たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

20,30代からの資産形成で押さえておきたいこと

20代、30代からの資産形成のポイント

 20代、30代から資産形成をしていくことは大事です。

 

 資産形成ができると、どのようなメリットが生まれるのでしょうか。

 私は40代前半で資産形成のおかげですでにセミリタイアをしています。そこで、体験に基づいて箇条書きにしてみましょう。 

資産形成のメリット

  • リタイアの時期が自分で決められる
  • 老後の生活が安定する
  • 仕事に依存しすぎない人生が得られる
  • 経済的にゆとりがあるので、精神的に追い詰められない
  • 人生の後半を趣味で生きていくことができる
  • 心穏やかにすごせる
  • 気の合う人とだけ会うようになる
  • 朝から晩までマイペースに過ごせる

 

 ・・・書いていくときりがありません。確実に言えるのは、「自分の人生を自分で決めることができる」ということですね。仕事にやりがいを見出すもよし、趣味に生きるのも良し、とにかく自由なのです。

 

 私の場合は、あくまでセミリタイアです。完全にリタイアしたわけではありません。一応仕事があります。その仕事としては、ゆるやかに資産管理法人を経営、ということになります。一時期は自由の反動で仕事を引き受けすぎて大変でしたが、これからはそれも減らしていくのでしょう。

知っておきたい資本主義における富の法則

 さて、数年前に大きく話題になったシンプルな式があります。

 

 トマ・ピケティ氏によるr>gです。つまり、資本収益率>経済成長率です。平たく言うと、

 

  • 投資による資産の伸び>労働所得の伸び

 

 ということです。

 実際に世界を見回しても、富裕層は富を子孫に残し続けています。そのため、資産の格差は埋まりません。富めるものはよほどの下手を踏まない限り、末代まで富み続けるということです。

 

 これは利息で考えればわかりやすいです。例えば手元に1億円あるとします。配当収入が税引後3.5%あれば350万の所得です。10億ならば3500万の所得です。

 

  • 1億円の利息       350万円
  • 10億円の利息     3500万円
  • 100億円の利息  3億5000万円
  • 1000億円の利息     35億円

 

 金額が大きくなるほど、逆転不可能な数字であることが実感されます。ちなみに第二次世界大戦後の日本における財閥解体や農地改革は、この固定化された貧富の差を破壊することを狙ったものです。社会は思ったより固定化されていて、栄枯盛衰はあまり起きません。

 

 しかし、10億円は難しくとも、1億円は条件がそろえば一般人でも可能です。

資産形成をするための現実的な手立て

 それでは、資産形成をするための現実的な手立てを考えてみましょう。比較的取り掛かりやすいものから順番に書いています。

働く、夫婦ならば共働きをする

 まず働いてお金を稼ぐことです。労働の対価として報酬を得ていきます。夫婦ならば、共働きというのが基本になります。すでに豊かな時代は過ぎ去り、一家四人で一人だけ働いて、一人の給与で生活していくのは困難な時代になっています。

 

 共働きならば、お互い正社員で働けると2倍の収入になります。逆に言うと、働く期間は二分の一になります。定年を早めるという選択肢が出てきます。

 

 もちろん、共働き期間は家の余裕がなくなります。そのため、お互いに家事を分担して、お互いが無理なく働ける環境を整えることが大事です。

 

 どちらかの勤務状況が厳しすぎて、家事や育児に参加できないケースがあります。その場合は、年収を下げてでも仕事の負担を軽くしたほうが良いのか、それとも片方に収入が偏重した状態のほうが効率が良いのか、やりがいも含めて考えてみるとよいでしょう。

 

 いずれにしても、20代ならば理想は年に合わせて100万、30代ならば合わせて200万程度貯めていくことができれば、50代で安定生活できるぐらいの資産形成ができるでしょう。

資産形成のために20代、30代から投資をする

 貯蓄と同時に投資をすることです。諸説あるでしょうが、以下のペースが1つの目安になります。

 

年代 貯蓄額 年投資額 
20代 1000万円 100万円
30代 3000万円 200万円
40代 5000万円 200万円
50代 7000万円 200万円
60代 1億円  

 

 徐々に配当収入の大きさを実感できる額になります。30代になって、子どもができると貯蓄スピードが鈍ります。子育てにお金がかかるからです。それまでに1000万の大台は突破しておきたいものです。

 

 ただし、この貯蓄計画では投資による複利や元本成長をあまり織り込んでいませんから、種銭ができてくればもっと楽に貯められます。

 

 例えば、20代で1000万貯蓄&投資すると以下の利点があります。

 

  • 貯蓄癖がつく
  • 投資知識がつく

 

 貯蓄は習慣であり、癖です。年に何回かは海外旅行をしたい、共働きは嫌だ、ごほうびに外食をしたい、クルマは新車しか乗らない、服は毎年毎月流行りを着ていたい、結婚式は何百人、こういう価値観だとお金が貯まりません。消費の波に流され続けます。

