たぱぞうの米国株投資

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非正規雇用からの資産運用と将来設計

非正規雇用からの資産運用と将来設計

 正社員は社保がしっかりしており、雇用も簡単に打ち切ることができません。よって、将来設計が比較的しやすいですね。

 

 それに対して、非正規雇用は雇用期間が決まっており、年ごとやプロジェクトごとの雇用になっていますね。定期的に雇用契約を巻きなおすことから、雇用者にとっては景気の変動に合わせて契約を見直せばよいということになります。

 

 半面、被雇用者にとっては、なかなか気持ちの面で落ち着かず、将来設計という意味ではよりディフェンシブに考えていく必要があります。

 

 共通するのは給料は今と将来の生活費であり、できるだけフローを確保、ストックに置き換えていくということです。

 

 十分なフローが確保されないならば、大きな固定費から改善を試みるのも手でしょう。例えば、住居費です。実家暮らし、あるいは賃料を抑えるなど、工夫が必要になってきますね。

 

 さて、今回は日精雇用からの資産運用と将来設計ということでご相談を紹介します。

非正規雇用からの資産運用、将来を見通した計画とは

たぱぞう様、

 初めまして。いつも興味深い記事をありがとうございます。昨年、たぱぞう様の記事を知り、以後、毎日欠かさず拝読しています。今日は、セミリタイヤを含めた老後資金の確保について相談致したく、初めて質問させて頂いております。

 

 仕事は非正規で海外事業の運営に携わっています。思えば、新卒の頃は就職氷河期で正社員の職を得ることが難しく、その後、スキルアップのため進学した海外の大学院卒業時には、リーマンショック真っ只中にあたりました。

 

 幸い、語学ができたことと大学院での知識を活かし、非正規ながら仕事をしてきました。新卒以降、日本で仕事をしたことはほとんどなく、数カ国への赴任を繰り返し、契約が終わると次の仕事を得るまで数ヶ月間日本に戻るという生活をしています。以下が私の属性になります。

 

属性:
・年齢:39歳
・性別:女性(独身)
・年収:国外時800万円、国内550万円(現在)、手取り額

 

資産状況:
・預金3300万円、米ドル10万ドル
・積み立てNISA(eMaxis Slim米国): 月33,333円 半年前に開始。
・IDECO(楽天VTI): 月48,000円 半年前に開始。
・SPYD 約80万円、VT 約20万円

 

 これまで物価の安い国々で生活し、お出かけで使う場所も限られるため、比較的短期間で資産額を増やしてきました。現在は、日本におりますが実家暮らしのため、月50万円程度が自由になるお金です。また、次の海外での仕事が決まっており、今後2年間で生活費等必要コストを差し引いた約1200万円程度を得る予定です。

 

 非正規雇用のマイナス面はあれど、現在の働き方には概ね満足しています。会社のしがらみや出世競争にも無関係なので、気楽に好きな仕事ができる点を気に入っています。そんな中、長期的に乗り越えたい悩みは以下になります。

 

悩み:

  1.  体力的な問題などを考えると、今後も海外を転々としながら働く生活をいつまで続けられるかわからず、定年退職年齢まで働き続けることが難しい(=セミリタイヤ希望)
  2.  契約毎の非正規雇用のため、厚生年金支給対象外。国民年金と現在の資産で長い老後を乗り切れるか不安。
  3.  持家に対する憧れが強く、自分の家をいつか欲しいと感じている。

質問:

  • セミリタイヤ後の老後資金を確保するにあたり、上記の預金のどの程度を投資に回すべきでしょうか。
  • 配当による定期収入を得るには高配当株投資が最適でしょうか。SPYD以外でおすすめの銘柄があれば教えてください。
  • 海外赴任中はNISAやIDECOの積み立てができなくなるため、その間は自分でVT Iを積み立てようかと考えています。現在は市場が高値ですが、毎月どの程度の額を積み立てれば良いでしょうか。
  • ひとまず、現在の積立額と同程度を続け、暴落時に額を上乗せするという方法が安全かと思うのですが、こちらの方法で問題無いでしょうか。たぱぞう様であれば、こうするという方法があれば教えて頂ければ助かります。

 長文、失礼いたしました。今後、一つずつ乗り越え、心穏やかに暮らしていきたいと思っています。ご助言を頂ければ大変助かります。

非正規雇用の積み重ねたキャリアはほとんど盤石、スキルあってこそ

 堅実にキャリアを積み重ねてこられましたね。40歳目前にして4000万円を超える資産をお持ちということで、素晴らしいです。確かに大変な時代でしたが、未来を見据えここまで盤石に過ごされたわけですね。

 

 投資に回す割合ですが、7割をベースに考えると良いですね。3割残せば、生活防衛資金としても、バランス的に好ましいです。

 

 配当による定期収入を得るのが主眼ならば、VYMを視野に入れると良いでしょう。高配当系にしては、500銘柄近くの分散が効いているからです。しかし、今は利回りが低いですね。VYMはだいたい利回りにして3-3.5のレンジになるときがあります。


 今の買い入れに抵抗があるならば、その時まで少額の積み立てで投資を開始すると良いでしょう。

非正規雇用からの資産運用と将来設計

非正規雇用からの資産運用と将来設計

 月の買い入れ額は、50万円を目安にされるといいですね。資産4000万円に対して、3000万円を投資金額とします。それを5年で割ると1年600万、月に50万です。ざっくりですが、考え方までですね。

 

 しかし、相場が不安定ですから、おっしゃるようにこれを目安として暴落時に額を載せるというやり方もよいですね。うねりをとるということに関しては定額定期ではないので賛否あります。しかし、私自身うねりで増やしてきましたから、否定するところではありません。

 

 海外での任期がある、比較的高収入のお仕事ということは開発系ですかね。開発系は友人が大勢いますので、その内容、やりがいはよくわかります。ご自分の望む期間、継続できるとよいですね。

 

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