たぱぞうの米国株投資

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キャッシュポジションと投資の関係、キャッシュも大事な資産の1つ

キャッシュポジションと投資の関係

 キャッシュポジションは投資効率を下げるように見えることから、躊躇する人も多いですね。しかし、資産全体の増減をマイルドにする、流動性に富んだ資産であることに疑いはありません。

 

 通貨は減価するのが宿命ではありますが、全く無視もできないアセットということになります。

 

 さて今日は、投資とキャッシュポジションに関してのご質問を紹介します。

キャッシュポジションをどのように縮小していくか考えています

 ブログを毎朝楽しみに拝読させていただいております。

 

 書店でたぱぞう様の著書に出会い、食い入るように読み、見よう見まねで投資を始めました。

 

 事情により不動産を買ったり、売ったりせざるを得ず、結果的に手元に1億7千万円のキャッシュとなりました。


 不動産の一部が親との共有名義だった為、その内6500万円が親の持分割合によるキャッシュとなりますが、今後共有で購入予定のマイホームの為に私が預かっている形となっています。


 マイホームの購入は家族状況や不動産の価格を見て2、3年後を予定していますが、どうなるかわかりません。

 

(資産内訳)
私預かりの親の分→・1500万円は孫(私の子)への教育資金贈与手続き済み
         ・5000万円 私の銀行口座 普通預金

私の分  →・650万円 米ドル建て介護保険付き生命保険(受取人は子)
      ・3000万円 投資
      ・6850万円 私の銀行口座 普通預金


(投資内容)
NISA 3年目 360万(eMAXIS Slim米国株式S&P500、楽天VTIなど)

Jr.NISA 2年目 160万円(eMAXIS Slim米国株式S&P500、楽天VTI)

iDeCo  毎月68,000円 現在90万位 (楽天VTI)

S&P500  1655  600万

ナスダック100 2631と2568  700万

米国ETF(VTI、VOO、VYM、VGT、JEPI、SMH、VHTなど)1000万位

楽天レバナスとiFreeレバナス 35万 

(ざっくり今後の投資予定)

毎年1000万、毎月80万ずつ投資。

 

 ご質問ですが、この2年間幾度となく税理士や銀行のFP、不動産業者の方々にもご相談させていただきながら自分で考えここまでなんとかやってきましたが、この先をどうしたら良いかわからなくなりました。

 

 投資金額が数千万ともなると一般的に言われているような債券や金をポートフォリオに組み入れた方が良いのでしょうか?

 

 タイミングよく銀行から複数日本企業の社債が組み入れられた投資信託を薦められました。

 

 また、マイホームをいつ買えるかわからない状況で、1億ほどの現金をこのまま銀行の普通預金に預けたままで良いのでしょうか?利息も500円にも満たない金額なのを見て、がっかりします。

 

 お忙しい中、私事のご質問をさせていただき申し訳ございません。お時間のある時で結構ですので、少しでもヒントをいただけると助かります。


どうぞよろしくお願い致します。

キャッシュポジションも大事なポジション

 キャッシュが潤沢で、なおかつ投資を勉強中ということですね。不動産業者、各金融機関、まさに上顧客でどうにかこうにか契約したいというところでしょう。しかし、向こうからやってくる商品の殆どは高信託報酬、高手数料と思われます。

 

 よって、今の路線のインデックス積み立て、積立NISAの路線で規模を拡大したものを続けていけばよいでしょう。奇をてらう必要はありません。

 

 また、3000万円で債券を組み込む必要もありません。理由は、キャッシュが潤沢で、資産全体の値動きはかなり抑えられているからです。

 

 1億の現金は手元に置いておいても良いですし、投資をしてもよいでしょう。融資前提ならば投資も眼中に入ります。しかし、キャッシュ一撃ならば手元に置いておくべきです。住宅など使途の明確な資金には手を出さないという原理原則があります。

キャッシュも大事な投資の1つ

キャッシュも大事な投資の1つ

 ただ、1億という規模になるとそれを元手に融資ということが可能です。そうなると投資効率的に明らかに借りたほうが良いのですね。ただし、それなりにリスクも当然あります。

 

 フェーズとしては攻めるフェーズではなく、守るフェーズです。今ある潤沢な資金を守ることで、安心安全な暮らしは担保されるのですね。その上で、無理をしない運用を指向されるとよいでしょう。繰り返しますが、自宅購入という使途が明確なお金だからですね。

 

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