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オーナーチェンジ物件の購入メリットとリスクを解説

中古収益物件は「オーナーチェンジ」が多い。その魅力と注意点

 中古の一棟アパートや一棟マンション、区分マンション、一戸建てなどの収益物件を探していると、不動産広告に「オーナーチェンジ物件」という表記を見かけることがあります。


 これは、すでに入居者がいる状態で売買される物件を指します。購入した瞬間から賃料を受け取れることが最大の特徴です。土地から新築する場合やリノベーション物件と異なり、家賃収入が始まるまでの時間的なロスがありません。

即収益化できる魅力

 一般的に、空室物件を購入した場合は、募集活動や内装工事などを経て入居者が決まるまでに数週間から数ヶ月かかります。その間は家賃収入が発生しないため、ローン返済や固定資産税の支払いだけが発生します。


一方、オーナーチェンジ物件は契約時点で賃貸借契約が継続しているため、翌月から家賃が入金されるケースも珍しくありません。キャッシュフローを重視する投資家にとって、このタイムラグがない点は大きなメリットです。

 

 さらに、物件によっては空室で購入するよりも安く買えることがあります。

 

 たとえば、分譲マンションで入居者がいる場合、空室であれば自宅用としても販売可能ですが、入居者付きとなると購入者が投資家に限られるため、市場価格が下がる傾向があります。ただし、この価格差の背景には急な資金需要や訳あり案件が潜んでいる場合もあるため、売却理由の確認は必須です。

購入時の注意点

 オーナーチェンジ物件は魅力が多い一方で、注意点も少なくありません。特に以下のポイントは購入前に必ず押さえておく必要があります。

室内を確認できないリスク

 入居中であるため、原則として内見できません。これは、購入後に想定以上に室内が劣化していたり、あるいは設備が老朽化していた、といった事態を招く可能性があります。特に築年数が古い物件では、給排水管や電気設備の更新が必要なケースもあります。

大規模修繕費の発生

 一棟物件では、購入直後に外壁塗装や屋上防水などの大規模修繕が必要になることがあります。費用は数百万円〜数千万円規模に及ぶこともあり、キャッシュフローを圧迫します。築年数や修繕履歴から今後必要な工事を見積もり、購入価格に反映させることが重要です。

入居者の属性と契約条件の確認

 入居者の年齢、職業、家賃の入金履歴、過去のトラブルなどは、売主や管理会社を通じて確認できます。


 現行の賃貸借契約はそのまま引き継ぐのが一般的なため、契約条件に不利な点(相場より低い家賃、更新料なし、保証会社未利用など)がないか事前にチェックが必要です。

「嵌め込み物件」の存在

 ごく一部ですが、購入後すぐに多数の入居者が退去する嵌め込み物件のような悪質なケースも存在します。これを避けるには、立地や周辺需要、賃料相場を確認し、退去後の客付け可能性を見極めることが不可欠です。

オーナーチェンジ物件を購入するメリット

注意点を理解したうえで、オーナーチェンジ物件をあえて選ぶメリットもあります。

融資審査で有利になることも

 すでに家賃収入が発生しているため、金融機関から安定した収益が見込める物件と評価されることがあります。特に高稼働率の一棟物件や長期入居者がいる区分物件は、融資条件が良くなる可能性があります。

オーナーチェンジ物件の購入メリットとリスクを解説

オーナーチェンジ物件の購入メリットとリスクを解説

客付けの手間とコストが不要

 空室の場合、広告費や仲介手数料、場合によってはリフォーム費用が発生します。さらに入居が決まるまでの期間も考慮する必要があります。オーナーチェンジ物件なら、購入後すぐに賃貸経営を開始できるため、募集活動に伴う時間と費用がゼロです。

市場価格より安く買えるケースがある

 特に分譲マンションでは、空室物件より安価で取引されることがあります。長期保有を前提にすれば、安定収益を得ながら将来の売却益も狙えます。ただし、入居者の継続見込みや賃料の妥当性は必ず確認したいところです。

購入前に確認すべきチェックリスト

オーナーチェンジ物件を購入する際は、最低でも以下の項目を事前に知っておきたいですね。

  • 売却理由(資金需要、相続、経営不振など)
  • 入居者の属性(年齢、職業、入金履歴)
  • 入居継続の可能性(契約更新時期、退去予告の有無)
  • 賃料・販売価格の妥当性(周辺相場との比較)
  • 修繕履歴と今後の修繕計画(長期修繕計画書があれば確認)
  • 賃貸借契約内容(更新料、保証会社利用、敷金礼金の設定)

 最近では、AI査定アプリを利用すれば物件価格や賃料相場を短時間で把握できます。たとえばINVASE Pro(PR)は、都内の自宅や投資用マンションの資産評価を数分で行え、オーナーチェンジ物件や空室物件の妥当性チェックに活用可能です。

まとめ

 オーナーチェンジ物件は、即時収益化できる点、客付け不要、場合によっては価格優位性があるなど、投資家にとって魅力的な要素が多くあります。一方で、室内確認ができない、修繕費の発生リスク、入居者情報の不透明さといったデメリットも存在します。

 

 メリットとリスクを正しく理解し、事前調査を徹底することで、長期的に安定した収益源となる可能性があります。中古収益物件を検討する際には、オーナーチェンジ物件も選択肢の一つとして考えておきたいところです。

 

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