たぱぞうの米国株投資

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iDeCoとつみたてNISAはどちらを優先したほうが良いのか

iDeCoとつみたてNISAはどちらを優先したほうが良いのか

 厚労省が制度を整えたiDeCoと金融庁が整えたNISAは似ています。しかし、厚労省ならではの設計思想、金融庁ならではの設計思想がそれぞれありますね。基本的には所得控除と退職控除の恩恵が大きい人はiDeCoが優先になるでしょう。

 

 しかし、一方で退職金が大きい場合や、60歳以前に取り崩しを想定する場合にはiDeCoは要検討となります。そういう人はつみたてNISAから埋めていますね。

 

 こういったケースバイケースの傾向が、投資初心者さんを迷わせるのは事実ですね。しかし、ざっくり考えればよいのですね。いずれにしてもそんなに大きな金額の差異になりませんから、考えすぎるのは良くありません。

 

 制度的にはiDeCoのほうが職場提出の書類がある分、やや複雑ですね。つみたてNISAは証券口座を開き、手続きをするだけでできますから簡単です。とにかくつみたてNISAから始めてみて、様子をつかむというのもありでしょう。

 

 資料だけ取り寄せて面倒になってそのまま、という話も聞きます。もったいない話ですね。いずれにしても、最初の積み立て設定をしてしまえば、あとは全自動で積み立てが数十年継続されます。

 

 さて、今日はiDeCoとつみたてNISAのどちらを優先するか迷う、ということでご質問を頂戴しています。

iDeCoとつみたてNISAのどちらの積み立てを優先するべきか

 いつも楽しく拝見させていただいております。非常に分かりやすい内容で、私のような投資初心者にとっては貴重な教材です。

 

 私は、3年程前から毎月3万円積立投資をしています。給料の急激な増加は望めず、また今後住宅購入も予定しているため、定年まで投資額はずっと「毎月3万円」の少額となると見込んでいます。

iDeCoとつみたてNISAはどちらを優先したほうがいいのか

iDeCoとつみたてNISAはどちらを優先したほうがいいのか

そんな状況で2点ご相談があります。idecoの投資額と、積立商品の切替についてです。

  • 私(33歳公務員)年収450万円
  • 妻(36歳会社員→数年後に退職予定)
  • 子供2歳

私の保有商品(すべて楽天証券)

○ideco

  • 楽天全世界9万円(ホールド状態)
  • 楽天全米35万円(毎月1.2万円積立中)

○つみたてNISA

  • イーマクシススリム先進国60万円(12月まで積立てホールド)
  • 来月からはイーマクシススリムS&P500を毎月1.8万円積立予定

妻は保有商品なしです。

 

 まず1点目のご相談がidecoの投資額です。現在毎月1.2万円積立ていますが、私の年収が高くない為、所得控除の恩恵が薄いこと、今後住宅購入した時に住宅ローン減税を受けること、出口戦略において退職所得控除枠は退職一時金で使い果たす可能性が高いこと、以上のことからidecoの毎月投資額は最小限の5千円程にして、つみたてNISAの投資額を毎月2.5万円に増やして楽天ポイントを沢山得た方が良いのか。

 

 ただ非課税運用期間がつみたてNISAより長いのでどうしようか悩んでいます。

 

2点目は、投資商品の切替です。

 今月からまでつみたてNISAでスリム先進国を購入していましたが、スリムS&P500にかえました。理由は基準価格が千円程安いからです。


 信託報酬はほぼ互角、投資先はどちらも米国中心、その中で私のような少額投資家の場合、基準価格が安いときにいかに沢山買えるかが重要なのかなと考えて購入商品を変えました。このような変更理由でコロコロ変えて良いのか不安になりました。

 

 ひとつの商品を最後まで積み立てた方が良いのか、複利効果とか、何かデメリットがあるのか等、ご教示いただけたらと考えております。長くなり申し訳ございません。宜しくお願いしいたします。

つみたてNISAを優先させたほうが、不測の事態に対応できます。

 1つめのご質問からお答えしますね。

 

 質問者さんのケースだと、つみたてNISAをお勧めしますね。理由は、奥様の退職を見込んでおり、将来的な収入減に対応できる体制を整えたいからです。つみたてNISAは途中解約ができますから、精神的に楽ですよ。

 

 住宅購入、奥様退職、お子さんの成長、この3つが大きな変化ですね。昇給が追い付けばよいですが、公務員さんということである程度将来的な収入も見通しての不安感なのでしょうね。そう考えると、いざとなったら取り崩せるほうが適しています。

 

 住宅ローン減税などとの兼ね合いもそうでしょう。 

 

 2つ目のご質問ですが、スイッチングはあまり気にされなくてよいでしょう。大事なことはどちらでも続けていくことです。売らなければ商品内部で分配金が再投資されていきます。したがって、追加入金せずともそれなりに増えていくはずの商品です。

 

 ただ、基準価額はあまり買い材料としては関係ないといえばそうですね。将来的に伸びると思われるほう、暴落しても安心して持てるほう、そういった商品を買い続けていくことですね。両方とも、その点は満たしています。

 

 これから支出が重なるイベント盛りだくさんですが、節約と投資を両輪として乗り切っていきましょうね。今ある収入を、今と将来に分けて使っていくという基礎基本ができていれば大丈夫ですよ。

 

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