たぱぞうの米国株投資

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20代30代のポートフォリオはどうあるべきか

20代30代のポートフォリオはどうあるべきか

 20代30代のポートフォリオはどうあるべきでしょうか。

 

 結論から書きます。私はリスク資産を多めにする、こつこつ投資割合を増やしていくのが良いと考えます。理由は、運用期間が十分に取れること、グローバルで見ると抗しがたいインフレがあること、です。

 

 早速ご質問を紹介します。

30代で米国株中心のポートフォリオ、1億円を突破しました

たぱぞう様

お世話になっております。

たぱぞうさんのブログをきっかけに米国株投資を学び、アドバイスもいただき資産運用に取り組みはじめて6年ほどで資産1億円を達成することができました。今回は感謝を伝えたくご連絡させていただきました。

 

また、今後長い目線での資産運用をどう考えていくべきか、お時間あるときにたぱぞうさんのご意見いただけましたら嬉しく思います。

 

●現状の状態
37歳
投資経験:7年
家族構成:妻+子供1人
家:賃貸
年収:約1200万(給与800万+個人事業400万)
その他:上記の他に妻はパートで多少の収入と預金あり

資産内訳米国株インデックス(VTI,VOO系の投資信託):約9000万(NISA、ideco、課税講座にて運用)
暗号資産(BTC,ETH,XRP):約600万
現金:約400万

 

 以前質問させていただいたときに「自営業者は経費と投資を活用して将来に備えましょう。」という記事で解説をいただき、経営セーフティ共済、小規模企業共済での節税の方向も検討しましたが、株式投資のリターンのほうが長期的に考えると優れているのではとすべて米国インデックスへの集中投資を選択しました。

 

 ウェルスナビ・テオ・フォリオなどのロボアドとソーシャルレンディングは米国インデックスにスイッチ。暗号資産は追加購入も売却もせずそのままホールド。個別株の取り組みも当時は検討していましたが、それよりは本業に専念して入金力を高めることに専念して、シンプルに米国株インデックスにドルコスト平均法を続けました。

 

 投資当初はフリーランスでしたが、途中に友人のいる会社に誘われ自営業者+会社員という属性に。キャッシュフローが見やすくなったこととコロナ相場のセールもあったので現金比率を下げて米国インデックスへさらに集中投資。

 

 結果、昨今のドル円相場と株高により1億円の資産を予想より短期間で達成することができました。今でこそ投資するならとりあえずS&P500という風潮ですが、8年間米国株を信じて集中投資ができたのも当時から手厚く米国株について解説されていたたぱぞうさんのおかげです。感謝いたします。

 

●ご相談


 FIREも検討しましたが、自由時間を持て余して飽きそうですしデザイナーという趣味を仕事にしていることと割と自由がきく会社ということもあり、好きなことに時間を使うという観点では特にリタイアしなくてもいいかと現状はそのまま仕事を続けるつもりでいます。長い目線で会社に所属し続けるかはさておき、社会との繋がりを保つためにもなにかしら60歳程度までは仕事は続けようと思います。

 

 60歳でリタイアをする頃には運用額もさらに増えるかとは思うので、多少分散させてディフェンシブさも意識したポートフォリオに切り替えていくのがよいかなと考えています。そうなると選択肢としては債券、金、不動産あたりでしょうか?リタイア後のインカムとして高配当株も少し気になります。

 

 40代は現状のスタイルを基礎としたまま運用しつつ、新しい資産運用を勉強しながら少し試したりして、50代に徐々にポートフォリオを変化させるのが良いかと考えています。

 

 このような状況でたぱぞうさんでしたら20年かけてどのように変化させていくでしょうか?

 

 また今後5-10年くらいは米国がまだまだ強そうですが、国によってはドル離れの動きなども出てきており長い目線では米国インデックスをコア資産から変える日もあるかも?とも思っています。

 

 たぱぞうさんでしたら米国や世界の政治経済情勢がどんな状況になったら米国インデックスから他に移すことを検討しますでしょうか?

 

 長くなってしまいましたが、お時間あるときにたぱぞうさんのご意見いただけましたら嬉しく思います。よろしくお願いいたします。

20代30代はリスク重視のポートフォリオが吉

 お互い資産がかなり増えましたね。良いマーケットでした。これからも伸び続けるのでしょうね。詳細は書きませんが、そういう時代です。

 

 1億円を突破されましたので、ここからはさらに資産額が加速しますよ。お若いので1億は通過点、2,3億となっていくでしょう。


 そして5億、10億となるとほとんどの労働収入よりも資本の自然増のほうが大きくなります。起業家や会社役員など特別な報酬の人たちを除けば、ですね。

 

 これは世界経済を少しでも知っていれば当然のことですが、一般社会ではあまり語られないことです。少なくとも私が若い時にそのような事実を語ってくれる人は周りにいませんでした。今は違います。有益な情報は即時的に共有されますね。

20代30代のポートフォリオはどうあるべきか

20代30代のポートフォリオはどうあるべきか

 文中の共済系の節税ツールですが、融資を受けて事業投資、運用すると良いですよ。そうすれば資金拘束を免れます。比較的低利です。私の経営者仲間はそのようにして投資機会の逸失をヘッジしつつ節税しています。とはいえ、事務手数を考えると仰る通りやらないという選択もあるでしょう。

 

 PFの入れ替えですが、お若いので検討されなくてよいと思います。今からオーソドックスな米国株インデックスを育てれば、退職を検討されるころにはかなり伸びているはずです。


 そうなると含み益が厚く、元本を割るようなことはまずないレベルになっています。コロナ以前に買ったものはすでに厚いのではないでしょうか。

 

 このまま若さという時間を活用し、長期運用でより盤石にされるとよいでしょう。2018年当時と変わったのは仮想通貨の評価です。こちらもアセットに加えることをお勧めします。ただし、ボラが大きいので人を選びます。

 

 債券、金などの低ボラのアセットないしは逆相関性のあるものは、もっと後になってからで良いと私は考えます。

 

 ご参考になれば幸いです。時代の流れを間違えず、共に頑張りましょう。

 

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