Seeking AlphaのAlpha Picks銘柄選択を徹底解説
これまで2回、私が使っているSeeking Alphaのサービスをご紹介してきました。
3回目の今回は、S&P500を凌駕するリターンを記録しているAlpha Picksに焦点を当てます。
今日はAlpha Picksの採用実績銘柄のうち、3つをご紹介して成績を見ていきましょう。なお、最新のものは権利関係で避けています。
そもそもSeeking Alphaとは
Seeking Alpha は、株式市場のニュース、分析記事、投資アイデア、決算関連情報、チャート、ポートフォリオ管理ツールなどをまとめて提供する投資向けプラットフォームです。
大きな投資コミュニティとして、ユーザー相互の情報共有ができるのが特徴ですね。
今回取り上げるAlpha Picksとは
Alpha Picks は、 Seeking Alpha のサービスのひとつです。Seeking Alphaのプラットフォームの強みを活かして、毎月2銘柄の株式をピックアップしています。
2026年4月4日現在、Alpha Picksの設定来リターンは292.16%です。S&P500の73.73%を凌駕するリターンですね。
今回は、そんな高パフォーマンスを続けるAlpha Picksのポートフォリオの中から、3銘柄を取り上げて紹介したいと思います。
銘柄1、CAAPはパンデミックを乗り越えた空港運営会社
1つ目は、Corporación América Airports S.A(CAAP)です。
CAAPは、世界有数の民間空港運営会社です。子会社を通じてラテンアメリカとヨーロッパの6か国(アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、エクアドル、アルメニア、イタリア)にある53の空港を運営しています。

CAAPがAlpha Picksに採用されたのは2023年5月1日でした。現在も保有されているAlpha Picksの中で、最も古くから保有されている銘柄です。
銘柄採用の決め手は、パンデミックからの回復です。コロナショックにより、航空業界は大打撃を受けました。CAAPも、2020年、2021年は売上が激減し、経常利益も赤字化しました。
その後の回復を受けて、投資妙味ありと判断されました。
世界経済や流通の回復といった世界全体の動向、および、企業の業績や、旅客輸送量の回復といった個別の状況の総合的な分析の結果ですね。
採用した日の株価は11.31ドルでした。2026年4月時点で25ドル強となっています。
2025年12月17日に、一部ポジションが売却されました。成長鈍化により、180日間のHOLDが続いたためです。ただし、一部は引き続き保有されています。
このように、一度採用されたからと言ってずっと持ち続けるわけではありません。日々銘柄の評価をしつつ、流動的に運用しているわけですね。個別株は適宜の売買が必須になります。
〇〇ショックの際にクルージングやレジャー関連株を買うのは勇気が要りますが、判断の一助として活用できそうですね。
銘柄2,AppLovin Corporation (APP)は急成長したハイテク銘柄
2つ目はAPPです。この銘柄はAlpha Picksの中で過去最大級のリターンを記録したので取り上げます。
APPは、企業向けの広告・マーケティング技術を提供するソフトウェア会社です。採用ポイントは、2022年のハイテク調整の後、着実に業績を回復させた点です。

採用されたのは、2023年11月15日でした。当時、42.44ドルでした。クローズは2025年10月1日で、その当時は709.33ドルでした。リターン率は1,571.37%となりました。驚異的なリターンですね。
ちなみに、2026年4月4日現在の株価は約450ドル前後です。きれいに売り抜けていますね。
銘柄3,Powell Industries, Inc. (POWL)は電力インフラを支える企業
3つ目に取り上げるのはPOWLです。POWLは電気機器の設計・製造を行う産業向け企業です。わかりやすくいうと、電力を安全に配り、設備を制御するための機器を作っている会社です。産業用の電力インフラ企業に位置付けられますね。
POWLは、2026年4月現在のAlpha Picksのポートフォリオの中で、割合が大きく、9.33%を占めています。
POWLは2023年5月15日に採用され、その時の株価は54.65ドルでした。採用のポイントは、ファンダメンタルズの改善や、4四半期連続で予想を上回った点です。また、クォンツ分析のTop Electrical Components and Equipment stockでランクインもしました。
さらに、2024年10月1日に再推奨されています。その当時の株価は225.11ドルでした。この時点で、2023年5月15日の採用以来、300%超えるリターンを記録しました。そして、この勢いはさらに続くと判断されて、買い増しという判断が下りたわけですね。

2026年3月11日に、523.01ドルで一部クローズされました。理由は、HOLDが180日継続したら一部クローズするというルールに基づいています。それでもなお、現在のポートフォリオの一角を占めているわけですね。
なお、第一期POWLは857.02%、第二期は132.34%のリターンを記録しました。
Alpha Picksのまとめ
今回は、Alpha Picksの中から、特徴のある3銘柄のパフォーマンス、導入時期とクローズのタイミングをさらっとご紹介しました。
Alpha Picksの分析能力は個人投資家の判断材料の1つとなりえます。買いのタイミングはもちろん、売却のタイミングも示すのは特に判断に迷いがある場合は助かるでしょう。相場に合わせた流動的な助言と言えます。
著作権の関係で最新のものや詳細はblogでは控えています。当然ながらAlpha Picksに登録すると、より具体的な購入理由、売却理由も過去記事から閲覧可能です。気になる銘柄があれば、なぜそのタイミングで売買の判断がされたのかを読み解くことができます。
インデックスをコアとしつつ、個別銘柄の投資判断の参考にする上でも参考になります。
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