たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

転職に伴うディフェンシブ投資は何か

転職に伴うディフェンシブ投資は何か

 元本を減らさずに運用をしたいと思うのは誰もが思うことです。しかし、投資というのは時として元本を減らす、損をするような結果になることはつきものと言えます。かの有名なバフェット先生でもすべての投資に成功してきたわけではありません。

 

 良いものに 続けて長く 投資する

 

 誰でもできる投資術を端的に表しています。例えば個別株というのは株価の上下動に損得が左右されます。上がったときにはホクホク、下がったときにはシクシクというわけですね。

 

 しかし、この30年あるいは20年でETFや投信といった金融テクノロジーが急速に発達し、市場全体に投資することが可能になりました。これは非常にシンプルです。成長国、人口増加国、GDPの成長が見込まれる国に投資をしていれば高確率でその恩恵を受けることができます。

 

 上がったときも、下がったときも淡々と買えば良い。これほど分かりやすい株式投資法はほかにありません。長期で投資さえすれば誰でも資産形成ができるという点において画期的です。

退職金でディフェンシブな投資をしたい

たぱぞう様、こんにちは。
いつもブログの更新を楽しみにしています。
以前にも一度質問させていただいたSeanという者です。

 

 私は既存NISAを使って、楽天VTI、iFree S&P 500、iFree NYダウに毎月8万円の積み立てを行なっています。

 

 このたび40歳を目前に転職をすることになり、現在働いている会社から500万円ほどの退職金が出ることになりました。これを運用したいと思うのですが、そこまでリスクを取ることなく、なるべくディフェンシブに行きたいと思っています。


 候補として、BNDくらいしか思い付かないのですが、たぱぞう様でしたらどのようにお考えになりますか?また時期も分散して投資していくべきでしょうか?

 

お忙しいところ恐縮ですが、ご助言をどうぞよろしくお願い致します。

自分の持ち場で勝負をする

 NISAで積み立てている商品はいずれも固い商品ですね。間違いのない商品です。ディフェンシブな投資でいくならば、これらの商品を時間分散して引き続いて投資していくというのが王道になります。

 

 500万を分割して投資していけばよいでしょう。分割することで得られるメリットは以下の2点です。

  • 相場の急落でも資産を守ることができる
  • 転職先が合わない場合でも、当面の資金が確保できる

 こういうことです。両方ともなければそれに越したことはないですが、リスクヘッジとは不測の事態に備えるということですね。

 

 債券のポジションを持ち、ポートフォリオの値動きをマイルドにするというのも良いでしょう。全体のポートフォリオで何パーセントか決めて投資するというのは、非常に理にかなっていると思います。

 

 ただ、利上げ局面では値下がりするのは自明ですので、しばらくは淡々と目先の変動に惑わされない心持ちが必要になります。

 

 いずれにせよ、これらの商品への投資は最適解の1つであると言えます。

新しいことに挑戦する投資

 比較的ディフェンシブとされる別ジャンルのものに投資するのも手ですね。ポートフォリオに別ジャンルのアセットを加える、分散をするということになります。投資対象は様々あります。思いつくままにあげてみましょう。

  • 生債券への投資
  • 太陽光投資
  • ソーシャルレンディング
  • 社債投資
  • 不動産投資
  • 仮想通貨

 などです。例えば、生債券、太陽光、ソーシャルレンディング、社債投資などは固い投資になります。過去の実績も十分なので、ネットで調べればある程度調べることができます。また、これらは比較的再現性も高いので、取り組みやすいと思います。

 

 不動産投資、仮想通貨投資はまずまずリスクがあります。ハードルは低くは無いですが、新たな自分の世界を広げるという意味においては熱いところがありますね。実際に、500万以下の物件を買い、積算価格で勝負している不動産投資家さんもいます。

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 また、仮想通貨も言わずもがなですね。直接投資にマイニング、様々な方法があります。

 

 私は「誰もができる投資術」ということでは米国株を中心としたETF、あるいは投資信託が一番良いと確信しています。しかし、ディフェンシブな投資に関しては他の分野でもたくさんあります。時代に応じてキャッチアップしていくことは同時に大切です。

 

 いずれにせよ、転職もそうですが、投資においても自らの可能性を広げることは価値あることですね。私自身、米国株投資を柱としつつ、投資の幅を常に広げたい。そういう柔軟さは常に持ち合わせていようと思います。

 

 何かのヒントになれば幸いです。転職が上手くいくことを願っています!一歩踏み出す勇気は生活を豊かにしますね。

 

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