たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

コアサテライト投資におけるセクターETFの活用方法

コアサテライト投資におけるセクターETFの活用

 この数十年ほど、米国株のリターンが全世界投資のリターンに勝っています。いや、本当はもっと長い期間そうなのかもしれませんが、私の手元にある資料だと数十年しか追えないのです。

 

 いずれにしても、米国株投資は大変な人気になっています。かつては、米国株投資というと為替リスクや銘柄情報が少ないことが意識されました。しかし、今はそういったリスクにたいする過度の懸念は影を潜めましたね。

 

 米国株投資を前提として、どのセクターの比率を高めるのか、このような議論もみられるようになりました。さて、今回はセクターETFの活用ということで、ご質問を頂戴しています。

コアサテライト投資における、サテライト、セクターETFは不変なのか

たぱぞうさん

 はじめまして。いつもブログ楽しく拝見させて頂いてます。

 

 当方三十代前半のサラリーマンです。たぱぞうさんや多くの方のブログや書籍を拝読し、米国株(VOO、セクター別ETF)に2年程度投資を続けています。本日は、セクター別ETFの使い方についてご質問させてください。

 

 投資を始めてしばらくしてから、セクター別ETFの存在をしりました。昨今のIT企業の発展や、それに伴う株価の上昇を見て、VGTやQQQに投資することに妥当性はあると考え、1年程度積立投資を継続しています。


 疑問点としては、これを今後数十年にわたって続けていいのか?という点です。

 

 VTIやVOOについては、米国が今後も緩やかに上昇を続けていくと考えているので、積立継続は妥当であると考えています。


 一方、セクター別ETFについては、1つのセクターが上昇し続けることはないでしょうし、景気の循環から低迷することもあると思います。その際、株価が安く仕入れられるからと積立を継続すべきなのか、それとも成長に陰りが見えたら売却し、新たなセクターに投資すべきなのでしょうか。


 個人的には前者の考えがいいと思う反目、QQQが長いこと低迷したことを考えると、投資先を変えた方がいいのでは、とも思います。

 

 セクター別ETFを、VTやVTIのようにコツコツと積立投資を続けるべきなのか、あるいはより効果的な使用方法があるのか。こちらについて、ご教授頂ければ幸いです。お忙しい中恐縮ですが、よろしくお願いします。

サテライトに活用するセクターETFは、見極めが大事

 コアサテライトで活用するセクターETFは時流の見極めが必要になりますね。米国株で特に強いのはITセクター、それからヘルスケア、一般消費財セクターなどになります。これは、GAFAMや製薬など、米国が強い企業がこのようなセクターに偏るからです。

 

 リーマンショックであり方が変わった金融セクターや、シェール革命で収益が出にくくなったエネルギーセクターなど、リターンがパッとしないセクターも存在します。いずれも、一時期は脚光を浴びたセクターです。特に金融セクターなどはほんの10数年前は花形だったのです。

 

 NASDAQ100連動のQQQはセクターETFではありませんが、性格的にITハイテクが多くなるため、サテライトとして好まれますね。セクターETFのようにGAFAMがばらつかないのも強みに今はなっています。

コアサテライト投資でリターンに優れるセクターETFをトッピングする

コアサテライト投資でリターンに優れるセクターETFをトッピングする

 これらの個性的なETFは、大まかながらトレンドをおさえる必要があります。栄枯盛衰があるのですね。とはいえ、もしITセクターやヘルスケアセクターが弱くなるようなことがあれば、その時は米国株に対する評価も変容している可能性がありますね。

 

 いずれにしても、そうしたことを念頭に踏まえつつ、投資をしていけばよいでしょう。包含的であるがゆえにほったらかし可能なインデックス投資とは異なるということです。

 

 とはいえ、例えばSaaS企業群に見るように集中から分散、クラウド化へのシフトはIT業界における伸びしろを感じるものですし、こうしたイノベーションは他セクターに比べると活発ですね。

 

 当面、ITセクターへのエクスポージャーを高めつつ投資を続けていくというのは、時宜にかなった投資方法ですね。

 

関連記事です。

  運用総額ランキングでもQQQが上位に食い込むようになりましたね。また、VTIがVOOにランキングで逆転されたのもこの数年です。このように、トレンドがそれぞれありますね。日本人に人気のVTはマイナーな取り扱いです。

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  リターンランキングを見れば、強いセクターが一目でわかります。そしてこの傾向は急には変わらないでしょう。バンガードでいうとVGT、VHT、VCRあたりはトレンドが反映されて人気がありますね。

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  セクターETFをはじめ、個別株の取り扱いもこの5年でかなり増えたSBI証券です。取り扱い銘柄の要望を出し続けることが大事ですね。

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