たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

2億円以上の資産運用を米国株ETFで行うときに考えること

2億円以上の資産がある人はどのような人たちなのか

 世の中にお金のある人というのはいるものです。普通に暮らしていると、殆ど出会うことがありません。なぜかというと、やはり選ばれた人だからです。私は数十億、数億持っているという人を公私問わず知っていますが、一貫した特徴はあまりありません。

 

 基本的に目先の効く賢い方が多いのは当然なのですが、運や努力というのは目に見えません。そのため特徴が見えにくいのでしょう。

 

 大手企業や共働き夫婦でせっせと働き、40代ないしは50代なってようやく億り人を達成したという人はわりといます。ただ、こういう人たちは生活水準を上げない人が多いです。そのため、見かけ上はどちらかというと普通の人に近いです。

 

 お金持ちはお金持ち同士で情報を持っていたり、良い投資案件を持ちかけられたりします。また、税理士さんや弁護士さん、会計士さんなどいわゆる士業の方との交流も増えますから、アンテナは自然と高くなります。

 

 顧客が富裕だと、より情報が蓄積され、その中で共有・拡散されていくということです。もし、富裕層のコミュニティがあり、そこでの情報もあるならば大いに参考にされたら良いです。ただ、変な商品や物件をつかまされないように内容に注意が必要です。

 

 さて、今回は事業経営で2億円のキャッシュがあるという方からのご相談です。ちなみに、この頃大きな資金を持った方のご相談が増えています。やはり相場が良いのですね。個別にお答えする場合もあれば、記事化してお答えする場合もありますね。

2億円の資金運用を考えています。

 私は事業を運営しておりまして2億円程余剰キャッシュがあります。今まで色んな投資をしてきましたが結局高利回りだったものの手間がかかったり、海外の積立で解約にとてつもないストレスや労力がかかったりと言った感じで今後は7-10%を目標に安定した投資をしようと決めました。

 

 今回たぱぞうさんのブログを発見してたぱぞうさんが今から2億円を投資していくならどのように投資されていくかを教えて頂ければ幸いです。

 

 追加質問ですみません。VTIは大きくはありませんが配当が出ると記載してありました。しかし楽天の全米株式ファンドは配当が出ません。

 

 配当は国内で課税されずに再投資効果があるとの認識ですが、VTI自体は配当を楽天のマザーファンドに対して出す?わけですから結局そこで課税されているのではないか?

 

 ただ、その場合また分配分を買い付けてくれるのはマザーファンド?とよくわからなくなってしまいこの辺の認識が間違えている気がします。

 

 VTIを直接買った場合は配当が出るのに、楽天を通じて買った場合配当が出ないのはどういう理屈でそうなるのか教えていただけないでしょうか?

2億円の資金をどのように運用するか。

 楽天VTIは配当込み指数にトラックしており、VTIから出た分配金をそのまま再投資しています。そのため、分配金が出ません。

 

 また、外国源泉徴収課税はVTIから分配金が出た時点で10%かかっています。国内では分配金が出ず、課税されていないため二重徴収になっていません。そのため、外国税額控除で取り戻すことはできません。これは取られっぱなしです。

 

 結論だけ書くとそうなります。

 

 しかし、「2億円」というパワーワードが出ましたので、関連してそれについて書いてみますね。

 

 2億円ぐらいになってくると、投資家のタイプも分かれてきますね。今までやってきた投資のスケールを大きくさせる人。新たに分散投資を始める人。いろいろなタイプがいます。前者は個人での分離課税を生かし、後者は事業として資産管理法人で管理していくのが王道です。

 

 このレベルになると株式と債券はもちろん、不動産や太陽光などの現物への分散をしたいところです。私はそうしましたね。

 

 ただ、後者は幾分人のつながりが必要になること、管理の手間が発生すること、こういう面があります。株や債券に比べるとそういう拘束が生まれるのですね。

 

 ここはシンプルに普遍性を持たせたお話にしたいと思います。つまり、いかに株式と債券を買っていくか。ここに絞ってお話をします。

2億円の投資ならばディフェンシブにいきたい

 まず、アグレッシブに成長株も取り込むか、ディフェンシブに債券比率や成熟株比率を高めるか、という視点です。組み込むETFは決まってきますから、その比率に思いを込めるということですね。

 

 3%程度の利回りでも、600万円の収入になります。税引後でもおよそ500万円になります。そうすると、追加投資も非常に楽、大きな額がさらに運用できます。

 

 もし30代であればVTIを多めに、もしリタイヤが近いならばVYMを多めにした投資でもよいのでしょう。運用額が大きいので、出口を考えたら規模の小さい投信は選ばないですね。VTIやS&P500連動ETFをコアにしていくのが良いですね。

  • VTI+VGT + QQQ +VHT

 このように成長セクターのETFをトッピングしていく方法もあるでしょう。 

2億円あれば、リターンの金額も巨額になる

2億円あれば、リターンの金額も巨額になる

 ドル建てが面倒であれば、1655や2558などで円建て投資もできるようになりましたね。Nasdaq100、つまりQQQ相当の円建てETFも信託報酬の安いものが出ます。2569がそれで、信託報酬は0.27%ですね。

 

 債券は世界的な超金利を見据え、私の場合は買っていません。その代わりに不動産と太陽光でインカムを得ています。 

 

 時間の分散は3年から5年と最近は考えています。キャッシュフローがあまり期待できないならば5年です。これで毎月買い付けていきます。一括投資か時間分散か、という永遠の課題もあります。

 

 しかし、多くの人は一括投資に伴う値動きに耐えられませんから、まずは時間分散でならすのが良いと思いますよ。

 

関連記事です。

  こちらは1億円ならば、ということでご質問を頂戴しています。

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  やはり成長セクターをうまく組み込んでいくことが資産形成を加速させます。

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  成長国、成長セクター、成長株。右に行くにつれて必然的に難易度は上昇します。

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