たぱぞうの米国株投資

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落ちるナイフをつかむな、という投資格言は正しいのか

落ちるナイフをつかむな、投資格言があるが・・・

 落ちるナイフをつかむな、という投資格言があります。これは、急落する相場には手を出すなということですね。つまり、逆張りをせずに、反転し始めたときに順張りをせよ、ということになります。

 

 しかし、同時に二番底という言葉もあります。一時的に騙し上げのような状態で反転しそのままさらに暴落、というような状態ですね。

 

 いずれにしても、相場の潮目に逆らうと痛い目に合うということです。

 

 よく、落ちるナイフはつかむな、床に刺さってから買え、というようなことも言われます。しかし、現実的にはどこが底か分かりませんので、難易度の高い投資になります。

 

 結局のところ、単純ですがPBRやPER、直近高値、株価指数、このあたりを踏まえつつ自分なりの買値目線を決めておくということになります。「いくらならば割安」と決めておくのですね。

 

 とはいえ、リセッションになるとEPSは下がり、すべての目線が変わってきます。それを加味してどのあたりまでリスクを取るのかという話になりますね。

落ちるナイフをつかむべきか、どうか

質問:落ちてくるナイフをつかむべきか


 いつも示唆に富み、やさしい語り口のたぱぞうさんのブログを楽しく読ませていただいております。私は米国在住の57歳のサラリーマンで、15年位前から株式投資を行ってきました。たぱぞうさんのブログを読み、二年ほど前から毎月130万円をVYM、BND、およびVTIに投資してきました。


 リセッションの際には、二番底が来るのではないかという思いから、相場が大きく下げた時期に買いを入れることができず、資産を大きく増やすチャンスを逃してしまったという思いがありました。

 

 あの頃とは状況も自分の年齢も違っています。長い間世界的な金融緩和で人工的に浮揚された相場が崩れ始めているのだから、一過性の調整と受け止めて、いずれ相場が回復するだろうと期待するのはどうかという気もしています。


 これまで通り毎月130万円分ETFの買い付けを続けようか、あるいはむしろもっと積極的に買い向かおうか、という思いがある一方で、落ちて来るナイフをつかんではならないという格言も頭をよぎります。

 

 米国個別株は、自社株を中心に2,000万円ほど持っていたものが、昨今の暴落もあって5分の1の価値になってしまいました。

 

 年収は約20万ドルありますが、5年後にはリタイアして日本に帰ろうと考えています。家族構成は、専業主婦の妻と二人暮らしで子供はいません。1年前までは日本で働いてきたので、65歳からは日本の年金がもらえます。


金融資産

  • 金、プラチナ(現物) 2,000万円
  • 現金 6,600万円 ETF (VYM, BND, VTI) 2,800万円
  • 米国個別株   400万円
  • 個人年金(60歳から受け取り可) 2,500万円
  • 401k(日米合わせて)   700万円


 以上のような家族構成、金融資産の場合、これからの投資をどう進めていくのが良いと思われますか。

落ちるナイフをあえて掴みに行く必要はない、けれど

 1.5憶のうち、機動力ある資産が7000万近くということですね。おっしゃるようにもし10年前ならばもう少し株式の比率も上げてよかったでしょう。しかし、退職を視野に入れられているならば、守りの投資になります。

 

 すでに安定して老後の生活を送れるだけの資産がおありなのです。無理して冒険をする必要は無いですね。むしろ、守りを意識した投資、インフレ負けしない投資が大事になってきますね。

 

 その場合金プラチナを含まない、今の現金比率というのはおおよそ7:3で悪くないと思います。今までの定額定期のペースを乱さない、あるいは定額定期の金額を少し増す、ぐらいの対応が安全に思います。

落ちるナイフをつかむな、という投資格言を思い出させるチャート

落ちるナイフをつかむな、という投資格言を思い出させるチャート

 もっとも、私は暴落時に買い増すことで資産を増やしてきました。ドローダウン30%、40%、50%というのはだいたいが後々チャンスになります。しかし、あまりおすすめするものではないですね。

 

 やはり、積立投資が王道なのは間違いの無いところです。

 

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