たぱぞうの米国株投資

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投資に必要な能力はズバリ言って1つ。自分で考える力。

投資家に必要な能力とは何か

 投資に必要な能力とは何でしょうか。 

 

 私はもともとは投資は趣味としてやっていました。そして多くの失敗をしました。ただ、基本が手堅いので大きな失敗はしませんでした。その代わり、大きく勝つこともありませんでした。

 

 しかし、負けないこと、退場しないことというのは大事で、結果的に経済的自由を得て独立するに至っています。コロナショックを経て過去最高の資産になったというのは、やはりそれ相応の下手なりに生き残ってきた何かがあるのでしょう。

  

 そんな私ですが、最近思うことがあります。それは「投資に必要な力とはなにか」ということです。2010年代以降はわりとコンスタントに投資で勝てているのですが、それは相場環境が良かったことと、もう1つあります。

 

 それは、自分の投資の軸ができたというのが大きいです。人間だれしも得意不得意があります。私の場合はそれをつかむのに非常に時間がかかりました。かつてはネットの情報も限られていましたし、良質の情報に巡り合うのも大変でした。

 

 今の境地にたどり着くのに15年ぐらいかかったのではないでしょうか。大きく資産を減らすことはあまりなかったものの、決して順調とはいえない投資歴でしたね。

 

 しかし、今はさまざまな情報がネットから取れますから、比較的効率よく自分なりのクリティカルパスを見つけることができるように思います。

最初の10年は必要な能力も何も意識せず、やみくもに投資に取り組んだ

私の遠回り投資をいくつか紹介してみます。

  • デイトレード
  • 信用売買
  • 社債投資
  • 日本株投資

 こういったことがあります。デイトレードは2000年代初頭から半ばにかけて流行りまして、これが投資だ!というような風潮がありました。多くのカリスマを生みましたが、ライブドアショック、リーマンショックを経て本物以外は霧散しました。

 

 あのブームは何だったのでしょうね。あれで資産を築いた人もいますが、1000人に1人もいないように思います。しかし当時は新聞・雑誌を大いににぎわせました。情報というのがいかにいい加減で刹那なものであるかが分かります。

 

 信用売買もやってみましたが、見通しが当たっても逆日歩が発生して思い通りにいかないなどの困難がありましたね。また、安定を求めて社債投資をしたこともありました。また、うねり取りをねらった日本株投資をしたこともありました。

 

 つまりは、人の影響を受けてばかりで、一貫性が無かったのです。これが私の2000年代の投資、投機です。

 

 投資情報は今でもさまざま入ります。この良し悪しを見極めるのは単純で、自分の考えに合っているかどうかというところです。私の場合は長期投資を念頭に置いていますから、短期のうねり取りを目指すような情報はあまり意味がないことになります。

 

 例えば、「テンバガー注目銘柄10選」など特集が組まれることがありますが、こういうしょっちゅうコロコロ変わるようなのは私にとってはダメだということです。そういう特集を組まざるを得ないのには理由があります。毎回同じようなことを書いていると飽きられるからです。

 

  • S&P500を買って20年寝かせておく。

 

 こんなのは記事にはならないのですね。デイトレードが人気を博したのは、情報の更新性という意味において優れており、メディアの販売戦略とも親和性が高かったから、と言えます。

 

 ちなみにブログというのは何の制約もありませんから、比較的誠実で誰でも再現可能な、そういう投資術が多く紹介されているように思います。幾多の投資術の中から自分でもできそうなものを選ぶということが基本になります。 

投資に必要な能力を考える

投資に必要な能力を考える

 そしてその投資術を踏まえたうえで、自分なりにポートフォリオを構築してみる。そうやって自分で考えて、深めていくというのが大事ですね。初期段階の人まねは大事ですが、いつまでも飛び乗る、飛び降りるだけでは経験の蓄積にならないということです。

 

 米国株で資産を作った後はハードアセットにも挑戦しました。

  • 民泊
  • 太陽光
  • 不動産

 これらはペーパーアセットと同じ部分と違う部分があります。いずれにしても友人に聞いたり、自分で調べたり、最終的には自分で考えて決断してきましたね。

投資に必要な力はズバリ言って「自ら考える力」

 結論から言えば、合う投資と合わない投資がありました。例えば、書いた通りデイトレはダメでしたね。

 

 私の場合は社会科学全般が好きなこともあり、株だけではなくて社会的な事象全体を考えた投資、ゆっくり時間をかけた投資が肌にあっていたのですね。定性的な銘柄分析などは好みの切り口になります。

 

 その結論がペーパーアセットでいうならば米国株投資ということでした。米国の発展性には豊富なエビデンスがあるからです。非常に遠回りをしました。つまり、自分なりに考え、納得した投資方法を見つけ出すこと。これが投資において一番大切だったということです。

 

 誰かがやっているからやる、儲かりそうだからやる。こういう投資は相場環境が悪くなると軸がありませんからすぐにぶれます。これはよろしくないということですね。もちろん、頑固で融通がきかないというのとは別です。

 

 例えば米国株投資ブログをしているから、米国株投資をし続けるかというと、私はそういうことはありません。前提条件が変われば、違う投資をします。

 

 最適解はあっても、絶対解はありません。

 

 そうするなかで、自分がやりたい投資、腹落ちする投資というのが見つけ出せるように思いますがどうでしょうか。私は先に述べたように失敗が多く、センスも無いのですが、そんな私でも退場せずにやれているというのが皆さんの自信につながる気がします。

 

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