たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

投資の恐怖はリスクへの恐怖、どのように打ち勝つのか

 投資の恐怖は、リスクへの恐怖

 初心者さんは投資のリスクを非常に恐れますね。基本的には元本信仰が強いからですね。今ある1000万円が半年後に700万円になったらどうしよう、このように思うわけです。

 

 実際に短期で30%動くことはありますね。直近で言うならば、コロナショックの時がそうです。これが、100万円ならば30万円、1億円ならば3000万円になるわけです。

 

 そのため、リスク管理を厳しめに見たい人は、投資に回すお金も小さくなるわけです。債券投資を手厚くしたい、金投資を分散で行いたいというのは、投資リスクの負の面に着目しての発想になります。

 

 逆に、投資リスクの正の面に着目する投資家もいますね。この場合は30%プラスになったらいくらになる、という考え方をします。100万円ならば130万円、1億円ならば1.3憶円です。こうなると、100万円では何も生活がかわらないな、ということになります。

 

 そのため、リスクを積極的に取れる人は、株式比率が自然と高くなります。

 

 今の時代が以前と違うのは、通貨の価値が大きく変動する可能性をはらんでいるからです。通貨の価値が減価するのは時代の必然ですが、そのスピードが速くなる可能性があるということですね。

 

 また、多くの人にとって取り組みやすい元本保証付きの投資である、定期預金の金利が下がってしまったことも大きな変化です。つまり、元本保証型の投資商品を選好する理由が薄れてしまっているのですね。

 

 従前からの流れですが、コロナショックでの金融緩和はそのような流れを加速させましたね。そのため、株式を始めとする金融商品に置き換えるということが、一定の説得力を持ってくることになります。

 

 とはいえ、冒頭触れたように、投資慣れしていない人にとっては元本割れリスクというのは強く意識されることでしょう。

 

 さて、今日は相続の1000万円を投資に回したいが、負の面のリスクが意識されて恐怖を感じるという方からのご質問です。

1000万円を投資したいが、投資リスクへの恐怖がぬぐえません。

 初めまして。会社の先輩に米国株投資を勧められてここまで何とか辿り着きました。
初心者なので右も左も、前も後ろも、な状態のため質問させて頂ければと思います。

◆目標

  1. 月5万~10万の配当金を目標に米国株投資を行いたい。
  2. 祖父の遺産である1000万を上手に運用したい。

◆状況

  • 30歳会社員 男性 独身(結婚予定現在なし)
  • 年収450万 家・車・加入保険などなし(ローンなし)
  • 銀行預金100万円
  • 米国株200万円相当(SPYD,HDV,VYMに分散)

◆現在行っていること

  1. 株式投資関連の情報収集(ネット・本など)
  2. 実際に自分のお金で株式投資を実施

◆固定費

  • 家賃1.5万(会社補助あり)
  • 水光熱費1.5万
  • ジム代1万
  • 携帯代1万

◆質問内容

  1. 様々わからないなりに調べて、オススメされているETFを購入したと思いますが、他にオススメがあるのか?
  2. このまま現在購入しているETFに分散し続けて(3銘柄のみ)でいいのか?
  3. 1000万の遺産の運用がとても怖いが、たぱぞう様は高額運用の恐怖などないか?

など、お忙しいとは存じますが何卒お教え頂ければ幸いです。

30歳独身ならば、投資リスクは積極的に選好できるが

 年間60万円の配当、分配金を目指されるということですね。今後も投資を重ねていけば十分可能でしょう。ただし、SPYDなどは高利回りの分、癖がありますから、それを知った上での投資となりますね。

 

 購入しているETFの中では、VYMが最もバランスが取れています。本当は、S&P500などバランスよくグロース株も組み込んでいるETFが良いですが、目先の配当金を優先するならば、高配当ETFというのも悪くはありません。

 

 私は高額運用の恐怖は比較的薄いほうですが、セミリタイアしてから無理をしないようにしています。分散投資を是とするのはそういうことで、株式投資以外にも積極的に取り組んでいます。

 

 しかし、私が質問者さんの立場ならば、やはり株式1本で厚めに投資をしたことでしょう。理由は、融資を前提としない投資ならば、やはり米国株投資は優れているからです。また、まだ30歳ですから、将来的な取り崩しを意識する年齢まで30年ないしは40年近く年数が取れます。

投資の恐怖はリスクへの恐怖

投資の恐怖はリスクへの恐怖

 さすがに30年、40年後に今の株価水準を下回っていることは想定しにくいですね。投資は、数年後を見ると難しく感じられますが、10年、20年といった単位でみればシンプルになります。

 

 とはいえ、虎の子の1000万円ですから、最初は200万円ずつ、5年かけて投資する気持ちで取り組まれるとよいでしょう。もちろん、慣れてきたら加速させればよいのですね。徐々に投資脳に変えていけば、リスクを取らざるリスクにも気づかれることと思いますよ。

 

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