松井証券で投資信託をタダで買うことができるようになりました。
松井証券が投資信託をタダで購入できるサービスを始めました。
クレジットカードのポイントを貯めて、旅行をしたり、ホテルに泊まったりという活用をされている方は多いと思います。今回、松井証券がクレジットカード紐づきで、投資信託を購入できるサービスを始めたということですね。
ポイント投資ともいえるこのスキームですが、ここで紹介しておきたいと思います。
松井証券の「ポイントではじめる元手資金0円投資」とは？
松井証券では「ポイントではじめる元手資金0円投資」と銘打ってサービスを始めています。３つの特徴があります。
- 元手資金0円で投資ができる
貯めたポイントで投資信託を購入できるから、実質0円で投資をスタートできます。月々の積立設定ならポイントの枠内だけに収めることも可能ですね。
- 自動積立でポイントが失効しない
積立設定をすれば、毎月自動的に全ポイントを投資信託の積立にあてることができます(1ポイント＝1円。100円以上1円単位)。生活費をこのカードに集約すると、それなりの投資額になりますね。
- 選べる投資信託は３つ
どの投資信託でも良いというわけではなく、現状では3つの投資信託から選択することになります。「長期積立に適した人気銘柄を松井証券が厳選しました。」ということです。
ちょっとした特徴がありますので、加筆したいと思います。
松井証券「MATSUI SECURITIES CARD」とは
今回紐づく松井証券「MATSUI SECURITIES CARD」（松井セキュリティーズカード）はポイント還元率1%のクレジットカードです。通常のクレジットカードと同じように、月間のカードショッピング利用合計金額100円(税込)毎に、「松井証券ポイント」が1ポイント貯まることになります。
ここで貯まったポイントを利用して、投資信託を購入できます。つまり、ポイント分で投資信託を買うので、元手資金0円で投資がはじめられるというわけです。
また、通常ポイントには有効期限がありますが、投資信託に変えてしまえば当然ながら期限は無くなります。松井証券「MATSUI SECURITIES CARD」で自動積立設定にするとそれが可能になるということですね。
また、年会費はかかりません。年会費ゼロ円です。
松井証券の「ポイントではじめる元手資金0円投資」で選べる３つの投資信託とは
松井証券により厳選された３つの投資信託ということですが、以下の３つを選べることになっています。
- ひふみプラス
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- eMAXIS Slim バランス(８資産均等型)
この３つですね。以下一言コメントを添えます。
ひふみプラスとは？
ひふみプラスはひふみ投信の商品です。日本の中小型株投資に強みを持ち、リーマンショック以後のパフォーマンスは力強いものがあります。特に２０１７年以後のパフォーマンスは優れています。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスとは？
MSCIコクサイ連動の最も人気ある先進国投資の投資信託です。国際分散投資を志向するインデックス投資家に支持を受けており、純資産総額も順調に伸びています。今後も個人投資家にもっとも人気ある投資信託の１つとなり続けるでしょう。
年率、年率0.11772％の信託報酬は出色と言ってよく、MSCIコクサイ連動の投資信託としてはニッセイ外国株式と並んで双璧です。投資先はアメリカが過半数以上、他はEUやカナダ、オーストラリアなどの先進諸国です。オーストリアやイスラエルも入っています。
eMAXIS Slim バランス(８資産均等型)とは？
eMAXIS Slimバランスは低信託報酬で最も人気のあるバランスファンドの１つになっています。新興国株、債券、日本株、債券、先進国株、債券、先進国リート、日本リートを均等に混ぜ合わせたバランスファンドです。バランスファンドを選ぶということならば、現時点で最適解の１つになるでしょう。
eMAXIS SlimバランスとS&P500の比較をしてみましょう。
eMAXIS Slimバランス＝水色
S&P500＝青
水色のeMAXIS Slimバランスがほとんど横ばいなのに対し、青のS&P500はよく変動しています。債券を多く含むeMAXIS Slimバランスの特徴がよく表れている比較チャートですね。下値不安を押さえたい人にとっては有力な選択肢になるでしょう。
松井証券のポイントではじめる元手資金0円投資のまとめ
最後に一言コメントでまとめたいと思います。
- ポイントで買えるため、元手は確かにかからない。
- 選べる投信を絞ったのは、初めて投資をする人にはよいことなのかも。
- とはいえ、S&P500かVTIに対応する投資信託が欲しいところ
松井証券で口座開設し、「MATSUI SECURITIES CARD
」の契約をすることで使えるサービスです。楽天証券が投資信託をクレジットカードで買い、ポイントを付けるサービスを始めましたが、今後もリテール向けの証券会社ではこうした流れがあるかもしれませんね。
証券会社各社のサービスもこの数年で非常に充実してきています。
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クレジットカードのポイントを生かすと言えば、楽天証券の投資信託購入が有名ですね。今回、松井証券のクレジットカード関連サービスが始まったということで、今後他社のサービスにも注目したいところです。
DMM.com証券では株式の売買をすると株ポイントがたまるというサービスがありますね。こちらは、貯まった株ポイントを現金に換えられるというサービスです。現金に変えて、株の購入に充てることもできるので、サービスとしては松井証券に近いですね。
資産運用で１億円作るのにかかる時間についてです。夫婦共働きで、ともに積み立て投資をしたらどうなるのか、というシミュレーションです。やはり２馬力だと倍速、１億円も夢ではないですね。