 

 もし自分の彼氏・彼女がそうならば、結婚を前にお互いの価値観と生き方を見つめ直したほうが良いでしょう。つまり、何を取り、何を捨てるのかお互いにすり合わせないと、生活上のトラブルが絶えません。もちろん、全てを捨てる必要はまったくありません。枯れた人生になりかねません。

 

 もっとも、結婚しないならば、年を取るほどお金は貯まりますし、価値観のすり合わせも必要ありません。何より支出が完全にコントロールできます。人生のプライオリティを何に置くかということです。

 

 このような貯蓄と同時に若いうちからの投資も必要です。20代から投資していれば、投資知識も自然につきます。大損しても、投資額が小さいので知れてます。よいことづくめです。

支出、特に固定費を切り詰める

 投資をして資産形成をしつつ、固定費を切り詰めます。固定費の代表的なものを挙げておきます。

クルマは大変な固定費がかかる

 特に若いうちは収入が限られます。そのため、支出を切り詰めることが必要になります。特にクルマはすさまじい金食い虫です。

 

 買って数百万。維持して年間30~50万。税金、ガソリン代、駐車場代、補修代、年間50万でも車種によっては足りないでしょう。

 

 もっとも、クルマ好きであればそこは削れないので、せめて中古を選ぶとか、他の固定費をどうにかするとか他の手を打ちます。ちなみに私はクルマはもらいものか中古しか乗ったことがありません。将来的には手放そうと思っています。

携帯などの通信費を見直す

 支出を削るにはまず固定費です。固定費というとこまめに水道や電気を消す人がいますが、そんなチマチマしたのはあまり意味がありません。支出は金額の大きなものから見直すのが鉄則だからです。

 

 今、日本の各家庭で大きな固定費になっているのが通信費です。しかも、これは調べれば究極まで減らせます。

 

 格安SIMにし、台湾や中華系などのアンドロイド携帯にすれば安くなります。音声を付けないでLineなどのアプリでの通話にすれば月々600円程度の通信費になります。私もすでに数年そうしています。

 電気ガス水道はまずガスに着目

 電気と水道は安いことが多いですが、ガスはプロパンだと高くなります。ひどいと都市ガスの倍近くの費用がします。入居時に都市ガスかプロパンか調べることが大切です。

 

 プロパンガスは非常に優れたビジネスモデルを持っています。

 

 例えば賃貸のアパートやマンションだとプロパンガス限定というところがあるかと思います。あれは、土地持ちの大家が賃貸住宅を建てるときに、プロパン会社が配管などガス回りを中心に建設費+αを肩代わりしているのです。

 

 だから賃貸にプロパンが多いのです。

 

 プロパン会社系列の住宅会社があります。入居者は一生プロパン会社にガス代を払い続けることになります。多少家を割安に設定しても十分元が取れます。しかも、ガス自由化の恩恵からは蚊帳の外ということになります。

 

 ビジネスモデルとしてはすばらしい儲けのシステムです。将来的にも安泰でしょう。しかも過当競争にならないようにある程度の棲み分けがされています。

 

 こうした事情を知っておくと、住宅の見方も変わります。

どこかのタイミングで法人を持つ

 最後の仕上げとして、どこかのタイミングで個人事業、あるいは法人を持つと良いでしょう。つまり、起業するのです。これは、そんなに難しいことではありません。要は売り上げを得て、課税所得を作ればよいのです。

 

好立地の同潤会アパート群

好立地の同潤会アパート群

 手っ取り早いのは、不動産や太陽光、さらに各種副業ということになります。不動産や太陽光というのは、自らの個人信用で売り上げを作りだす手段ですね。

 

 個人の収入だけでなく、法人の収入があると資産形成のスピードは劇的に変化します。個人と法人のお財布を2つ持つことになるからです。

 

 資本家側に回るというのは、法人を持って初めて達成されます。株式も一応は会社を間接的に保有することになりますが、制限があります。経費が発生するわけではありませんし、分離課税は税務上は恵まれていますが、やはり幅が限られます。

 

 こうなると、目先の資産額やキャッシュフロー以上のメリットが生じることになります。

20,30代からの資産形成のまとめ

  1. 貯蓄と投資を20代から
  2. 結婚は価値観のすり合わせ
  3. 通信費、ガス代、クルマ維持費などの固定費を削る
  4. どこかのタイミングで事業、法人を持つ

 共通するのはあの手この手で投資の原資を作りだすことですね。

 2,3年ですべてを得るのは大変ですが、年数をかければリスクも小さくできます。

 

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  法人を持つ、ということは売り上げと所得を作るということになります。不動産、太陽光は売り上げを作るのには最も手軽な方法です。ただし、不動産は「ダメな物件」が殆どなので注意が必要です。

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