たぱぞうの米国株投資

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20代の投資は副収入づくりの第一歩

20代の投資は副収入づくりの第一歩

 20代、働いていれば10代から投資をしたほうが良いというのが私の考えです。理由は知識と経験が集積されるからです。また、漠然とお金を浪費してしまうことも少なくなるでしょう。目標ができるからです。

 

 人それぞれでしょうが、30歳で1000万円というのが一応の目標になってくるでしょう。1000万貯めれば、利回り3%で税引前30万円の収入になります。多くの企業のボーナス分ぐらいにはなるでしょう。

 

 私たちは会社へ行き、時間と労働を提供することでお金という対価を得ています。これは元来契約関係ですが、やりがいや生きがいをそこに見出す人もいます。しかし、サラリーマンでも、この労使の契約関係以外での収益を持つ人がいます。

 

 例えばこのような収入があります、あるいはありました。

  1. 不動産・太陽光
  2. 民泊
  3. 株式
  4. FX・仮想通貨
  5. 事業所得
  6. SNSインフルエンサー

 その種類は枚挙にいとまがありませんが、こういう労使関係以外の収入を持っておくと人生のゆとりに繋がります。投資でよく言われるのが対象の分散です。同じように、人生のリスクも分散したほうがよい時代になっています。

 

 大手企業でも定年まで安泰である保証はどこにもありません。組み立て産業の多い日本の企業においては圧倒的な強み、つまり経済的な濠を持っている企業は多くありません。特に、より賃金の安い国の人たちが代替可能な仕事に強みは無いということです。

 

 そういう意味では、若いうちに仕事はもちろん他のことでも自分の才能を試すのは大いに価値があることです。勤め先が厳しくなっても、自立した収入があれば、生活をしていくことは可能だからです。

 

 特に投資というのはすぐに、明日からでも始められる副収入づくりの第一歩として相応しいと言えるでしょう。今回は、20代前半の方からご質問を頂いています。

20代前半、手取り17万からの投資術

こんにちは。

 いつもブログを見て、参考にしております。たぱぞうさんのツイッターを見ると、質問件数も溜まっており、恐縮ですが質問をさせてください。

 

 私は23歳で、月の手取りは17万円前後、ボーナスが35万円前後、預金が約100万円の貧乏公務員でございます。

 

 これから給与・貯金等から資金を捻出し、投信でVTIを中心に積立購入し、資産運用を行おうと思っているのですが、参入していくことに少し抵抗を感じております。

 

 そこで、少したぱぞうさんのブログからは趣旨が外れてしまっているかもしれませんが、きたる暴落相場のために、いまからコツコツ金を買おうと思っております。
これに関してのたぱぞうさんの考えをぜひお聞きしたいです。

 

 簡潔に申し上げると、「今、金・VTIを買うことについての批評(メリット・デメリット等)を教えていただきたい」です。


(例:暴落対策で金を買って備えるべきとか、どうせ長期投資でドルコスト平均法を行うなら、いつ入っても一緒だから今からコツコツ積み立てておくべき…等)


 まだ投資に関して勉強を始めたばかりで色々と認識違いがあるとは思いますが、ぜひお時間があるときにでもご回答いただければ幸いです。

 

 よろしくお願いいたします。失礼します。

20代の投資、今すぐ始めるメリットあり。

 投信VTIは今から始めても大丈夫です。長期ではどこかで大きく下がる局面もあるでしょう。しかし、20代前半ですから40年近くの運用が可能です。取り返すことができます。

20代の投資は副収入づくりの第一歩

20代の投資は副収入づくりの第一歩

 NISAやiDeCoを使うとよいでしょう。つみたてNISAで年間40万円、iDeCoだと公務員さんですので月額1万2000円からの積み立てになります。新NISAではもっと大きな金額になります。ともかく、まず非課税枠から始めて、お金だけでなく投資経験と知識も積み立てていくのが良いと考えます。

 

 ただし、公務員さんの場合は退職金がiDeCoの退職控除と重なるケースがあります。下記関連記事とリンクさせて結論をお考え下さいね。

 

 金投資は、本来はあくまでサテライト的に使うのに適しています。金そのものは価値を生み出す性質はありませんので、キャピタルゲイン狙いの投資になります。相場に乗った、うねり取りの投資を志向するならば良いと思います。

職場環境が良いということ

 ご自身が公務員としてお勤めで、将来の奥様ももし公務員ということになると、一生涯に渡って正社員のダブルインカムになる可能性があります。これは大変恵まれた環境になります。

 

 自治労を中心とした職場の労働者尊重の価値観も根付いているでしょうから、産休・育児を乗り越え、復帰後も働く環境が整っています。規模にもよりますが、まだまだ多くの民間はここが整っていません。その結果女性の正社員が少なくなるのです。

 

 今の若い人たちは、夫婦で共働きがスタンダードになります。年収が増えないからです。また、一人で年収を増やすより、二人で世帯収入を増やしたほうが税制面でもお得です。奥さんが継続して働ける環境にあるということ、これは人生に大きなインパクトを持ちます。

 

 もちろん、恋愛はもちろんそれだけでありませんから、なんとも言えない部分もあります。しかし、往々にして恵まれた環境にある人はその良さに気づかないことがありますね。環境というのはある意味では努力の対価でもあります。

 

 そういう意味では質問者様は恵まれた環境を手に入れたということですね。お互い投資、積立、がんばりましょう。

 

関連記事です

やや古い記事になりますが、GLDについてです。個人で買うならGLDMのほうが信託報酬が安くて良いです。

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  公務員さんは退職金がそれなりに手厚いので、退職金控除とiDeCoのもらい方に工夫が必要になるケースがあります。

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  いずれにしても、20代30代最大の強みは運用年数が長いことですね。リスクがとりやすいのです。

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