たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

海外赴任でも継続できるiDeCo、できないNISA

海外赴任時にiDeCo口座とNISA口座はどうなるのか。

 結論から書きます。

 海外赴任時にiDeCoは継続できます。

 NISAは一般口座に移します。つまり、継続できません。

 こういうことになります。NISAの場合は特定口座にさえも入れられません。特定口座も日本国内居住者に便宜を図る口座制度だからです。ですから、海外赴任が決まっている人に取ってはNISAは難しいということになります。

 

 ただ、自己申告だからと言ってそのまま口座を維持して海外へ行ってしまう人もいますね。しかし、当然これはイレギュラーな方法で、公に認められる方法ではありません。念のため。

 

 海外赴任が決まっている人にとっては、活用できる口座はiDeCoということになります。iDeCoの基本を押さえておきたいと思います。

海外赴任でも活用できるiDeCoは退職控除が魅力

 iDeCoは大きく2つの魅力があります。

  1. 退職控除が2000万円ぶんある
  2. iDeCoへの払い込み金を所得控除できる

 この2点が大きいですね。極端な話、iDeCoで預金して2000万円貯めれば、所得控除分は少なくともトクをするということです。退職金が無い人にとってはiDeCoで2000万円分の退職控除が使えますから、これまた非課税でおトクということです。

 

 最大のデメリットは資金拘束です。60歳まで引き出しができませんから、それをどう考えるかということですね。そこそこ退職金の大きいところで働いていると、資金拘束が気になるでしょう。とはいえ、やはり所得控除が大きいですから、やる意味は大きいです。

 

 さて、今回はこのiDeCoに関してご質問を頂いています。

iDeCoとNISAの活用をしたいが、海外赴任が悩ましい

たぱぞう様
 いつも楽しんで読ませていただいています。

 30歳、会社員、年収600万円、貯金500万円、結婚2年目、今年の11月に第一子誕生予定のヨースケと申します。

 老後に向けた資産運用に関する質問です。

 昨年結婚し、めでたく第一子を授かったことを機に、保険等を見直していました。


 そこで将来のこと考え、貯蓄型生命保険も含め検討していたのですが、雑誌やさまざまなブログ情報から保険と貯蓄は分けて考えた方がよいと知り、保険は掛け捨てのみにし、投資を始めることを決意しました。現在はたぱぞう様をはじめ多くのブログ等から情報を集めている段階です。

 

投資資金は以下の通りです。

  • 500万円(独人時代の貯金であり、上記の貯金とは別)
  • 6万円/月(家計から捻出)

 現在の悩みとしては大きく分けて2つあります。

 

 1つ目の悩みは、基本的にはiDeCoやつみたてNISAを使用し、積み立てで投資をしていこうと考えているのですが、現状手元にある500万円を数年かけて投資していくのはもったいないのではないか?すぐにたぱぞう様のお勧めのETFにでも挑戦した方がいいのではないか?というものです。

 

 しかしながら当方投資は初心者であり、大きなリスクはとりたくない気持ちとの間で悩んでおります。

 

 2つ目の悩みは、積み立てを私と妻のiDeCoとつみたてNISAをどう使って進めるかというものです。私は会社員ですが、順調に勤め上げることができればそれなりの退職金がもらえそうなので、私の枠のiDeCoの使用は最終的に税金が高くなる可能性がある。

 

 一方で、海外に赴任する可能性も0ではなく、NISAでは海外転勤時に一旦積み立てが途切れてしまう恐れがあるという点で悩んでおります。(iDeCoならば、海外転勤になっても今の会社で厚生年金を払いつづけていれば継続可能?)


 ちなみに現在妻は専業主婦ですが、子どもがある程度大きくなったら少しは働きに出てもらうつもりです。

 

iDeCo、NISAいずれにしても、積み立て対象は以下のように考えています。

  • 独身時代の貯金:楽天・全米株式インデックス・ファンドのみ
  • 家計からの投資:楽天・全世界株式インデックス・ファンドとバランスファンドを半分ずつ

 子どもの教育費や当面の必要経費は別途貯金で対応し、余裕が出てきたら投資額を増やしていきます。長々となってしまい、申し訳ございません。もしよろしければ、アドバイスをいただきたく存じます。

 

以上、よろしくお願いいたします。

iDeCoもNISAも海外赴任にとらわれずやってみる、かも

 まず、私がその状況ならば、両方やると思います。理由は、海外赴任の可能性が読めないからです。控除の意味でiDeCoは大きく、非課税の意味でNISAは大きいですね。もし、海外赴任になれば一般口座に移す、さらに帰国したら特定口座に入れるという手間がありますが、確率が分からない以上、取り組んだほうが経験にもなると思います。

 

 ただ、海外赴任が確実ならばiDeCoだけでもよいでしょう。もっとも、この場合も退職控除が使えない見込みということで悩んでられますが、やはり所得控除がありますからやったほうが良いでしょう。

f:id:tapazou:20180825152744p:plain

 いずれにせよ、投資初心者さんということですから、やることに価値があると私は思いますよ。

 

 注意点としては、米国株投資への比重が重いですから、そこを自分でも許容した上で投資をされることですね。商品自体は良いものです。自分がその比重に納得しているかどうかということです。最後にバランスファンドも検討されているということなので、念のため付言しました。

 

 ちなみに、私ならばNISAとiDeCoにバランスファンドは入れません。金額が限られており、リスクヘッジは他でやるつもりだからです。ご参考になればうれしいです。

 

関連記事です。

  iDeCoで選ぶ投資信託に関してはこちらでまとめてあります。

www.americakabu.com

  バランスファンドならばこちらが私は割と好みですね。新興国債券などは私は特に要らないと思っています。

www.americakabu.com

  つみたてNISAならばこちらがおすすめと考えます。人それぞれですが、自分が納得できているかどうかですね。私は日本株を買っていませんが、ポートフォリオに入れたほうがいいという方もいます。それはそれ、そういうことなのです。

www.americakabu.com