たぱぞうの米国株投資

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セミリタイアをするにはいくらの資産が必要なのか

セミリタイアするにはいくらの資産が必要なのか。

 私がセミリタイアをして5年目になりました。組織に属さない生活にも慣れ、生活は安定してきました。想定していたよりもスムーズ、ハードルが低いのがセミリタイア生活ですね。

 

 やはり、実際に仕事をしているときは保守的に考えがちなのです。さて、今回はセミリタイアするには幾らの資産が必要なのかということで書いてみたいと思います。

資産額からセミリタイアを計算する

 一口にセミリタイアと言っても、「いくらならば大丈夫」というのは、なかなか言いにくいですね。というのも、人それぞれの生活スタイルがあり、ひとくくりにするには難しいからです。

 

 サラリーマンの場合は、もし現状の給与で自分の生活、もしくは家族の生活が回っているならば年収から逆算することができます。もっとも、社保を自分で支払わなくてはいけなくなるということがあります。しかし、そこはもろもろ考えると複雑になるのでシンプルに考えてみましょう。

 

 太陽光や不動産で事業化し、法人を持つならば経費裁量も大きくなります。ただし、それもまた複雑になりますので、ざっくりとお読みいただければと思います。

年収500万レベルなのか、年収1000万レベルなのか。

 セミリタイアをして、どの程度の生活をしたいのかで大きく貯めるべき資産額は変わります。年収500万レベルなのか、年収1000万レベルなのか。当然、求める生活レベルが高いほど、求められる資産額は高くなります。

 

 例えば、1人暮らしで生活コストも安く、年に100万もあれば生活できるという場合はどうでしょうか。全く収入が無いとすると、以下の計算式が目安になります。

  • 100万×年金までの年数
  • 100万×残存生存年数

 年金が出る人は年金が出るまでの計算になります。年金が殆ど期待できない人は、残存生存年数の計算になります。例えば今が45歳だとして、年金が年間100万円出るならば、65歳までの20年持たせるだけの資産があれば良いということです。

 

 年金の見込み額は毎年はがきで送られてきます。セミリタイアをしたい人は、きちんと保管しておいて、シミュレーションに役立てると良いでしょう。 

 

 45歳からの20年を年間100万円で持たせるならば、おおよそ2000万円ですね。ただし、これは社保を含まずのバッファの無い計算ですから、余裕をもっと見たほうが良いでしょう。カツカツなので、ここから諸経費を載せて計算することになります。

 

 年間500万ならば、45歳で20年持たせるとすると1億円です。

 年間1000万ならば、2億円です。

 

 これは投資をせずに本当にディフェンシブに現金を取り崩して生活する場合です。投資スキルがあるならば、当然もっと少なくて済みます。値上がり益や、配当収入があるからですね。

 

 キャピタルやインカムは本当にありがたいものです。ガラリと貯蓄すべき額を変えるのです。

まず、1億だなという先輩のつぶやき

 たぱぞうの職場で50歳で退職した先輩がいました。私はまだそのころ30代でした。セミリタイアというのは具体的には考えておらず、ぼんやりとしたものでした。

 

 その50歳の先輩は、自宅を所有していました。また、自分のご両親と同居していました。ご両親と同居ということは、ご両親の年金も併せれば世帯年収はそれなりになります。さらに、独身です。

 

 その先輩に「いくらあれば退職に踏み切れるのですか?」と聞いたところ、「まず、1億だな」と言われましたね。投資をしていない先輩でしたから、コツコツと貯金したのでしょう。

 

 その当時の私は、子供を独立させた後、漠然と5000万あれば自分一人なら生活できると思っていました。そのギャップにそれなりの衝撃がありました。果てしない道のりに感じたものです。そのころは5000万円という数字でさえ遠く感じていましたが、投資をしていれば意外と身近、1億円も夢ではないですね。

1億円半ばでセミリタイアをした

 たぱぞうの場合は、1億半ばでセミリタイアをしましたが、資産は増え続けています。

  • 株式が絶好調で過去最高益を記録
  • ハードアセット投資のインカムが大きい
  • 当然ながら、株式の収入もある
  • ブログ、講演などのささやかな収入がある
  • 物欲があまり無い
  • 生活費よりも増えるスピードが上回っている

 こういうことですね。私はあまりハードアセットをしてこなかったのですが、少ない手出しで大きなリターンを得るという意味では組み合わせたほうがリタイアが楽になります。 

セミリタイアをするにはいくらの資産が必要なのか

セミリタイアをするにはいくらの資産が必要なのか

 もちろん、自分の与信を使うわけですが、使いようによっては株式では考えられないリターンになります。

 

 株式の収入も大きいです。例えば1億で3%の手取りであれば300万円になります。生活レベルが500万であれば、それだけで6割満たせるわけです。2億ならば600万。サラリーマンの平均年収をインカムだけで超えます。

 

 2020年のようにボラティリティが大きくなれば、キャピタルはインカムの比にならないぐらい成長します。

 

 キャッシュフローをみてセミリタイアするのか、それとも資産額を見てセミリタイアするのか。それは人それぞれなわけですが、今回は資産額に着目して記事を書いてみました。

 

 私はハイブリッドですね。資産額とキャッシュフローのバランスでセミリタイアをしました。ハイブリッドがそれぞれの目標が過度にならず、一番楽なのかもしれません。

 

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