大相場を終え、休むも相場を意識して良い時期になっている
コロナでの大相場を終え、今は休むも相場という相場格言を意識してよい時期になっていますね。「休むも相場」とは、相場を離れ冷静にマーケットを見つめる、マーケットと距離を置くことでさらにリターンを狙えることがあるという相場格言です。
今は世界的な株高を終えたところですね。
お祭り発動\(^o^)/
— たぱぞう🐘@米国株ブロガー (@tapazou29) March 9, 2020
2020年3月はこの時つぶやいた通り、たしかにお祭り発動だったのです。果たして、このチャンスを生かし、人生のおける資産フェーズを変えることができたでしょうか。世間はしばしば間違えるのです。人と同じことをしていては得るものは限られます。
人と違う何かを育てる、そういう個性が必要な時代を迎えています。自分の判断、決断を尊重して一歩を踏み出さないと何ものも得られない、そういう時代だということですね。そういう意味では、みんなが株を買っている今、自分がどのようなポジションを持つかというのは再び大事な命題だということです。
さて、今日は資産形成スピードを加速させたいという方からのご質問を紹介します。
資産形成スピードを加速させるため、新たな投資チャレンジをしたい
たぱぞうさん、初めまして。4年ほどブログを拝見しています。いろいろ勉強になり、ありがとうございます。
投資でリターンを得るスピードを速めるためのアドバイスをいただけないでしょうか。現在の家計・資産情報は以下となります。
●フロー
- 共働きで会社勤務
- 私 38歳 年収1,000万
- 妻 40歳 年収350万
- 配当 年間50万
- 子供二人(5歳、6歳)
●ストック部分(金融資産) → 合計4,000万
- 現金 1,400万
- S&P投信 370万
- 債券 80万
- 日本株 350万
- 米ETF 550万
- 米株 1,050万
- BTC 200万
上記以外妻と私のIDECOもあるが、一旦無視
●ストック(固定資産) → 4,000万(上がっているようだが、一旦購入価格で評価)
自宅ローン返済終了
●相談内容
1.ストック部分現金の使い道とフローの貯金部分の使い道
① 現金比率を30%以上に引き上げています。しかしインフレリスクもふまえ、現金比率をすこし20%に下げようとしているが、投資先を迷っています。
② フロー部分で投資に使えるのは年間450万円です。すでに子供二人のジュニアNISA、夫婦の積立と普通NISAで年間320万円は計画済です。残り130万円の投資先は迷っています。
ここはやはり無理に投資先を探さずにおとなしくS&Pをこのペースで買っていったほうがいいでしょうか。ますます上がっている市場を見ると、余り気味の現金が大変気になり、アドバイスをいただけますでしょうか。
2.負債を生かせる投資先
ローンがないため、漠然と不動産投資をこれからやりたいが、首都圏ではなかなかいい物件が出ていなく、値段も高騰しています。ここで何かローンを生かせそうな投資先があれば教えていただきたいと思います。
もしくは下手に動かず、余った現金と貯蓄を単純に12ヶ月で割り、機械的にVIG,IVV,VOO,SPY,SPYD等に投入したほうがいいでしょうか。よろしくお願いします
常に相場にはり続ける必要はなく、休むも相場を心得る
30代後半で住宅ローンを完済しているのは強みになりますね。また、お子さんが小さいですから、しばらくは投資スピードを上げられそうです。
一方でおっしゃる通り、不動産はよく上がっていますね。ドカンと入れたいところですが、そういう場面でもありません。
米国株は大きな調整を待っていると、この10年なかなか買うことができませんでした。したがって、おっしゃる通りコツコツ買っていくのがこれからも王道となるでしょう。
S&P500は今年は調整していますが、この10年で年率10%以上ものリターンを示しています。これは、ペーパーアセットとしては他を圧するリターンです。
冒頭申し上げた通り、「休むも相場」という言葉があります。無理せず、ポジションを改めて見直すなど、来るべき時に向けてアセットを入れ替えても良いかもしれませんね。
あえて行っている個別株投資、日本株投資は指数以上にリターンを示しているのかということですね。そうでないならば、指数で十分だったということになります。
コロナショックは今思えば大チャンスでした。だいたいにして、30%以上のドローダウンは米国市場にとっては実は8,9年に1回あるかないかの出来事なのですね。今年の調整で25%です。このうねりをどう考えるかです。
コロナのような短期での大きな調整はめったにないにしても、10%程度であればこれからもしばしばあるのでしょう。もっとも、これは統計の話です。
また、ご属性が良いですから、不動産チャレンジというのはもちろんありです。とはいえ、物件は本当に難しくなりました。しかし、これも永遠ではないでしょう。こちらもじっくり知識と資金を磨いておくことが肝要と思います。
頭金と賃貸経営の実績がないと、新規参入さえも難しい業界になっているからですね。
いずれにしても、「休むも相場」という言葉通り、来るチャンスに向けて準備をしておけばよいですね。
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