たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

ドル円どちらで米国株・米国ETF投資をしたほうが良いのか

 ドルを保有して投資をする意味

 ドルを保有して投資をするのはまだまだ様々なメリットがあります。

  • 日本円との資産分散ができる
  • 多様な商品をもつ米国市場にアクセスできる
  • 為替手数料が売買のたびにかからない
  • 為替がさほど気にならなくなる

 こういったメリットです。以下、触れてみたいと思います。

日本円との資産分散ができる

 日本円との資産分散は今の時代は必須と考えます。給与を日本円で得て、資産運用も日本株で、となると日本経済が冷え込んだ時には両方とも大きなダメージを受ける可能性があります。

 

 また、日本はすでに人口減少社会にあり、社会保障費や国債残高の激増はすさまじいです。これらの人口オーナス期における対応をどのようにしていくのかということです。日本だけでなく、今後世界がいずれ直面するであろう課題です。

 

 そういう意味では壮大な社会実験とも言えるでしょう。直ちに日本円の価値が暴落したり、資産税が導入されたりする可能性は薄いと思いますが、視野を広く持って備えておくのは有益でしょう。

 多様な商品をもつ米国市場にアクセスできる

 また、米国市場は商品の種類が格段に多く、国別ETFや商品ETFも豊富です。指数に連動する商品も数多くあることから、使い勝手が良いですね。例えば、トルコリラの暴落に伴い、トルコ株式市場も軟調になりました。その時にトルコETFを私は買いましたが、流動性があり、トルコ株式市場の指数連動性が高い商品は日本にはありません。

 

 それは原油ETFなどの商品系もそうですね。そういった質の高い商品へのアクセスをしようと思ったら米ドルの保有は必須になります。

為替手数料が売買のたびにかからない

 また、円で米国株や米国ETFを買おうとすると、円貨決済になります。売買のたびごとに為替手数料が往復でかかります。これがドル決済でしたらドルを買うときの為替手数料だけですから、それ以上の手数料がかかりません。

 

 これもドルで持ち、ドルで複利を得る仕組みを作ってしまえば大きなメリットになります。

為替がさほど気にならなくなる

 このようなドルで収入を得続ける仕組みを作ってしまうと、為替は逆にあまり気にならなくなります。もちろん、かつてあったような1ドル75円、あるいは1ドル130円といったいささか極端な振れ方をした時には少々気になるのでしょうが、近年ではそういうこともあまりありません。

 

 海外投資というと、為替変動リスクということがよく言われます。しかし、ドル円に関する限りはそれは現状ではさほど大きくないと結論付けることができます。

 

 以前は、米国株や米国ETFを買い付けようと思うとドルが必須でした。しかし、今はメジャーな米国株や米国ETFであれば円で買うことができます。いわば、間接的に円でドル資産を持つことができるわけです。以前に比べるとドル資産へのアクセスはかなり簡単になりました。

 

 しかし、それでも私はつみたてNISAを除いて、未だにドルで買い付けることを基本にしていますね。それは上記のようなメリットがあるからです。さて、ドルで資産を持つメリットについてご質問を頂いています。

ドルを保有して米国ETFを買いたいが、運用資金が少ないのが気になる

 はじめまして青森県在住の消防士をしておりますAと申します。年齢は30代です。

 

 私は今年から資産運用に興味を持ち、ネットや書籍で色々勉強していましたらたぱぞうさんのブログに出会いました。ブログを拝見して、米国ETFをメインにした運用方針に感銘を受け、私もたぱぞうさんのような運用を行っていきたいと思っております。


 元手と毎月の運用資金も少ないですが、少しずつ米国ETFを購入していきたいと思っております。


 一点ご質問があるのですが、インフレ対策や分散投資を考えドルを保有したいと思っているのですが、運用資金が少ない場合、どのようにしてドルを保有するのが最適なのでしょうか?


 お忙しい中、申し訳ございませんが、ご教授願えればと思います。

運用額が少ない中でのドルでの運用

 まず、気になるのが実際の売買手数料ですね。あまりにも運用資金が少ない場合は手数料負けしてしまいます。そうならないためには、ある程度のまとまった金額が必要です。

 

 信託報酬ならばともかく、売買手数料ですからなるべく抑えたいですね。そうなると、マネックス証券・SBI証券・楽天証券ならば1111ドルから4444ドルの買い付け幅で0.45%の手数料になるというのは覚えておいて良いですね。

 

 デンマーク系のサクソバンク証券の場合は、料金体系が異なります。サクソバンク証券は2500ドルを超えるところから0.2%の手数料となります。手数料に関しては業界最安と言って良いでしょう。ただ、サクソバンク証券は円で決済されますので、株を所持しているときはドルでも、売った瞬間に円に戻るので、ちょっと考えどころですね。為替手数料もかかります。

 

 これらの金額以下ならば、投資信託での投資というのも検討して良いでしょう。つまり、1000ドル単位、おおよそ10万円単位での買い付けです。楽天VTIやeMaxis SlimのS&P500などは円で買いますが実質的にはドル資産です。もし、メジャーな米国株ETFで十分ということでしたら、代替商品として優れています。

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 また、これらの商品は外国税額控除の手間もありませんので、初心者さんには特におすすめしたいところです。

  • 米国株個別株をやりたい
  • 手数料を無視してもドルで直接買い付けたい

 こういう思いがあれば、ドルで持つというのも妥当性がありますね。難しいところですが、私ならばやはりドルを持っておきます。しかし、投資歴の浅い友人や家族には手間や手数料を考えて円での買い付けをお勧めします。

 

 ご質問ありがとうございました。

 

関連記事です。

  サクソバンク証券は米国株を6000株超扱うということで耳目を集めていますね。

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  米国株のリスクヘッジに関しての記事です。分散を意識してよい時期ということですね。

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  こちらは円でCFDが楽しめるということですね。1万円から買えるということで早速人気化の気配ですね。ただし、レバレッジ商品ですのでインデックス積み立てのような性質とは異なります。

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