たぱぞうの米国株投資

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個人事業主の法人化のタイミングはいつが良いのか

個人事業主の法人化のタイミング

 個人事業主から法人化するタイミングはいろいろ言われますね。結局は年間の顧問税理士さんに支払う金額、それから均等割り分、税率、相続などを勘案することになります。

 

 個人的には、600万程度の売り上げがあり、将来的に所得になる見込みならば早めに法人化したほうが使い勝手が良いと思っています。あるいは、個人事業主に幾分売り上げを残しておき、法人と業務の内容で分けるという手もあるでしょう。

 

 税率が個人事業主と法人で違いますから、それも加味してというところはありますね。さて、今回は個人事業主で大きな収益を上げているが、FIREを将来的に考えているという方からのご質問を紹介します。

個人事業主が大変、FIREのタイミングを模索したい

 たぱぞう様、初めまして。ブログやYouTubeを毎日拝見させて頂いております。たぱぞう様の優しさが伝わってくる内容で投資初心者の私には大変有り難く、いつも楽しみにしています。


 最近になって投資を真剣に考える様になり、夫婦でスタートする事にしました。目指すのはFIREです。


 夫は変動のある業界で経営しており、ストレスも多く、毎日クタクタになるまで働いています。あと10数年くらいの営業を考えてはいるのですが、もしリタイヤを早められるのであればそうしたいと考えています。


 計画はシンプルなのですが、懸念される事や、もしたぱぞう様であれば他にどの様な事を検討されるか、お聞かせ頂けますと幸いです。

 

●夫婦2人・子供なし

夫:50歳・個人事業主(7年経過)
私:40歳・夫の会社の専従者

 

●世帯年収(課税所得・税引前)

5,000万(年によって変動あり)

 

●現在の資産・予定資産
・預金:8,800万
・倒産防止共済:800万(上限額)
・小規模企業共済:588万(掛金年間84万で継続中・63歳まで予定)


・生命保険①:124万(返戻率ピークが67歳で505万・87.8%で解約予定)
・生命保険②:503万(55歳から10年間で受取)


・iDeCo:
夫:掛金月額5.6万、60歳までの元金で907万

私:掛金月額6.7万、60歳までの元金で1,648万
〈投資商品〉ニッセイ外国株式インデックスファンド


・国民年金基金:年額16万(65歳〜79歳、80歳から15万に減額)
・年金は2人で月額13万位を想定(年齢差により10年は約半分)

 

●住宅ローン・奨学金

・ローン 残金2,868万・月額12万(70歳まで)
・奨学金 残金245万・月額1.9万(61歳まで)

 

●投資方法(iDeCo除く)

  • 世帯で月額50万程度(夫30万・私20万位)
  • 投資商品は楽天全米株式インデックスファンド、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)に半々。
  • つみたてNISAで年額上限まで上記銘柄を購入する。それ以上の金額を特定口座で購入。
  • 私はNASDAQ100インデックスも少額で検討中(予定月額の範囲内で)
  • 会社は夫63歳まで経営予定、それまでは上記の運用を続け、その後高配当株ETFに切り替えるか売却し現金化する。

 上記の計画で、投資信託にするかETFにするかを迷っています。

 

 夫は毎年確定申告をしているので外国税額控除の申請は問題なく、両者の違いは手数料の差の分と考えると、月々のやり易さを考えて投信を選んでいますが、投資額が大きくなる為ETFの方がより良いでしょうか。


 また、投資スピードを早めるために、夫を積立ではないNISAにする事や、投資月額を増やすことも検討していますが、そこまでリスクを取る必要があるかという点も迷っています。しかし10年以内のFIREを目指すとしたら、月額含めてより積極的な投資が必要でしょうか?


もし現状でたぱぞう様がFIREを目指すとしたら、どの様な方法を取られますか?

 

 大変長くなってしまい申し訳ございませんが、ご教示頂けますと嬉しいです。どうぞよろしくお願い致します。

個人事業主から法人化し、FIREへの備えをしていく

 個人事業主による収入がすさまじいことになっていますね。独立なさって、事業が成功されたということですね。ひとまず、喫緊の課題としては法人を立てることですね。所得が見えないものの、ここまで売り上げがあると、法人税率のほうが有利でしょう。

個人事業主の法人化のタイミングはいつが良いのか

個人事業主の法人化のタイミングはいつが良いのか

 今得ている収入は、ストレスがあるということはフロー的なものですね。そのフロー的なものをストックに置き換えていくことでFIREは可能になります。


 1つは株式、減価償却を含めて考えるならばハードアセットとなります。いずれも相場が高いので難易度は上がっていますが、安くなっていきなり始めるよりは今から始めておいて知見を積み重ねるというのも手でしょう。


 いずれにしても、FIREは実現可能ですから、あとは環境を作っていくだけです。投資先の投資信託はいずれも間違いはありません。これを個人で積み上げていくか、それとも法人で長期投資していくかというところですね。

 

 私は後者を選んでいますが、顧問税理士さんともよく相談されるとよいです。相続や将来的な法人での売り上げを考えるならば法人での積み上げになります。個人での分離課税を優先するならば個人での投資になりますね。

 

 あとはメールした通りです。よくよく考えてみてくださいね。

 

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