たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

米国株の安心安全な最初の買い方

米国株、最初の買い方を提案する

 「たぱぞうの米国株投資」は今でこそ様々な方からお問合せをお受けしています。しかし、弊ブログはもともとは私の友人、あるいは家族に米国株が分かりやすいように書き記したブログです。

 

 ですから、株歴の浅い方からの質問は原点回帰ということになります。「こういう質問はいまさらだろうか」「こんなことを知らないと取り上げられないのではないかな」という心配は一切ご無用です。

 

 すでにブログを始めて5年になろうとしていますが、この間相場は絶好調、投資未経験の方も実績として資産が増えているのではないでしょうか。

 

 誰もができる、シンプル簡単な投資方法ということで海外投資が根付いてきたのは大変うれしく思います。さて、今日は米国株、誰もができる最初の買い方は何かということでご質問を紹介します。 

 

米国株、誰もができる最初の買い方は何か

たぱぞうさん


1つ質問させて下さい。

 

 米国株投資を始めるにあたって、とりあえず、ウェルスナビを試してみたり、NISAでVTIやVYM、高配当株なんかを買ってみようかなと思っています。

 

 ただ、最初に何種類の株をどのくらい買ったらいいものか基準が分かりません。
たぱぞうさんは株を始められた頃、どのように株を買っておられたのかお教え頂けないでしょうか?

 

 ちなみに、自分のことを書かせていただきますと

  • 29歳、株初心者(たぱぞうさんのブログで目覚めた)
  • 毎月の投資積立金 → 12万
  • 現在、投資に使える金額 → 200万

です。

お忙しいとは思いますが、アドバイスいただけますと幸いです。
それでは、よろしくお願いします。

 

ということです。

米国株ETFを買うというやり方

 まず、最初にできるやり方としては米国ETFを買い付けるというやり方があります。ここで買うETFは、3つです。

  1. VTI
  2. S&P500ETF(VOO・IVV・SPY)
  3. VYM

 1と2は円で買えます。そのため、1,2だけならば、ドル転をする必要はありません。東証上場ETF、投資信託などがそうです。Nasdaq100をベンチマークとするETFも左近良いものが出ています。

 

 しかし、高配当系はまだありません。そのため、昨今人気の高配当ならば、安定感、分散性から考えてVYMになります。

 

 これらを目的に応じて毎月の12万で、ドルコスト平均法で買っていくのが良いでしょう。理由は、2つあります。

  1. コツコツ買って、経験と知識を付けていく。
  2. 米国株が高値圏にあり、虎の子の200万はしばらく様子見したい。

 こういう理由です。投資をし始めると、様々なブログを読んだり、本を読んだりして、より詳しく知りたいという気持ちがわいてくると思います。そうして知識を得てからさらに投資の幅を広げても良いでしょう。

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 また、リーマンショック後の米国景気はすでに10年近く拡大を続けています。コロナショックは本格的なリセッションとはなりましたが、株価はすぐに回復しました。

 

 リーマンショック後の米国株式市場の各指数は成長に次ぐ成長を遂げており、ここで一か八か全財産を投入する必要はないと私は思います。

 

 キャッシュポジションを適正な%でとっておき、有事に追加投資する心の余裕を持っておきたいですね。 

 

 ロボアドでポートフォリオの組み方を学ぶ人もいますが、ひとまず金額が大きくなるまではETFや投資信託を継続して積み立てつつ、現金でリスクをコントロールしていくのが良いでしょう。信託報酬の1%は、それなりに高いですね。

 

 また、利が乗ってきたところで乗り換えようと思っても、売却すると利益に対して2割の税金がかかります。そういう意味でも入り口は大事ですね。

個別株はその後で良い、かも。

 ETFだけでなく、米国株はGAFAMなど世界を代表する企業が購入できます。しかし、これらは同時に個別株リスクがあります。業績悪化の波をもろに受けるということです。

 

 しばらく経験を積んで、個別株に興味が出たら、投資の幅を深めたくなったら挑戦すると良いでしょう。

 

 私の株歴に関しては、別記事でご紹介しています。一括投資をしたり、いきなり全株売却したり、あまりお勧めできるものではないかもしれませんね。他山の石としてご覧いただければと思います。

 

 個別株は、良い株を適切な時期に買うことです。良い株というのは、売り上げ、営業CF、営業利益などが伸びていて、利益率の高い企業の株です。ただし、これらは高い、つまり買われ過ぎているケースもあるので、時期も大事だということです。

 

 これらをほとんど考慮しなくてよいのがETFとなります。

 

 関連記事です。

 米国株の場合は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券が最もよく個人に使われる証券会社となります。

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 投資対象と時間の分散は、リスクを分散させたい投資家にとっては必須といってよいでしょう。

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 1億円貯めるにはどうしたらよいのか、というお話です。様々なアセットを紹介しながら書いています。

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