たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

嫁ブロックとは何か。投資を始める人が直面する傾向と対策

嫁ブロックとは何か

 誰が言い始めたのか分かりませんが、投資界には「嫁ブロック」という言葉があります。株式投資、不動産や太陽光投資、このような投資を始めようとしたときに、奥さんに反対されることを「嫁ブロック」といいます。親御さんに反対されるときは「親ブロック」ですね。

 

 いずれにしても、親族が自分の投資のあり様を心配して、止めに入ることを言います。

 

 じっくり話し合い、お互い協力体制を築くことができれば大きな力になってくれるケースがあります。そうかと思えば、ブロックのほうが強く、断念する例もあります。

 

 なぜか、「夫ブロック」はあまり聞いたことがありません。だいたい投資を始めようと話を持ち掛けるのが男性で、それを制御するのが女性、このような構図ですね。

 

 私もいろいろな人の相談を受ける中で、しばしばそのような事例に遭遇します。先週は2件ありました。そこで、傾向と対策ということで書いておきたいと思います。

嫁ブロックの心理と実際

 株式投資を始めたいとする場合は、嫁ブロックを乗り越えることは比較的容易です。数万、あるいは数十万から始めることができるからです。これぐらいならば、お互い協力すれば損失をカバーできますね。そもそも、投資はきちんとやればそんなに損失のでるものではありません。

 

 しかし、お小遣い制で家計を切り盛りしている場合、「投資はお小遣いでやってね」と実質的な嫁ブロックをされる例はありますね。それは、家計の在り方から話し合いが必要になります。

 

 もっとも嫁ブロックが発動するのが、不動産や太陽光投資ですね。これらは株式投資に比べると、どうしてもグロスが張ります。昨今は融資が付きにくいため、築古戸建て投資などが流行っていますね。それでも、数百万はかかります。

 

 もし、一棟ものになると、数千万円あるいは億円という話になります。太陽光でも1500万~2000万超を狙うような投資になると、やはりグロスが張ってきますね。屋根置き太陽光とはスケールが全然違うのです。

 

 融資に関して全く抵抗のない投資家になると、個人レベルでも10億、あるいは5億という単位でローンを抱えています。だいたい、そのレベルになるとセミリタイアをしていたり、あるいはセミリタイアを検討したりということになります。

 

 また、これらの投資にともなう法人化も、普通の暮らしをしているサラリーマン、あるいは奥さんにとっては寝耳に水、なじみのない話ということになるでしょう。

損失を見て投資をするのか、利益を見て投資をするのか

 結局のところ、将来に何を見るのかというところで意見が割れるように思います。

 将来に損失を見るのか、利益を見るのかというところです。

 

  • 投資をして、リターンを得る+の面。
  • 投資をして、損をする-の面。

 

 どちらも正しいですね。投資は、プラスとマイナスのリスクから成り立つのです。

 

 株式はどうしても不確実性があります。短期の値動きを毎回当てることはできません。配当は値動きに比べると読みやすいですが、それでもロイヤルダッチシェルの66%減配のようなことがありますね。

 

 不確実性の高い投資というのはリスクが高いとも言えるでしょう。リスクが高いというのは、振れ幅が大きいということです。危険という意味ではありません。

 

 つまり、予期せぬ大きなリターンを得られるケースがあれば、その逆もありうるということです。予期せぬ大きなリターンは、2010年代の年利10%を超えるS&P500などがそうでしょう。その逆はコロナショックやリーマンショックということになります。株式投資の良いところであり、怖いところでもありますね。

 

 それに比べると不動産や太陽光は、おかしな投資でない限り、買った瞬間にある程度収益が読めてくる投資でもあります。税金も含めてリスクリターンが割合はっきりしており、リスクという意味では、実は小さいかもしれません。

 

 しかし、やはりグロスが張るので借金を伴う場合は特に不安感をぬぐい切れません。そこはなかなか理解されにくい部分でもあります。法人、数千万の借金、これらのスケールに投資慣れしていない人が恐怖を抱くのは当然と言えます。

まず実績を作り、エビデンスを示していくということ

 それでは、嫁ブロック、家族の反対にあい、思ったような投資ができないときにはどうしたらよいのでしょうか。

 

 それは、まず実績を作ることですね。株式投資でも築古投資でもよいですから、きちんとしたリターンを示していくことですね。実績を作り、数字を示せば理解を得られるはずです。

 

 私の場合は、太陽光5基と都内のアパート1棟で1億円以上のローンを抱えています。しかし、同時に株式で1億円以上の資産を作っていました。そのため、最初は驚かれましたが家族は味方をしてくれました。

嫁ブロックは過度なリスクを抑える面もある

嫁ブロックは過度なリスクを抑える面もある

 結果的に、資産形成のスピードを早め、リスク分散をしたことでセミリタイアに至っています。数十万、数百万、こういったレベルからきちんと考え方と数字を示していくことが、一番の説得力を持ちますね。

 

 今の時代は、所得が増えない時代です。生活を変えるには、考え方を変えること。これが生き方改革の第一歩です。大事なのは嫁ブロックを受け止め、ともに歩んでいくということですね。

 

 意識改革というのは、一朝一夕ではないということですね。

 

関連記事です。

  お小遣い制だと可処分所得が小さすぎて、嫁ブロック、投資以前の話になります。お小遣いを渡す側に高い金融リテラシーがあれば別です。資産は最大化できます。しかし、そうでない場合は資産形成が非常に難しくなりますので、やはり話し合いが必要です。

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  優秀な組織人でも、組織をやめたくなる時というのがありますね。人生の選択肢を増やすのが投資ということになります。

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  買ってはいけない商品というものもあります。こうなると、エビデンスを示せず、理解を得ることも難しくなります。一度下手を踏むと、なかなか信用できなくなりますからね。初手が大事です。

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