たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

夫婦のどちらかに借金がある場合の家計の考え方

夫婦の家計の基本は別会計がベストだが

 夫婦の家計は、いろいろなやり方があります。人によっては妻が会計を握り、夫にはお小遣い制を導入しています。

 

 あるいは、夫婦でお互いに生活費のジャンルを決めて、共同で出し合っています。家賃は夫、食費は妻、このような形です。

 

 はたまた、クレジットカードで生活費を全部払い、払わないほうに一定額の生活費を入れてもらっているケースがあります。夫名義のクレジットカードと家族カードで全決済をして、妻が家に一定額を入れる、このような管理です。

 

 大事なのはお互いに納得しているかどうかで、こういった1つひとつのすり合わせが夫婦の共同作業となるわけですね。個人的には、必要な支出を出し合った後は、お互いに関知しないのが良いと思いますが、どうでしょうか。

 

 さて、今日は会社経営のご主人と年の差婚をされた奥様から、お問い合わせを頂戴しています。

夫の会社の借金が結婚後に分かってしまったが、投資はしたい。

たぱぞう様

 はじめまして。投資に興味を持っていたものの、一歩踏み出すことができなかったのですが、たぱぞう様のTwitter &ブログに出会い、手始めに今年から積立NISAにて楽天VTIを購入しはじめました。

 

 当方43歳、主人は55歳で昨年結婚し、0歳児を抱えております。私は独身時代の預金が2000万ほどあり、idecoと、今年から積立NISAを始めました。

 

 一方主人は、小さな会社を経営してますが、借金だらけで倒産寸前で、お恥ずかしい話、貯金は0です。(結婚してからこの事実を知りました)


 今年からお給料も、自分の貸付金から取り崩して見かけ上の経費と借入金を少なくしようと試みているほどです。そのため、idecoは節税のメリットがないのでやらないこととしました。


 そんな中、結婚後、1ヶ月に12万ほど貯蓄に回しています。自分の預金額は主人には秘密ですが、その預金で、娘のジュニアNISAのS&P 500の投資信託を4年間積み立てようと考えています。

 

 今後仕事を再開しようかと考えているので、特別口座ではVTIかVOOを購入しようかと思います。(以前の仕事とは別の仕事のため入金力は落ちます)

 

 しかしながら、困ったのは主人のこと。月の12万をどう使えばよいのか…?預金が全くなく、年齢も高いことから、無理に投資するよりは、貯金しておいたほうが良いでしょうか。


 積立NISAの枠があるので、なんだか少し勿体ないように感じています。

 

まとめますと

  1. 私の預金の投資先は、積立NISA→ジュニアNISA→VTI or VOOの優先順位で良いでしょうか。私の年齢でも投資は遅くないでしょうか。
  2. 55歳 預金0 会社経営不振の主人の月の12万の使い道はどう考えますか

 と二点についてアドバイスいただきたいと思っております。

 

 もっと早くたぱぞう様に出会っていたら…!と悔やまれますが、一日でも早く一歩踏み出すことが大切だと思っています。


 よろしくお願いいたします。

借金があるならなおさら、夫婦の家計を分けておいたほうがいい

 結婚後に「実は・・・」といわれるケースは時々聞きますね。プラスの情報ならば結婚前に言えますが、マイナスの情報だと躊躇する例が多いようです。

  • 実は借金がある
  • 実は子どもがいて養育費を払っている
  • 実は持病があり、薬を飲んでいる
  • 実は親族に・・・

 いろいろあります。結婚というのはある意味では運命共同体、同舟共済とも言うべき関係ですね。本当は結婚前に相手に伝え、総合的に結婚を判断してもらうのが誠実です。しかし、なかなか難しいことですね。

 

 一方で「あたたかな嘘と冷たい真実」という言葉があります。夫婦であろうと、言わなくていいことは言わなくてよい、伝えないでおいておいたほうがいい、そういうこともあるかもしれませんね。

 

 例えば、相手の欠点をズバズバ伝えるのは冷たい真実ですね。針小棒大、ちょっとした良いところを見つけ、伝え続けるというのが夫婦関係の基本です。褒める認めるというのは、相手への期待を伝えることであり、たとえそれが100%真実でなくともよいのです。こうなってほしいというところを伝え続けるのが「褒める」ということなのですね。

 

 さて、話がずれました。この場合の自分の貯金は、私ならば相方には伝えません。もし本当に生活が立ち行かなくなったときに、家族を救ってくれる可能性があります。あるものをあえて言わない。これはあたたかな嘘です。会社の経営状態が良くないならば、なおさら言わないほうがいいでしょう。

 

 そう考えると、ご主人のつみたてNISA枠は活用しなくてよいでしょう。名義がご主人名義になるのも慎重に考えたいところです。一方で、ジュニアNISAは廃止になり、使い勝手が良くなる可能性があります。

 

 ジュニア NISA は、2023 年末の現行法上の期限をもって新規口座開設を終了し、2024
年からは既存口座の払い出し制限を解除するとしているからです。ただ、確定事項ではないのでよく確認の上、判断されてください。

 

 それらを踏まえると、つみたてNISAとジュニアNISA枠で12万を埋めつつ、余ったら普通に円建てでS&P500の積み立てが良いでしょう。VTI、VOOは外国税額控除の原資になる所得がない状態ですので、投信や国内ETF【1655】【2558】などの円建て商品のほうにメリットがあります。

 

 ちなみに、法人経営が苦しいときに個人からの借入金を戻して、役員報酬を抑える方法自体は的確です。個人の所得税および社保に影響するからです。銀行融資は引きにくくなる可能性がありますが、赤字法人ならばもともと融資が出にくいですからね。

 

 また、昨年比の売り上げによりますが、持続化給付金、持続化補助金、セーフティ4号、制度融資等々、さまざまな政策が用意されています。地元の商工会などに相談しつつあたってみるとよいですよ。今は、特別な時期ですから、補助金や融資について調べると思いかけない効果が得られる可能性があります。

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 いずれにしても、法人持ちは法人持ちなりの資産運用術がありますから、その器を上手に活用したいところですね。今をしのぎ、経営が上向くとよいですね。

 

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