経済的に成功する要素はシンプルに３つ
経済的に成功、突出している人を見ると、成功のパターンはおおむね３つに集約されます。
- 起業
- 相続
- 投資
この３つです。
経済的に突出しようとすると、この３つのいずれかで成功を収める必要があります。実際に豊かになっている友人をみても、この３パターンのいずれかに当てはまります。ある意味では改めて説明するまでもなく、分かり切ったことなのかもしれませんね。
いずれにしても、誰かの足を引っ張ったり、妬んだり、批判をしたりしても自分が豊かになることは絶対にありません。そういう商売に繋げている人は別ですが、普通に妬み誹りに乗っているだけでは何も変わらないということです。
これらは封建社会以来の比較によるガス抜きのようなもので、自分自身の生活が変わるわけではないことは知っておきたいですね。
大事なことは、分かり切っているのです。
起業、相続、投資、３パターンのどれに自分を当てはめるかを考え、実行することです。これには、いろいろな方法があります。知識教養、あるいはセンス。いずれにしても実力をつけることです。とはいえ、それだけでも足りません。
成功している人に共通するのは個人の実力はもちろん、運も大きく作用しているということですね。よくそのことを分かっているため、だいたいにして皆さん謙虚です。変な人もたまにいらっしゃいますが、まあいいでしょう。
とはいえ、日本においては突出した成功者とそうでない普通の人の差が日常において顕著に確認できるわけではありません。医療や行政サービスなども非常に平等にできていますね。
日本の場合は税金が非常に重いため、個人的には特に最近再分配がうまくいっているとは思いませんが、相対で見るとよくできているのは事実です。これは治安などの生活の質に直結していると言ってよいでしょう。
今日は、その豊かさや平等性が将来的に失われかねないのではないか、ということでご質問を頂戴しています。
海外投資が経済的な成功の一助となることには疑いはないが、不安もある
たぱぞう様
はじめまして。毎朝楽しみにブログを拝見している40代・男性、自営業をしております。たぱぞうさんもお示しの通り、私もアメリカの成長性に将来を感じており、米国株インデックス投資信託を淡々と続けていくつもりです。
実は、自分の事業（利益率：高い）と米株投資（経費・減価償却：無い）の現状→次の事業展開（経費・減価償却：取れる）、法人化で質問しようと思ってたのですが、最近感じるモヤモヤを先に質問したくなりました
ますます日本が衰退していく姿を肌で感じる中、「数字的」と言うよりは、『私個人の肌感覚としてのモヤモヤ』です。世界的に凋落し続けていている日本で暮らす将来について、このまま日本が衰退していく、又は世界と比較して日本の成長が鈍い場合、
その日本で米国株インデックス投資信託を持ち続けると、
①米国株の成長の恩恵：世界中誰でも投資しさえすれば享受できる
②日本が凋落すればするほど、皮肉にも日本にて米国株の価値が相対的に「更に」上がる
よって、『①＋②＝2重の資産増加 in 日本』になるでしょうか。
現在の日本は、世界から凋落しつつあるとは言え、まだまだ過去積み上げてきた日本の宝があります。
- 治安の良さ、安全性
- 衛生面の清潔さ
- 美味しい食事（しかもお手頃な価格）
等、素晴らしい環境が整ってます
しかし、このまま日本の衰退が続くとすると、将来、
- 米国株インデックス投資を保有している分、日本で『①②』の「2重の資産増加」
となる一方、 - 現在の素晴らしい日本の環境『a）b）c）』が失われる
とモヤモヤしています。
更に、為替が円安傾向に変化していけば、より一層【（1）】は強まります。「この日本」で米国株インデックス投資信託を持ち続ける意味・将来について、よろしかったらたぱぞう様のザックバランな見解を聞かせて頂ければと思います。
たぱぞう様とは同世代であり、今後もたぱぞう様のブログと共にフレキシブルに成長していきたいと思っております。
大切なことは、本質を端的に見抜き、実行していくということ
おおむねご指摘の通りの方向で進んでいくと思われます。ただし、そのスピードは非常にゆっくりで、なおかつ価値が一直線に下がり続けるものでもありません。
米国株ないしは全世界株が上昇し続けるのに対して、日本の広い意味での財が停滞するならば、相対的に差は開いていきますね。これは、過去３０年において顕著でした。
とはいえ、この歪み、原理原則さえ押さえていれば、おっしゃるように割安な日本の有形、無形の財を享受できるのも事実ですね。
一方で日本人が日本にだけ投資するのは非常に危険です。私たちは日々労働をしていますが、日本で働くということ自体が労働資本の投下です。つまり、私たちは労働という形で日本に投資し続けているのです。
分散という意味でも、日本国外に金融資産を投資するのは理にかなっています。
私は１０年以上前からそのように考え、実行に移してきました。結果として米国株に投資していた「だけ」でかなり結果を残すことができました。
今後もこの流れは変わらないでしょう。魚の少ない釣り堀よりも、魚の多い釣り堀で釣りをしたほうが難易度は低いのです。
日本の良さはもちろんあります。私の場合は事業という形で太陽光や不動産に取り組んできました。日本だけでなく海外含めてしっかり稼ぎ、適正申告で貢献していくというのが私には合っていますね。
治安の件は、今まだ曖昧なエリアのすみわけが今後ははっきりしていく、そのような傾向が強まるかもしれませんね。開発途上国などは非常にはっきりと見て取れますが、日本ももしかしたらそのような変容を遂げるのかもしれません。
しかし、これも過度に恐れる必要はなく、場所や家に固執せず状況に応じてしなやかに生活していけば解決できることですね。
ともにがんばりましょうね。
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