たぱぞうの米国株投資

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相続を視野に入れた投資を考える

相続を視野に入れた投資とは

 50代、あるいは60代以降となってくると相続が意識されるようになります。個人投資家でも、以下のようなタイプに分けられますね。

  1. 資産は使い切って相続しない
  2. 事前に計算して、遺族が相続で揉めないように道筋をつくる
  3. 特に対策せず、遺族に一任する

 いろいろなタイプがあります。トラブルの火種を残すのは間違いなく3ですね。本人にとって大した金額でない場合も、人によってはそれが切実な金額かもしれません。数百万をめぐって、驚くような争いに発展した例もあります。

 

 そうかと思えば、がん宣告と同時にすべてキャッシュにし、遺族全員を集め、一人ひとりに紙包みに入れて手渡したという昭和の豪傑もいます。今は難しいというか、無茶苦茶な方法ですが、そういう人もいたという話ですね。

 

 あるいは、不動産を組み合わせて、何らかの法人という形で全て事前に手を打っている人もいるわけです。

相続を視野に入れた投資を考える

相続を視野に入れた投資を考える

 いずれにしても、考え方様々、ベストな方法を考えておくというのは、困難な現代社会を次世代がよりよく生きるために必要となる知識なのでしょう。

 

 さて、少々話がズレましたが、今日は相続で大きな資金を得たという人のご質問です。 

相続で得たお金を有効に活用していきたい

はじめまして。

 匿名でご相談できる先が見つからず、急にご質問を送らせていただくご無礼をお許しください。仮に名前はさちと名乗らせてください。

 

 これは誰に打ち開ければよいか迷うことなのですが、父が他界し、日本株を相続することとなりました。


 相続が決まってから、株について付け焼き刃ですが勉強せねばと本屋に行き、たぱぞうさんの著書を始め、株の本を数冊読みました。これまで投資経験がなく、いきなり初心者の私で扱えるかわからない額の株が舞い込んでくることに喜びよりも恐怖を感じます。


 私はiDeCoはやっていますが、個別株はまだ買ったことすらありません。現在iDeCoの関係で作ったSBI証券のみ口座をもっています。

 

 相続のため今度某対面の大手証券会社の口座を作るのですが、あまりにも手数料が高いのでネット証券に移す予定です。

 

ここからが質問の本題なのですが、質問は以下になります。

  1. バフェットも自分の死後奥さんにS&P500を買うように言っているように、相続などいきなり経験値がない初心者が個別株をするにあたり適度に売却し、投資信託などインデックス投資に変えることが資産運用として最適解なのでしょうか?たぱぞうさんがご家族に託す側だったらどのように考えられますか?
  2. 初心者脱却のためと身銭を切らないと自分の血肉とならない気がして、SBI証券では自分の実力で投資をする用にして移管先は別の証券会社にしてみようと思うのですが、楽天証券、松井証券などで多数の個別株を管理、運用する場合オススメはどちらでしょうか?(初心者からコツコツ貯めていくのによい証券会社選びはよく見るのですが多くの株を保有されている方がどこを使っているのかイマイチわからなかったためのご質問となります)
  3. このような質問を中立的な立場から相談できる場所はどこなのでしょうか?

 

 ネットで探しても本を見てもわからず、途方にくれているところです。

 

 以上、今の相続に疑心暗鬼となっており、メールアドレスを入れずにご質問することをどうかお許しください。ブログにてご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

初心者脱却をすることが、相続したお金を生かす道かどうか

 金額とメアドがわかりませんので、一般的な回答になりますが、無理して初心者脱却を志す必要はないように思います。

 

 個別株が負担に思うならば、売却してインデックスに乗り換えてしまえばよいですね。ただし、日本株でも買った時代が良いと、売却すると譲渡益税が多額に発生するケースがあります。この場合は持っておいたほうがいいケースもあります。

 

 大手証券会社は、ある程度知識があったほうが生かされるように思います。自分の考えが問われるといってもよいでしょう。営業マンとのおつきあいがあるので、逆説的なのですが、そうなるのです。しかし、融資やIPOなどサービスをこちらが引き出せるならば検討に値します。

 

 自分でじっくり考え取り組むならば、ネット証券で十分と思いますよ。中立的に相談できるところは、あるにはありますが、やはり知識があったほうがいいです。金融機関の窓販や保険関連会社などに相談すると一撃で人生が変わる可能性もありますね。

 

 また、相続額が5億、10億というレベルになるとそれは相応の窓口があります。国外ですが、私の知人がそういう組織で勤務しています。ただし、このレベルになると一般的ではないですね。つまり、気にしなくてはいけない人は限られます。

 

 いずれにしても、今回されたように自分だけで判断せず、信頼できるところにきちんと確認していくことですね。信頼できるというのは、利害関係のない、そういうところですね。

 

 また、ネットの情報がすべて正しいわけでもありません。焦らず、着実なものに置き換えていく、これだけでも十分な運用になります。

 

 ぼんやりしていますが、ひとまずの回答といたします。無理なさらずですよ。自分のわかる範囲で着実に運用していく。当面はこれが一番なのです。知識は「求めよ、さらば与えられん」の世界ですね。いずれついてくるのです。

 

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