「Seeking Alpha」と「Alpha Picks」を特集する
インターネットの普及によって、世界中とネットを介してつながるようになりました。今もなお関連する企業やサービスは成長を続けています。
それに合わせて、資産運用の形も変化してきました。対面型からネット完結の証券が主流となりましたね。
そして、投資に関する情報収集やアイデアも劇的に変化しました。多くの人とつながり、より良い投資アイデアを得ることで運用益の向上が狙える時代です。
今回は、投資の情報プラットフォーム、Seeking Alphaを取り上げます。
後半では特にAlpha Picksに焦点を当てて紹介します。優れた分析でリターンを期待できる銘柄を自動で選定する機能がなかなか面白い、なおかつ成果が安定しているからです。
3回シリーズの1回目になります。
Seeking Alphaとは
最初にSeeking Alphaについての概説です。
Seeking Alphaは金融市場に関するニュースを配信するクラウドソーシング型のコンテンツサービスです。2004年にモルガン・スタンレーの元テクノロジーアナリスト、デビッド・ジャクソンによって設立されました。
Seeking Alphaは投資コミュニティと定量(Quant)分析を組み合わせた情報プラットフォームを備えています。個別銘柄の深掘りや市場のアイデア発掘に強みがあります。まず簡単に特徴は以下です。
1.クラウドソーシングによる知恵の集約
Seeking Alphaは、個人投資家、金融専門家、ジャーナリストなど、独立系アナリストの集合的な知識を活用しています。多様なコミュニティは毎日約400件の豊富な記事やニュースの公開を可能にしています。
2.クオンツ・レーティング(定量評価)による評価システム
Seeking Alphaは独自のレーティングシステムを備えています。各銘柄について100以上の指標を分析し、同じセクター内の他の銘柄と比較します。
総合的に強い買いから強い売りまでの評価が与えられ、対応する5.0から1.0のスコアが与えられます。価値、成長性、収益性、モメンタム、EPS修正という5つの主要な要素に基づいて評価されます。
3.包括的なカバレッジ
Seeking Alphaは株式だけでなく、ETF、投資信託、商品、暗号通貨なども分析の対象です。株式も中小型株を含む数千の株式の分析を提供しています。Seeking Alphaひとつで、あらゆるアセットの分析ができます。
4.その他にも有益なツールが豊富
上記のほかにも、ポートフォリオツール、スクリーナー、比較、バーチャルアナリストレポートなど、幅広いツールが用意されています。
Seeking Alphaの料金体系とPremiumの特徴
Seeking AlphaはBasic、Premium、Pro3つの料金体系が用意されています。Basicは無料で登録が可能です。ただし、記事の閲覧は月1回などの制約があります。
そのため、Seeking Alphaのツールをコスパ良く利用するには、Premiumから試すのがよいでしょう。
Premiumでは、全ての記事の閲覧が可能です。クオンツレーティングや銘柄スクリーニングなどのツールにもアクセスできます。
投資初心者のみならず、自分で銘柄調査を行い、独自で投資意思決定をしたい中上級者にも活用範囲が広いでしょう。また、さらに上級の情報を手に入れたい方向けには、Proコースも用意されています。
詳細な分析結果で推し銘柄を示すAlpha Picks
個別株投資でS&P500を上回る運用を目指したいという方は少なくないでしょう。Seeking Alphaはそんな要望にも応えます。それがAlpha Picksというサービスです。これがなかなか面白いため、今回記事にしました。
Alpha PicksはSeeking Alphaの定量評価から厳選した強い買い銘柄を毎月2銘柄提供するおまかせ型の銘柄配信サービスです。2022年から開始された比較的新しいサービスです。銘柄選定はデータドリブンで行われます。
この手のサービスにしては手取り足取りで、買いや売りの判断やタイミング指示も明示されるので、一歩踏み込んだ銘柄推薦と言えます。
上級者の方でも、自分の目線と比べて判断材料として活用するということができます。初中級の人は、どうしてそのタイミングで売り買いするのか、参考になるところが多いかと思います。
Alpha Picksでは、長期保有を前提として選定されています。銘柄選びの時間を減らし、自分の投資判断だけでなく第三者の考えも参考にしたいユーザーには合うでしょう。

ポートフォリオのトータルリターンは、2026年2月8日現在301.65%です。S&P500は同82.95%ですので、Alpha Picksが指数を大きく上回っています。AIが投資を変えつつある、その実感があります。
個別株の成績を確認してみましょう。過去最もリターンが大きかったのはAppLovin(APP)です。APPが選定されたのは2023年11月15日です。手仕舞いは2025年10月1日です。この期間で、1571.37%のリターンを得ました。100ドル投資していたら、16倍以上の1671.37ドルになっていたわけですね。しかも、その後大きく調整していますから、売り時は今のところ的確でした。
APPは、2023年11月15日時点の時価総額はおよそ13〜14億ドルです。一般に、20億ドル以下は小型株に分類されますね。なかなか注目されない小型株の中から有望株を見抜いた実績は評価されて良いでしょう。ただ、小型株だから上昇させやすい面もあるわけで、これは新しい話題の国内ファンドでも良く見られる現象ではあります。
このように、Alpha Picksは、上昇可能性のある様々なセクターの個別株を上昇前にお取り上げてくれます。大型だけでなく中小型株もカバーしているのは、強みと言ってよいでしょう。
また、現在も採用中の39銘柄中、36銘柄が選定以来プラスで推移しています。そのうち30銘柄はS&P500を上回る運用となっています。この中には、直近で選ばれた銘柄だけでなく、古くは2023年から選ばれた銘柄も含まれます。わりと長期保有ですね。
過去の実績においても、現在の運用においても、Alpha Picks選定銘柄は優れたパフォーマンスを示しています。
Alpha Picksは、性格的に短期的な利益追求よりも中長期投資(90日以上)を重視する投資家にとって、優れた投資ツールと言えそうです。
なお、Alpha Picksでは、毎月2銘柄の新規銘柄紹介があります。また、過去の選定銘柄やその理由も読み取ることができます。どのような根拠で買いや売りの判断がなされるかというのは、個別株投資をする上で株式の売買の目線を養うのに役立つでしょう。
今後の第二回(3月)、第三回(4月)の記事では、Alpha Picksで選定された銘柄やレーティングがトップクラスの銘柄の中から数銘柄を取り上げたいと思います
その銘柄の実際のパフォーマンスやリターンがどうなったかを振り返りつつ、Seeking Alphaの活用事例をご紹介します。
SeekingAlpha、AlphaPicksのまとめとリンク
本日は連載第一回目、Seeking Alphaのサービス概要を紹介しました。
自分で銘柄を調べつくしたい中上級者の方はPremium、買う銘柄を受け取りたい投資家はAlpha Picksといったまとめになるでしょうか。あるいは、Alpha Picksで有望な銘柄を集め、さらに自分で徹底的に調べて銘柄を絞って運用するといった具合に、両方のサービスを連動させた使い方もできますね。
もう終わりかけていますが、気づけばセールをしていますので、リンクを載せておきます。
セール期間
- 日本時間(JST): 2月2日 午後8:00 ~ 2月16日 午後1:59
リンク
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Premium & Alpha Picks セットプラン: 年間 $639(通常価格から20%オフ)
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個人的には去年ぐらいから不動産も含めて、かなりAIを投資に入れるようになりました。
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