資産増は給与の多い少ないをどうでもよく感じさせる
年収で100万円違うとしましょう。この金額は大きいでしょうか。それとも小さいでしょうか。年収300万の世界であれば大きく感じることでしょう。一方で、年収2000万の世界であれば小さく感じることでしょう。
率で体感が変わるからです。同様に、資産の増減でもそれを感じることができます。例えば、1億、2億と資産を持っているとどうでしょうか。100万円は小さくはないですが、貯金ゼロの頃よりは感じ方が変わるはずです。
給与の増減が気になり始めるころ、それは十分と感じる資産を築き始めているころかもしれません。今日は、いくらまで資産を増やせば給与の差は誤差になるのか、ということでご質問を頂戴しています。
資産増で給与の差は誤差になるというのはどの地点か
以前にXでの御発言で、「いずれ資産増で給与の差は誤差になる。」とおっしゃっておられました。目標額にしたいので「誤差になる目安となる」資産額を教えていただけないでしょうか?
過去の発言内容から考察するに米国株インデックスで資産額1億円あたりでしょうか?可能であれば、すべての回視聴済のVoicyでの回答を希望いたします。お気に入りであったVoicyの更新がなく残念に思っています。
音声配信サービスは動画や活字とユーザー層に明確な違いがあるため、ファン層拡大のため低頻度でも更新いただけると嬉しいです。いつか語る会への参加を目標に頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
お金から時間に価値を置いた暮らしにどこでシフトするか
Voicy、ありがとうございます。徐々にお仕事を減らしておりまして、取捨選択の中でひとまず現時点では取り組まないこととなりました。ただ、ありがたいことに案外継続希望を頂くので、休止としています。
昨今では顔の見える関係、直接やり取りできる関係に時間を振り切っております。そのため、いろいろと露出が減っているのは事実ですね。
さて、ご質問の内容ですが、元の給与と個人の感覚に左右されますが、私は1億と思っています。
単月で年の所得を超えるような振れ幅があり得るからです。しかし、これも本業の収入によりますね。あくまで一人称での定義になります。
都内など都市部での生活を続けると勤続年数も長くならざるを得ず、地方都市だと住宅関係の支出がガラリと変わります。また、野菜など地のものも安いですね。
どのように資本主義社会を定義し、生き方をアジャストしていくのか、ここに今をより良く生き抜くヒントがあるように思います。
実はこれは私が学生時代からぼんやりと描いていた絵で、当たらずも遠からずだったと確信しています。20代、30代で年収数千万のエリサーならばともかく、1000万に満たないようなふつうの人の最適な生き方は何か、ということです。
そのころに感じていたことは、
〇都心に住まない
〇都心で仕事をしない
〇共働きを前提とする
この3つです。二つ目は特に難しいかもしれません。産業が限られるからです。
タワマンの高騰などはやや意外感がありましたが、職住近接の郊外住まいは結果的に自分には合っていました。通勤時間が取られず、手段も徒歩か自転車で体にもよく、資産形成が非常にスムーズに可能だったからです。
同時に稼ぐ、働くという軸からどのタイミングで関わり、外れるか。これは永遠の課題のように感じています。私の父もそうですが、仕事が性に合う人は75歳のリミットまで働いています。自営ならばそれこそ体が動く限りです。
おそらく、私もお金に関わることに関しては体が動く限り続けるのでしょう。
とはいえ、年齢を重ねるにつれて、価値あるものが変わります。若い時は元気と時間はたくさんあります。しかし、お金がありません。適切な資産運用をしていれば、ある程度の年になるとお金は満たされます。しかし、時間は減る一方です。
どこかでお金から時間に価値を置いた暮らしをするようになるということです。
いずれにしても、十分な資産というのは人それぞれ、給与の差が誤差に感じるのも人それぞれです。
資産運用をしていることの最大のメリットは、幕引きを自分で決められるところです。家族ひとりあたり5000万円というのが1つのFIREの目安と考えます。しかし、子どもが独立すれば、その額は減っていきますね。
早いうちの結婚出産がFIREに有利なのはそういうことです。1人暮らしやDINKSであればFIREはもっと早いですね。 ちなみにFIREに必要な額はXなどでは数億と言われることがありますが、都心部を除いて現実的ではありません。理由は、生涯でそんなに稼ぐ人は地方ではわずかだからです。
やや話が散漫になりましたが、ご参考になれば幸いです。
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