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世界の影響力ある経営者ランキング【2019年版】

世界の影響力ある経営者ランキング

 世界の影響力ある経営者ランキングです。

  • 経営する企業の時価総額、売り上げや収益
  • 経営する企業の発信、影響力
  • 経営者個人の発言や行動の影響力

 こういったものが定量的、あるいは定性的に判断されて「影響力」と評価されます。

世界のパワフル経営者トップ10

 それでは早速ランキングごとに紹介していきたいと思います。なお、名前のあとは【企業名】になっています。

 

 ビル・ゲイツ氏なども有名ですが、すでに氏は一線を退いていますので、ランキングには入っていません。現役経営者という目線でのランキングということですね。

1位ジェフ・ベゾス

1. Jeff Bezos【Amazon】

 1位はジェフ・ベゾス氏です。言わずと知れたAmazonの創業者ですね。

ジェフ・ベゾス氏

ジェフ・ベゾス氏

 世界の長者番付でも良く名を連ねています。資産はAmazon株を始めとして1100億ドルを超えると言われています。

 

 バイクショップのオーナーの父、テッド・ジョーゲンセン氏と当時高校生だった母、ジャックリン・ギーゼ・ジョーゲンセン氏の間に1964年に生まれます。その後、ジェフ・ベゾス氏が4歳の時に両親が離婚します。その後、母親はミゲル・マイク・ベゾス氏と再婚します。ベゾス姓は、2番目の父親から受けたものですね。

 

 その後プリンストン大学に進学、金融決済システムのスタートアップ企業Fitelに入社、金融畑で職歴を重ねます。当時進行のPEファンドだったD.E.ショーでSVPになったあと、オンライン書店のAmazonを設立、今に至ります。

2位ラリー・ペイジ

2. Larry Page【alphabet】

 Googleのラリー・ペイジ氏が2位です。ラリーペイジ氏の両親はミシガン大学の教授で、父親も計算機工学が専門です。

 

 ラリー・ペイジ氏自身もミシガン大学で計算機工学の学士号を取得します。その後、スタンフォード大学の博士課程に進みます。そこで、Googleの共同経営者となるセルゲイ・ブリン氏と出会います。

alphabetのラリー・ペイジ氏

alphabetのラリー・ペイジ氏

 意気投合した二人は家族や友達から集めた100万円を使い、1998年にGoogleを立ち上げます。Yahoo!などのインデックスに基づく検索ではなく、機械的なパターンに基づく世界で類を見ないサーチエンジンを構築しました。

 

 最近はカリブ海のプライベートアイランドにいる時間が長くなっています。長く声帯に病気を抱えており、引退もちらほら噂されますね。

3位マーク・ザッカーバーグ

3. Mark Zuckerberg【FB】

 3位はFacebookのマーク・ザッカーバーグ氏です。このランキングの年齢で言うと、ずば抜けて若い経営者ですね。父親は精神科医、母親は歯科医という医療系の一家で育ちます。

Facebookとマーク・ザッカーバーグ

Facebookとマーク・ザッカーバーグ

 ハーバード大学進学後、画像格付けアプリなどを作っていましたが大学のコンピューターをハッキングして、アクセス権を喪失します。このあたりのやり取りに関しては、映画「ソーシャル・ネットワーク」などに詳しいですね。

 

4位ウォーレン・バフェット

4. Warren Buffett【BRK】

 1930年生まれのウォーレン・バフェット氏は最高齢かつ、唯一投資家としてのランクインということになります。推定資産は10兆円とも言われます。あまりお金を使わない、質素な生活を続けていることでも知られます。

 

 1958年に31500ドルで購入した、オマハの郊外の住宅に今でも住んでいます。バークシャーハサウェイのサイトも極めてシンプルなテキストからできていますが、ある意味では似ていますね。

 

 オマハの賢人と言われ、バークシャーハサウェイの株主総会はバフェット氏の話を聞くために数万人集まり、世界に実況中継されます。

マンガー(左)とバフェット(右)

マンガー(左)とバフェット(右)

 同様に投資家に多くの示唆を与えてくれるチャーリー・マンガー氏とともにバークシャーハサウェイを大きくしてきました。

5位ジェイミー・ダイモン

5. James "Jamie" Dimon【JPM】

 ジェイミー・ダイモン氏です。米銀大手のJPモルガンチェースの最高経営者、会長です。他の多くの経営者のような、創業者ではありません。それでも、2018年の報酬額は34億円と言いますからけた外れですね。

 

 タフツ大学在学中に、祖父と父の勤務先であったシアーソンで働きます。2年の社会人生活の後、ハーバードビジネススクールに入学します。入学後は夏休みなどにゴールドマンサックスで勤務します。

