たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

リボ払いからの復活を期して、投資を始めるということ

リボ払いからの復活を期して、投資を始めるということ

 クレジットカードのリボ払いはやめたほうがいいですね。そこまでして購入する商品は本来ないはずです。また、金利負担が大きく、そのような消費行動が定着するとよろしくありません。

 

 一生、モノを買うために働き、誰かと何かに使われ続けることになります。いかに私たちの収入を、将来生活を豊かにしてくれる金融商品に置き換えていくか。資産運用とは、日々のコツコツとした営みの積み重ねです。

 

 さて、今回はリボ払い、借金生活からの脱却を目指して、ということでご相談を頂戴しています。

リボ払いの借金から始まり、なかなかお金が貯まりません

たぱぞうさん

はじめまして、こんにちは。

 

 いつもブログや本で勉強させて頂いております。いつも本当にありがとうございます!今日はどうしても質問させて頂きたいことがあり、メールさせて頂きました。

 

 【今の私の状況で、米国株ETF投資をNISAを使って取り組むことは、『健全ではないのか?』というご相談です】

 

 本来は、こういったご相談をするのは(生き方や価値観の問題であるので)適切ではないのかもしれないのですが、周りに誰も相談できる人がいないことと、お金を守る増やすことに完全に苦手意識をもってしまっているので、自分の考え方にどうしても自信がもてず、客観的な意見を頂けたらと藁にも縋る思いでメールしております。

 

 答えられませんということでしたら、もちろんそれでも構いません。


 以下、ご一読頂ければ幸いですm(__)m

 

▼上記の質問にいたった詳細▼

  • 現在、39才独身、地方在住の女性(実家暮らし)。
  • 数年前に東京で1人暮らしをしていた時に、あまりにも無知でリボ地獄にはまってしまい、友人の言葉で目が覚める。
  • リボの借金(約200万円)を返すために実家に戻る。
  • 自治体やクレジット協会がやっている無料相談で、行政書士さんや弁護士さんに「任意整理するか自己破産するか相談」。
  • 結果、どちらもせず、地道に返済することを選ぶ。
  • 両親を泣かせました。父が少しでも利息を安くと実家(おそらく家や土地?)を担保に農協から同じ金額を借りてくれ(事後報告でした)、父に返済することに。
  • 父に念書を書き、返済生活スタート。
  • 実家を担保にしている手前、犯罪と風俗以外はなんでもすると決意し、途中心身を壊しながらも、バイトを常時2~4つ掛け持ちのパワープレイで、約2年で(利息分も含め)父に完済。
  • 完済後は、燃え尽き症候群みたいになり、ストレスの多いバイトを徐々に減らすようになり、現在の収入は4~5万円ほど。
  • 株式に関する文章は、今だにどんなにわかりやすい文章だとしても、何度読んでも頭に入ってこず苦戦の日々。
  • 借金を完済後は、人間いつ死ぬかわからないから今を大切にしたいし、今この瞬間を生ききることで精一杯という感じになり、将来に備えるというキーワードが自分の中で響かなくなる。
  • NISAで将来に備える投資よりも、1円でも不労所得を体験し経験を積みたいという(安易な思いで)SBI証券にてNISA口座を開設。
  • ハイブリッド預金を預けたところまではいったものの、現在の経済状況ではせいぜい1~2株買える程度。
  • 稼ぐ力を鍛えているものの、まだ結果が出ない日々。
  • そんな状況でNISAをスタートするのは、安易な気持ちでウィンドウズから(必要のない)高額なマックに乗り換えるようなものなのではないか?と悶々としております。
  • 現在、100万円を目標に貯金しているのですが、今度パソコンを買わなければならなくなりそうで、貯金100万円すらも道半ばです。
  • お恥ずかしいのですが、ハイブリッド預金は11万1円、現金では61万8413円までようやく貯めることができました。
  • 長期入院していた父が退院し、自宅介護が始まる予定。
  • 母は今月でパートを退職。
  • 妹と弟は、結婚して所帯(2人とも子供もいます)を持ち、別に住んでいます。
  • 私は現在独身ですが、独身主義なわけではなく、将来的にパートナーや子供は欲しいという願望がございます。
  • NISAをスタートすると、無理なリスクを取りそうな自分がいて、正直怖いです。
  • 実はお金を完済した直後、給料のほどんどを寄付しまくって結局貯金全然ない状態が続いていました(反動でそれまでしたかった寄付をしまくってしまったのです)。
  • 一向に貯まらない通帳を見て、「またやってしまった」となりました。
  • 今はとにかく実家で慎ましく暮らしていますが、本当は(コロナがあけたら)行きたいときに行きたい場所にフラッと行けるような経済力をつけたいですし、とにかく親に恩返ししたいです!
  • 正直、もうリボ払いは2度としない自信はありますが、その他のお金のことはまだまだトライアンドエラーの状態です。

 

 詳細は以上です。長い文章をお読み頂きまして、本当にありがとうございますm(__)m

 

 まずNISAで投資を始めたほうがよいのか、ご享受(冷静で客観的なご意見を)頂ければ幸いです。

 

 もちろん、最後は自分の判断で決めるという認識のもと、メールさせて頂いております。

 

 そして、たぱぞうさんに「NISAでどれくらいのリスクをとるのか等、最後はどう生きたいか価値観の問題だから、アドバイスのしようがありません」と言われることも覚悟しております。

 

 何卒、宜しくお願い申し上げます。

リボ払いからの決別が期待できる、iDeCoとNISA

 今の社会は、消費の誘惑が多いです。そこから距離を置くために、iDeCoやNISAで収入から天引きしてしまうのは手です。本来の投資とはまた違った目的ですが良いことです。

 

 生活の中で資金使途を縛るようなイベントになるからです。NISAとiDeCoの両方、絶対に取り崩さないという覚悟で取り組むと良いです。

 

 そもそも、カードは持たなくてもよいかもですよ。リボ&消費の誘惑がつきまといます。余談ですが、私はカードは30歳までは保有しませんでした。

リボ払いからの復活を期して、投資を始める

リボ払いからの復活を期して、投資を始める

 若いころにカードを持たなかったのは、消費よりも資産運用に興味があったからです。余分なものを持たない、買わないという意思の表れです。そうした1つひとつの行動が今につながっています。

 

 ポイントを有効に使えるようになった、つまり資産規模が増えた今は積極的に使っています。しかし、借金してまで使うことはありません。借金するのはハードアセットを買って、他人資本で投資を効率化する時のみです。

 

 今この瞬間は、未来に間違いなくつながっているのです。行動の積み重ねは大事です。目の前の生活は変わらなくても、将来は確実に変わるのです。

 

 サッカーで例えると、3mのパスではミスは対して大きくありませんが、30mのパスではm単位の大きなズレになります。とにかく、3mの正確なパスをし続けること、いきなり30mのパスを狙わないことです。3mのパスが覚束ないのに、30mのパスをいきなり正確に出せる人はほとんどいません。

 

 一度に大きく儲けようとせず、とにかくコツコツです。ご年齢からすると、老後への準備へ向けての時間は実は長くありません。無理せず、成長した姿を行動で示すのが何よりの親孝行になると確信します。共に頑張りましょうね。

 

関連記事です。

住宅ローンの特徴を踏まえたお話です。

www.americakabu.com

www.americakabu.com

www.americakabu.com