たぱぞうの米国株投資

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2016年たぱぞう的本屋大賞

2016年に読んで良かった本を振り返る

 いつの時代も変わらない投資本については記事にした通りです。不易と流行という意味においては、不易な本を紹介したのが下記になります。発行年自体は古いものが多いですね。

www.americakabu.com

 ですので、ここでは2016年に読んだ本限定であげてみたいと思います。

 

 今年もいくつかの良書に出会えました。基本はブログの趣旨に沿うように投資本ということになります。このブログは本屋でも何でもないのですが、ゴロが良いのでこういうタイトルになったということです。

 

 ということで、大変に僭越なのですが2016年たぱぞう的本屋大賞大賞などとしてみます。私が読んだ本限定ですので、他に良書がありましたら自薦他薦よろしくお願いします。

「ものぐさ投資術」を2016年たぱぞう的本屋大賞に推します。

   言わずと知れた、モーニングスター社長さんの朝倉智也氏による投資本です。日本の投資本あるいは株式本というのは殆どが日本国内に目を向けられています。しかし、「ものぐさ投資術」ではまず、米国株投資こそが選択第一であるということが各国GDPの伸び率などを根拠に述べられています。

ものぐさ投資術 (PHPビジネス新書)

ものぐさ投資術 (PHPビジネス新書)

 

 私たち投資家というのは本来シンプルに伸びる国、伸びる業界に投資をすべきであり、母語であるとか資料が読み込めるとかそういうのは二の次であるということに気づかせてくれます。しかも、新書ですので安い。この内容でこの値段は唯一無二と言って良く、文句なしに大賞に推します。

 

 こういう質の高い和書が出てくるということ、それはそのまま日本の投資環境の向上につながると私は思っています。

2位は「はじめての人のための3000円投資生活」です。

  横山氏のベストセラーです。

はじめての人のための3000円投資生活

はじめての人のための3000円投資生活

 

 投資界においてカリスマ的存在になりつつある横山光昭氏の本です。なんといっても分かりやすく、誰もができる投資を提案しているところに共感します。

 

 誰でもできる投資術を記事化するというのは私の目指すところです。しかし、残念なことに全く投資をしない人にとっては「意味が分からない」「理解できない名詞がある」というのが本ブログらしいです。これは完全に私の筆力不足に因ります。

 

 本書は最適解が示されており、バランスファンド最強、と言い切っているところに好感が持てます。要は、誰でも難しいことを抜きにしてそっくりそのまま真似てしまえばよいということです。そして、誰でも実現可能な3000円投資というのが良いですね。

 

 本書はどこの書店に行っても平積みされており、間違いなく投資を世の中に膾炙した素晴らしい本だと思います。ということで、準優勝です。投資歴が浅い人にとっては「はじめての人のための3000円投資生活」が大賞かもしれませんね。

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

  3位は山崎元氏による「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」です。2015年11月の発売なのですが、だいたい2016年ですのでお許しください。下記は改訂版です。

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

 

 この本は対談形式で進みます。編集者の大橋弘祐氏は投資の素人という設定です。素人という設定ですので、初心者が躓くところを分かりやすいように山崎元氏から引き出し、説明してくれています。ただし、やはり本のプロである編集者だけあって引き出すのが大変にお上手です。

 

 この本も最適解が示されており、私の好きなタイプの本です。投資の書籍である以上、たとえ間違っていても最適解を示して世に問う、プロならではの沽券のようなものが欲しいですね。

  同じく3位は同着で「税務署員がこっそり教えるお金の裏ワザ - サラリーマン最強の蓄財術」です。同着とか無しですかね。すみません、選びきらなかったです。この本も良書です。

 

 私たち投資家は税金に対して敏感であるべきです。しかし、投資に夢中になると銘柄研究には熱心になっても、税金対策に対しては知識が追い付かなかったりします。本書は税務署員の蓄財術、税金をいかに把握して行動するかが端的に示されています。

 

 著者の大村大次郎氏もやはり税金関係では複数著書を出されているカリスマですね。

 

 本ブログで言い足りない部分を補完する内容で、私もこれから深めなくてはいけない分野です。2015年発行ですが2015年12月ということで、2016年に含めました。

 

関連記事です。

 個別記事では内容をもう少し掘り下げていますので、よかったら併せてご覧ください。

www.americakabu.com

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