経済的自由とは何か
経済的自由とは、働かなくても生活できるだけのお金が入ってくる状態のことです。つまり、生きるために働くということをしなくても大丈夫な状態です。この場合、不労所得とか、配当所得とか、年金所得が該当してきます。
働く必要がない、ということで「経済的自由」という表現になっています。昨今ではFIREという言い方で表現されますが、RE、つまりリタイアアーリーのほうが重みがあるかもしれませんね。
成功した個人投資家はキャピタルゲインかインカムが大きく、経済的自由を得て生活している人が多く存在します。私の場合はインカムだけでは達成していません。しかし、様々な収入の複線化を図った結果、いつの間にか達成されていました。
経済的自由を得てわかった3つのこと
経済的自由を得てわかったことが3つあります。
- 日々の生活を余裕をもって過ごせる
- 本業収入、配当収入、副業収入のバランスが大事
- 種銭が大きくなると、さらに稼ぎやすくなる
1「本日々の生活を余裕をもって過ごせる」
背水の陣で臨む、がむしゃらにやる。こういう姿勢が20代~30代半ばのころにはありました。残念なことに周囲からはそうは見えなかったようですが。しかし、このごろはすっかり肩の力が抜けて、笑ってばかりいます。
がんばったら成果が残せるというのは仕事に関しては間違いです。相手があってのことだからです。勉強は頑張ったらほぼ確実に成果が残せますが、仕事は違います。ポイントを押さえていないと無駄な努力を積み重ねることになります。
この肩の力の抜けた取り組みが、今のところ功を奏しています。
2「本業収入、運用収入、副業収入のバランスが大事」
収入は大事です。心の余裕に繋がります。例えば、病気で仕事を休まなくてはいけない。そういう事態に陥っても、インパクトはありますが何らかの他の収入があれば、余裕があります。
どのような事態に陥っても、糊口をしのぐことはできる。毛利元就の三本の矢ではありませんが、リスクヘッジとはこういうことだと実感します。私の場合は副業だらけで何が本業か分かりにくいですが、今では不動産や太陽光の収入が殆ど不労所得としては柱になっています。
株式はキャピタルがこの相場で爆発的ですが、インカムは限られていますね。
3「種銭が大きくなると、さらに稼ぎやすくなる」100万よりも1000万。1000万よりも1億。これは当たり前ですが、お金の世界はパーセントで動くからです。20代のころには100万円貯めるのに苦労しました。今とは比較になりません。
10代で倹約術を身に付け、20代で投資の基礎知識を身に付ける。30代で効果的な運用と追加投資をするというのが私のやり方でした。
もちろん、10代、20代で海外経験を積んだり、読書にいそしんだり、多くの人に会ったことはかけがえのない財産であり、それも大切な投資であることは言うまでもありません。
とはいえ、やはり10年、20年前に比べると種銭の成長に伴う、投資難易度の低下は実感するところですね。
内的な自分と外的な自分のバランス
誰でもそうだと思うのですが、私には内的な自分と外的な自分がいます。例えば専業投資家になると、内的な自分の割合が大きくなります。自分と向き合う時間が増えるからです。
つまらないことを掘り下げて考えたり、排他的な思考を持ったりする可能性もあるかもしれませんね。明日には明日の風が吹く、という思考の転換は大切です。しかし、専業になると人と接する機会が減るのが普通ですね。
私の場合は、独立前に法人化しており、社会との接点を持ったうえでFIREをしています。これはとても良いことでしたね。特に不動産や太陽光などは会うことが前提となることも多く、まったく誰とも話さない1日というのはほとんどありません。
自分を再構成しなくてはならないということの意味
もし、経済的自由を根拠にして生活を作り直すとするならば、自分自身を再構成するということになります。なぜなら、仕事と個人の関係はそれほどに密着しており、ややもすると個性よりも本業、つまり職業のほうがインパクトが強いからです。
しかし、心配はいりませんね。私のケースで言うと、だいたい半年もすればすっかりこの生活に慣れました。慣れると、以前の勤め人の生活にはもう戻れませんね。FIREをした人は私の周りでは全員肯定的です。同時に、全員何かしらの活動はしていますね。要は、独立に近いです。
FIREを目標とするならば、同時に生き方やあり方を見つめなおしておくと良いですね。といっても、そんなに難しいことではなく、何かやりたいことがぼんやりとあるといいということです。
基本的には経済的自由を得ても、考え方や生活の根底は変わらない人が多いように思います。
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自ら考え、フローをストックに置き換えていくのが大事です。そうすることが、FIRE生活への第一歩と言ってよいですね。
老後の生活防衛資金、あるいはFIRE後の生活防衛資金、しっかり見積もっておきたいですね。
精神的な自由というのは何ものにも代えがたいですね。