 

 卒業後は、父が転職して副社長を務めていたアメリカンエキスプレスに入社します。その後、バンクワンなどを経て、2005年に最高経営責任者になります。これがダイモン氏49歳の時ですね。

JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏

JPモルガンのジェイミー・ダイモン氏

 その後、リーマンショックなどを乗り越えた手腕が評価され、今に至ります。

6位ジャック・マー

6. Jack Ma【BABA】

 6位はアリババの経営者だった、ジャック・マー氏です。2018年9月にすでに一線を退く姿勢を示していますね。

 

 英語を学ぶために、市内で最も大きなホテルに毎朝通い、ガイドをかって出ていたと言います。そうして、生きた英語を学んだわけですね。

 

 数学が苦手で、2度大学受験に失敗、3輪自動車の運転手になります。しかし、その後改めて奮起、杭州師範学校の英語科を卒業します。米国滞在中に、中国に関するサイトが全く出てこないことから、自分でサイトを作る決意をします。

 

 いくつかの紆余曲折を経て、1999年にAlibabaを設立します。当時、カテゴリ検索が主流で、Aだと上位に表示されること、さらに「アリババと40人の盗賊」で誰もが親しみやすい名前、という理由とからですね。

ジャックマーこと馬雲

ジャックマーこと馬雲

 その後、ソフトバンクの出資なども受けながら、世界有数の企業に育てました。 

7位ダグ・マクミロン

7. Doug McMillon【WMT】

 7位はウォルマートの最高経営責任者、ダグ・マクミロン氏です。ウォルマートは言わずと知れた、世界最大の売り上げを誇る小売りチェーンです。アーカンソー州出身のダグ・マクミロン氏は、ウォルマートでアルバイトを学生時代に始め、そのまま社員になり、社長になります。

ウォルマートのダグ・マクミロン

ウォルマートのダグ・マクミロン

 ちなみに、実質的なオーナーはウォルトン一族です。創業以来、ウォルトン一族による経営が続き、典型的なファミリー企業となっています。一族の資産合計は、ビルゲイツ氏やバフェット氏といった資産家を上回る規模です。

8位ティム・クック

8. Tim Cook【Apple】

 8位はAppleのティム・クック氏です。とかくスティーブジョブズ氏のイメージが強いAppleですが、その後のかじ取りをそつなくこなしている経営者ですね。

Appleのティム・クック

Appleのティム・クック

 1982年にオーバーン大学で理学士を取得し、1988年にデューク大学でMBAを得ます。その後、IBMパソコンの北米担当、コンパックのバイスプレジデントを務めます。1998年にapple入社、体調不良の時期のジョブズ氏に代わってCEOを務めます。

 

 ジョブズ氏亡き後の2011年以後は、継続してAppleのCEOです。

9位イーロン・マスク

9. Elon Musk【teslaなど】

 話題に事欠かない経営者、イーロン・マスク氏が9位です。南アフリカ出身で、出身国以外にもカナダとアメリカの国籍を持ちます。

 

 10歳から独学でプログラミングを学び、12歳でソフトウェアを販売したといいますから、並外れていますね。

TESLAとイーロン・マスク

TESLAとイーロン・マスク

 その後、カナダに渡り、ペンシルベニア大学で学位を取得します。ペイパルの元になるX.comを設立したり、tesla、ソーラーシティなど関係する企業群が多岐にわたるのもイーロン・マスク氏の特徴の1つですね。

10位ポニー・マー

10. Ma Huateng【Tencent】

 1993年に深圳大学計算機系を卒業し、深圳潤迅通信でソフト開発をします。その後、経験を生かして1998年11月にテンセントを創業、今に至ります。

 

 ゲームに強く、アプリの収益は世界でトップです。ちなみに、初期から投資していた南アのナスパーズが大株主になっています。

テンセントのポニー・マー

テンセントのポニー・マー

 ゲーム以外にも、テンセントQQは中国本土で最も普及するメッセンジャーアプリでした。中国人ならば使っていない人はいない、それぐらい広がりましたね。スマホ時代の到来とともに、QQに変わりWeChatが席巻しています。今はWeChatがプラットフォーム化しています。

世界の影響力ある経営者ランキングのまとめ

 時価総額が大きい、なおかつ影響力の強い経営者を紹介しました。もう、引退を見据えている経営者もいますね。プログラムに長け、インターネット草創期に大きな役割を果たした経営者が多いです。

 

 今後、新しい世代からはどのような経営者が生まれるのか、また楽しみですね。

 

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