たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

50歳までにセミリタイアをする方法を考える

50歳までにセミリタイアをする方法とは

 読者の方からいただく質問にはトレンドがあります。数年前であれば、ジェイリバイブ、ひふみ投信といった日本の中小型株アクティブファンドに関しての質問が多かったです。しかし、現在これらの質問は皆無になっています。

 

 この数年で増えてきた質問がセミリタイアに関する質問です。これは、私だけでなく何人もの投資家がセミリタイアをしたことが影響していると思われます。投資はセミリタイアの条件の1つとも言ってよく、投資ブログを書いている私の元にも質問が寄せられるということになっているのでしょう。

 

 それでは、実現の可能性が高い50歳までにセミリタイアをするための条件を考えてみましょう。

50歳までにセミリタイアをするために有利な条件

 50歳までにセミリタイアをするには、いくつかの条件があります。これらは、必須というわけではなく、条件がそろうと有利ということです。実際に、セミリタイアをした私も当てはまらない項目がいくつもあります。

  • 節約をする習慣が身についている
  • 投資を含めた収入が多い
  • 車や住居費などの支出が少ない
  • 独身か共働きである
  • 子どもがいない

支出について

 支出が少なく、収入が多い人がセミリタイアしやすいのは当然のことです。支出は自分でコントロールすることができる、つまり節約ということになります。車や住居など金額の大きなものから見直していくのが基本になります。

収入について

 収入はコントロールしにくいですが、昇進や投資、あるいは副業で最大化を図っていくというのが具体策になるでしょう。

 

 今は、手段が非常に多いですから、実現の可能性は小さくありません。今はやりのyoutubeでも、せどりでも、なんでも挑戦してみればよいのです。しかし、挑戦して、致命傷を負うのが規模の大きな不動産投資です。

 

 これは、リスクバランスをどう考えるかということになります。

家族構成について

 次に大きな条件は家族構成です。自分の収入がずば抜けていない限り、なかなか一馬力でのセミリタイアというのは難しいでしょう。また、お子さんの人数によっても支出に大きな差が出ます。

 

 例えば一馬力の子だくさん、都心家賃補助なしの高家賃住まいとなるとどうでしょうか。よほどの高属性でないとセミリタイアは不可能ということになります。

 

 私の場合はセミリタイアは考えていませんでしたので、何も考えずに20代30代のころは過ごしました。しかし、投資をして収入を効率よく増やせました。結果的に上の条件を満たさなくとも40代前半でセミリタイアをしたということになります。

 

 中には、嫁ブロックやお小遣い制で不動産はおろか株式投資さえもできない、という方もいらっしゃいます。セミリタイアを目指すならば、人生設計含めて家族全体で話し合いを進めていく必要がありますね。

 

 上にあげたような金銭面での条件もさることながら、家族の合意形成というのも大きな条件になります。

 

 前置きが長くなりましたが、今日は50歳でセミリタイアをしたいという方からご質問を頂戴しています。

50歳までにセミリタイアをしたいが、計画に無理はありますか?

たぱぞう様

 先日はご回答いただきありがとうございました。再度ご質問したいことがあります。

 

 セミリタイア(20年後)について、具体的な戦略を考えてみましたので、欠陥がないかどうかご確認していただけると助かります。

  • 私(地方公務員)(31)
  • 妻(地方公務員)(34)
  • 子(1)
  • 貯金1300万円
  • 世帯年収900万円

 月々iDeCo、つみたてNISA、ジュニアNISA(4年間で終了のため、その後は課税口座で積立)に月15.7万円づつ楽天VTIに積立をし、ディフェンシブに利回り5%想定しますと、20年後には6,450万円(楽天証券のシミュレーションより計算)の資産を構築できる計算となります。

セミリタイアへ向けてのシミュレーション

セミリタイアへ向けてのシミュレーション

 その構築した資産を毎月30万円(老後必要であろうし月当たりの資金)ずつ取崩し、残金5%想定利回りにて計算(モーニングスターの金融電卓で計算)しますと45年(私の歳で96歳)もつ計算となります。(配当生活で月30万を捻出するには1億1千万のVYM等の高配当ETFが必要となるため断念)

 

 あくまで、退職後は何も仕事をしないわけでなく、月10万円程度バイトをする見込みですし、計算上は何ら問題なくセミリタイア可能ではないのかと見ているのですが、この想定は妥当でしょうか?それとも楽観的過ぎでしょうか?想定の中で問題があるところをご指摘いただければ幸いです。また、ほかにセミリタイアに良い方法があればご教示いただければ幸いです。


 お忙しいところ恐縮ですが、ご回答宜しくお願い致します。

50代でセミリタイアは十分可能と考えます。

 まず、ご夫婦でセミリタイアへ向けて意思統一をされているのが素晴らしいですね。いくら自分がセミリタイアへの希望を語ろうとも、家族の協力がないとセミリタイアはできないのです。

 

 有利な条件がいくつかあります。

  • ご夫婦で意思統一がされていること
  • 住居費が抑えられる、地方住まいであること
  • ご夫婦共働きであること
  • ご夫婦で年金がきちんと出る仕事であること
  • 早期勧奨退職が期待できる仕事であること

 これらのことから、非常に有利な条件です。

 早期勧奨退職の対象は50歳か、あるいは55歳かもしれません。この試算では退職金の支給が含まれていません。もし、早期勧奨退職の対象となり、ご夫婦で応募すると、4000万円近くの上積みが期待できます。

 

 また、お二人の給与は現時点から漸増していきますから、うまくすれば投資額をさらに上積みすることも可能です。

 

 諸々考えると、50歳あるいは50歳前後でのセミリタイアは極めて可能性が高いといってよいでしょう。おそらく、これからの20年において相場が上下することもあるでしょう。時には2018年のように資産が下落するような相場になることもあるでしょう。

 

 しかし、相場を信じて、自分を信じて退場せず、こつこつと投資を続けていくことですね。

 

 セミリタイアは実は手段であり目的ではないのです。ある意味ではセミリタイアはスタートといってもよいでしょう。

 

 20年後、セミリタイアからどのように人生の最終フェーズを仕上げていくのか。いずれにしても、思いを具現できるよう、ささやかながら私も応援していますよ。

 

関連記事です。

  セミリタイアによって得られる、精神的な自由というのが何よりも得難い財産のように思います。

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  実はセミリタイアするのに1億もいらないのかもしれません。それほどに生活コストはかからないですね。

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  40代前半でセミリタイアをしましたが、得たものと失ったものということでまとめています。生き方モデルとしては、ややイレギュラーなのかもしれませんね。

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