たぱぞうの米国株投資

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FIREは資産と収入のバランスで成り立つ【勤続年数が長いと有利に】

勤続年数が長いとFIREも一般的には有利になる

 勤続年数が長くなると、一般的にはお給料も増えてきますね。しかし、一方では責任が重くなったり、体力と気力が低下したり、といった変化も実感されることでしょう。仕事を続けるか、それともFIREするか。永遠の課題かもしれません。

 

 ところでFIREをするには、二つの要素が必要です。

  • 資産
  • 収入

 当たり前ですね。生活の経済的な裏付けが欲しいのです。

 最近では30代でのFIREもよく見ます。若くしてFIREをされている人は、インスタやYouTubeなどの副収入を組み合わせていますね。

 

 50代のFIREはこれまでの資産運用がうまくいっている人が多いです。また、65歳の年金支給まで資産を持たせればなんとかなる、このような心理の変化もありますね。勤続年数が長いため、ある程度年金が計算できるのです。逆に私のように早いタイミングだと年金は少なく、あまりあてになりません。

 

 さて、今回の方は後者ですね。ご質問を紹介します。

勤続25年、いよいよFIREを切望する年齢、環境に

 たぱぞう様、はじめまして。数年前にたまたま手に取った書籍が縁でブログの存在を知りまして、以降アップされる度に欠かさず楽しみに拝読しています。

 

 当方50歳のメーカー勤務の会社員で現職の外資系が15年、それ以前は同業の日系で10年勤務しています。

 

 20代後半のちょうどネット証券が台頭してきたころから国内企業への投資を始め、途中5年ほど海外勤務があったため中断を挟んだり、FXにハマったりとかなりの回り道を経て、2010年半ばより投資はほぼ米国株のみとなりました。

 

 現在はETF含め米国株式が約5千万円(ざっくりとですが今はもう国内証券会社で買えなくなったBDC銘柄やタバコ銘柄、JEPI 等の高配当銘柄に4割強程度、QQQを中心に MSFT, V, MA, DHRに4割、残り2割はギャンブル枠と割り切ってNISAを使って SPXL や TECL等ブル系ETFを長期保有しています)。

 

 配当が税引前で2万ドル弱あり、配当は全てQQQに再投資しています。 

 

 元々は株式にほぼ全力投球だったのですが昨年初めころから現金の割合を増やすようにしていて米ドルメインで約1千万円、ビットコインとイーサリウムが3百万円程あります。

 

 確定拠出年金は現在1800万円程で全世界株式インデックスに毎月満額拠出を続けています。

 

 会社の年俸は1500万円とこれに成績に応じたインセンティブが付きます。妻は専業主婦で子供二人がまだ私立の中学生なので、まだまだこれからお金がかかります。


 持ち家は二千万円後半のローンが25年程残っています。私に何かあった際の生命保険代わりと考えてこれらは繰り上げ返済せず返済を続けていく予定です。

 

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、最近会社の組織が大きく変わり、グローバルでの不毛な派閥争いが激しくなり、そんな中でのコロナや戦争によるサプライチェーンの乱れによる製造の乱れで、お客様に迷惑をかけ続けています。

 

 直近でさらに大きな会社の合併が予定されており、益々の混乱は避けられず、もうどうにもモチベーションが保てない心境になってしまいました。

 

 在籍したこの15年の間にポジションを失った同僚も多いのですが、私自身はお客様と運にも恵まれどうにかここまで生き残り、最近昇進までさせていただいたのですが、マネジメントに全く興味がなかったこともあり、これが更なるモチベーション低下を招いてしまっています。

 

 リセッションを挟み米国市場が2010年代の様な好調さを万が一取り戻す事ができれば使い切れないほどに資産を増やす欲もないので数年後にはアーリーリタイアを、などと夢見ていましたが、もうその数年も待てない様な心境です。

 

 もちろん心機一転という事で転職も視野には入れておりますが、この様な状況下、たぱぞう様でしたら何か別のお考えを持たれないかと思いまして、ご相談した次第です。

 

 不動産投資が好きな友人がいて、度々誘われていたのですが、これまでは太陽光含めハードアセットには全く手を出しておりません。

 

 こういった状況になり今更ながら興味を持ち始めてはいますが、これからの金利が不透明な中レバレッジをかけることに今まで以上に不安を感じることと、実は7年程前に超初期ではありますが、肺がんを患ったことがあり、術後5年は経過していますがそもそも恐らく融資は下りないのかと思っています。

 

 客観的にみるとまだまだ恵まれた状況で何を甘い事を言ってるのだとお叱りを受ける様な相談内容だとは自覚していますが、人は誰しも自分の置かれた環境に精いっぱいで客観的にどうだという判断が出来ない時があるものだと感じています。

 

 藁をもすがる思いで一方的なご連絡をしてしまし申し訳ありません。もしお時間許すことがあれば何かコメントをいただけますと大変ありがたく存じます。


 末筆ながら今後もブログや動画の更新を楽しみにしております。

勤続25年のFIRE投資術、ゴールは近い

 勤続25年、そろそろサラリーマン生活のゴールが見えてくる頃ですね。定年が伸びている昨今においては、さらに15年勤続という例もあります。しかし、そこまで頑張るかどうかはモチベーションと置かれた環境次第というところです。

FIREと勤続年数

FIREと勤続年数

 奥様が専業主婦で、なおかつお子さんがいらっしゃるということですね。となると、あと10年程度は何らかのインカムが欲しいところです。

 

 金利に関しては、これまで通り変動が有利な状況が続くでしょうが、不確実な要素を減らすということでしたら固定もありでしょう。しかし、金利が上がる例が多いですね。

 

 置かれた環境を鑑みるに、やはりご属性を活かした太陽光、不動産というのは妥当性があるのは事実ですね。とはいえ、昨今価格が高い、つまり利回りが下がっているのも事実です。


 太陽光であれば、融資は付きやすいでしょう。そのような例もあります。

 

 実は、この5000万~1億の資産規模というのは悩ましいところです。全くFIREの可能性が無いわけではなく、かといってやや心もとないというところです。


 ご属性が大変すばらしいので、可能性を探りつつ、与信を活かした投資を志向してみるのも悪くないですね。冒頭にあげた、収入部分を担保してくれるからです。

 

 いろいろな可能性がありますが、くれぐれも焦らず、ここまで築いた資産と信用を大切になさってくださいね。あとはメールをした通りです。

 

 共に頑張りましょうね。

 

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