たぱぞうの米国株投資

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保有不動産の価格を常に知り、利上げに備える

不動産価格は売る予定がなくても知っておきたい

 現在保有する物件の市場での価格は知っておいたほうがいいですね。

 

 売却を考えている人だけではありません。売る予定がなくても、今の物件価格を知ることは、将来の選択肢を増やす上でも重要になります。

 

 それは自宅でも収益物件でも変わりません。市況が良いので多くの物件で利益が出ることでしょう。エリアが厳しく、価格が上昇していなくても残債が減っているため、利益が出せる物件が少なくないはずです。

 

 私も今物件を売りに出していますが、5年前に7000万で建てた物件が9500万からスタートという状態です。残債も減っていますから、余裕をもって焦らず売却タイミングが図れます。

 

 また、売れなくても十分回っているため「売れても売れなくてもどちらでも良い」という状況です。株のような爆発的な利益ではありませんが、確実性が高い、まさに持って良し売って良しですね。

なぜ不動産価格を知るべきなのか?

 株式投資では経済指標や決算をもとに、適正な株価を自分なりに目線として持っていたり、ビジネスモデルから将来性を推しはかったりしますね。アナリスト評価を参考にすることもあるのでしょう。

 

 不動産も同じように、今の市場における価値を知ることが、最適な判断をするための第一歩になります。これは買うときも売るときもですね。目線がないと、ぶれた買い物になりますし、何より損します。

 

 特に、金利上昇局面では注意が必要です。今まで通りの右肩上がりにならない可能性がありますね。

 

 都内にマンションを持っているとしましょう。市場価格が上昇しているなら、売却を検討できます。金利が高いなら借り換えも選択肢に入りますね。市場価格が上がってきたために、担保価値も上がっていることでしょう。そのため借り換えをしやすく、月々返済額の改善を図ることも可能です。価格を知ることで投資の選択肢がいくつも持てるのです。

 

 とはいえ今後日銀がさらに利上げをすることが見込まれています。じりじりと不動産価格への影響が出てくるでしょう。

 

 市場が鈍くなってから保有物件の状況を知るのと、購入前から価格の動きを認識しているのでは取りうるアクションも異なってきます。持ち続ける、売却する、借り換えるといった選択肢の判断のためにも持っている物件の価格は認識しておきたいものですね。

金利上昇により不動産価格への影響を見込んでおく

 2009年のリーマンショック以後、日本の住宅ローン金利は非常に低水準で推移していました。しかし、2024年以降は政策金利の引き上げにより、住宅ローンの金利が17年ぶりに上昇してきました。

 

 例えば、変動金利で借りていた場合、今の月々の支払いが10万円だったとしても、金利が上昇すれば12万円、15万円と増えていくということですね。

 

 結果として、不動産市場全体の動きが鈍くなり、微妙なエリアは特に価格が下がる可能性があるということですね。貸出金利の上昇は、シンプルに不動産価格を押し下げる効果があります。

保有不動産の価格を常に知り、利上げに備える

保有不動産の価格を常に知り、利上げに備える

 とはいえ、金利上昇時にすべての物件にとって悪影響かというとそこまでの影響を受けない物件もあるでしょう。例えば、利便性が高いエリアやそのエリアのランドマークになるようなマンションなど、希少性の高い物件ですね。そのようないつでも買い手がつく物件は金利上昇局面においても堅調な価格状態を保てることもあるでしょう。

 

 また、家賃は景気変動や株価に比べると下方硬直性がありますから、手堅い家賃が得られるエリア、もしくは家賃に基づいた利回りを意識したいところです。

 

 今後物件を検討する中では、いかにマーケットが下がったとしても影響を受けにくいエリアと物件、といった目線で検討することは大事な視点になりますね。


 すでに不動産をお持ちの方には、自分の持っている不動産価値を知っておくことで潮目の変化を感じることができます。

 物件価格は以前は不動産仲介を依頼し、業者に値付けをしてもらって知るのが一般的でした。業者にお願いするので、売る気が無いのにしょっちゅう確認するのは気が引けますね。


 ところが今は、簡易的にアプリで知ることができます。そのため、常に自分の物件の価格を把握することができるようになりました。

 

 INVASE Proというアプリであれば都内にある自宅や投資用マンションの資産評価を素早く行ってくれます。売却だけでなく、これから買いたい物件に対しても該当物件があれば、チェックできます。

今売らなくても価格を知ることで見えてくる対策がある

 喫緊で売る予定がなくても、価格を知ることで今後の対策に大いに役立てることができるということですね。2025年以降、金利上昇の影響による不動産市場の変動が見込まれます。変化に備えるためにも、現在の市場価値を知り、今後の選択肢を増やしておきたいところです。

 

 売却を検討するなら価格の推移とローンがあれば残債、残高の差分を知っておくことは重要になってくるでしょう。返済予定表とのにらめっこは、利益が出ている物件を持っている場合は楽しいものですね。利益が出ていなくても、残債を減らして出口を探るのは投資の切り替えのタイミングを計るのに大事なことです。

 

 まずは、持っている不動産の資産価値と残債を把握すること。潮目の変化を捉えて適切な行動を採用したいですね。

 

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実は太陽光も売却マーケットが充実、容易に売却価格を知ることができるようになりました。エリアによっては非常に高値で売買されています。大きな償却が訴求ポイントになっています。

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