たぱぞうの米国株投資

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人生を構築するコスパとタイパ:意識が高まる生活の質#

コスパとタイパの組み合わせで人生を構築する

 コストパフォーマンスとタイムパフォーマンス、それぞれコスパやタイパと言われるものですね。費用対効果、時間対効果を意味します。この2つにこだわりすぎると生活の質は逆に下がりますが、ある程度意識すると質が高まるのも事実です。

 

 例えば、東京は日本でも特殊なエリアですね。教育熱が高く、住居費が高い。サラリーマンが住むにはよほど高属性でないと苦しく、生活費のために働くような状況になりかねません。

 

 知人の専門職の同僚で、新卒で採用されてから一度も出勤していない人がいます。リモートですべて完結するからです。リモートを条件として採用に応じた、というわけです。仮に年収が1000万として、東京以外を選べばそれなりの生活が営めるでしょう。その人にとっては、コスパとタイパの良い生活が自由に選択できます。通勤もないですからね。

 

 同様に、子どもの進学はどうでしょうか。かつては良い高校、良い大学、良い企業を選べばよい人生が担保されました。しかし、今は違いますね。年収が大して伸びませんから、努力と教育費に見合った成果が得られるかどうかは微妙なところです。

 

 効果のわりに学費の高いところだと、ややもするとその分投資に回してあげたほうが良かった、というケースもあるでしょう。本当に進学する意味があるのか、特に時間と費用のかかるわりに何か確固たるものが得られない、多くの文系大学はどうなのか、ということになります。

 

 ある意味では人生はゲームです。自分と家族にとってより良い何かを選択する、その選択を組み合わせることで成り立っています。その決定のプロセスにおいて、コスパ、タイパというのは考慮してよい項目の1つですね。

 

 考慮してよい、と含みを持たせるのは、生きるというのは多分に情緒的でパフォーマンスだけで決まらないからですね。これは言うまでもないことですね。

 

 さて、今回は投資方針で悩む公務員さんからのご質問です。

FIREを考慮に入れて、投資をしています

 はじめまして。 今後の投資方針について相談させてください。

 

 あまりよくわからないまま投資をしてきて、今後子供が社会人となるタイミングでアーリーリタイヤを希望しています。

 

家族構成:夫(公務員40歳年収500万)、私(公務員37歳年収400万)、子(小3、年長)

 

〇金融資産 5650万(NISA、ジュニアNISA、iDeCoなどを中心に)

私:EMAXISSLIM 30万 、SBI・V・S&P500 2900万 、個別日本株 680万、IDECO 140万

 

子:EMAXISSLIM オルカン 240万、個別日本株 400万

子:EMAXISSLIM S&P 240万、個別日本株 320万

夫:EMAXISSLIM S&P 560万 、IDECO 140万 

 

〇共済積立貯金(半年金利0.5%)

夫婦合わせて 3100万

※住宅ローン控除が4年後までなので、そのタイミングで全て返済予定。

〇現金200~300万

 現在、私は時短で働いていますが、来年度からは子の小学校就学に伴いフルタイムで働かなければなりません。

 

 フルタイムになると残業が部署によるが必須になることが予測されます。

 退職したい気持ちもありますが、上の子を私立中学に通わせるべく現在中学受験塾に通っており、おそらく下の子も同様になるかなと思っています。

 

 目標は子供が社会人になる17年後にアーリーリタイヤすることを目標に投資をしています。(もともとアーリーリタイヤへの意識はあり、コツコツと投資をしてきたところです。)

 とはいえ、子供が手を離れたら仕事をしたいとも思うこともあるのでしょうか?仕事が忙しくなると、余裕がなくなりイライラする自分が嫌いになります。

 

 夫婦ともに新NISAでEMAXISSLIM S&Pをクレカ積み立ての上限10万しており(SBI)、私はポイント狙いでマネックス・楽天・AUカブコムでも10万クレカ積み立てしています。手元資金が足りなくなれば、投資信託保有ポイントが少ない楽天・AUカブコムから売却して費用捻出しようと思っています。

 

 それでも足りなければ、SBI・V・S&P500を売却。 このままこの方針で良いのか、ETFも検討した方がいいのか悩んでいます。 ETFは敷居が高いようにも感じて…。

コスパの良い地方での生活と投資効率の良い米国株の組み合わせ

 ひとまず、新NISAのご夫婦の枠を埋めるのが肝要です。この枠を埋める原資は共済積立貯金がよいでしょう。共済積立貯金は以前はそれなりに利回りを出していました。しかし、現状は恵まれているとはいえ国内の低金利を反映して厳しい利回りです。

 

 米国のインフレターゲットが2%である以上、低金利だと相対的に目減りします。

 

 選んでいる投資信託はどれも手堅いです。無理してETFにスイッチする必要はないでしょう。

 

 給与のわりに金融資産が多いです。都心部など生活コストのかからないエリアでお住まいでしょうか。そうだとすると、これはFIREするにあたって有利な材料となります。お子さんが独立したタイミングでのFIREは十分視野に入るでしょう。

 

 都市と地方の生活コストの差を生かすのは理にかなっています。同様に、米国と日本の生活コストの差も日本国内で生活するには有利です。米国株投資をし、日本の地方で住む、これは非常に効率が良いです。

人生を構築するコスパとタイパ

人生を構築するコスパとタイパ

 個別株にチャレンジをされていますね。これは数年すれば向き不向きが分かってくるものです。もし、コスパ、タイパの面から非効率であると感じられるならば、投資信託に一本化していくのが良いでしょうね。

 

 私立中進学はこれも向き不向きがあります。特に大学が人生を大きく左右する時代は終わりました。本人の資質も含めてお子さんと共に考えていきたいところですね。

 

 仕事が忙しいとイライラするのはみんな同じです。特に公務員のように過度に細かく、正確さとまじめさ、協調性が尊重される職場はそうです。人によりますが、他に楽しいことはたくさんあります。違和感があるならば、価値を過度に置く必要はないかと思います。

 

 自分の人生は自分でつくる、職場に振り回されずに共に頑張りましょうね!

 

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