのような保険です。そのため、双方メリットが見えにくいとも言えます。

地震保険は高額になりがち

 平均的な保険料に関しては幅があります。

 

 エリアを度外視した一般的な100㎡、築10年以内、建物2,000万円前後の戸建て住宅の火災保険料は、先に示した通りミニマムで年間30,000円~60,000円程度程度でしょうか。水災を外すともう少し安くなります。

自宅の火災保険を選ぶ際に見る簡単なポイント

自宅の火災保険を選ぶ際に見る簡単なポイント

ただし、この金額は以下の要因によって大きく変動します。

 

建物の構造

地震保険の有無

保険期間

補償内容

建物の所在地

これらですね。

 

 地震保険は構造別の保険料は木造が高く、鉄筋鉄骨は抑えられます。

 とはいえ、建物次第とはいえ地震保険は年額換算で約25,000~45,000円ほどアップします。

 

 つまり、地震保険だけで火災保険と別の柱になるわけです。あとは大手損保会社かネット保険会社でも違います。ざっくりですが、後者のほうが1割ぐらい安いですね。

 

 私は、自宅は火災保険のみでした。建売の価格が抑えられた建物で、リスクが取れたからです。

 

 不動産賃貸事業、つまり収益物件は物件の金額も大きく、保険料は損金になるので地震もつけています。

 

 考え方次第ですが、ミニマムを押さえつつ、エリアを考慮し、結論を出されるといいですね。

 

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