投資ブロガーが続々と書籍を出版している!!
投資ブロガーさんが、続々と書籍を出版されていますね。かつては、週刊誌に投資特集が出たら相場は終わり、投資ブロガーが増えたら相場は過熱、など言われましたが市場は好調です。
投資ブロガーさんは増え続け、出版物もコンスタントに出ています。コロナショックは未曾有のリセッションですが、株式市場はどこ吹く風ですね。政治と金融が連動しない2000年代の株式暗黒の時代は過ぎ去り、マーケットとの対話なくして政治なし、とでも言いましょうか。
21世紀を生き抜く新常識、大人のたしなみとしての投資とでも言いましょうか。この新常識の扉を開くには投資ブロガーさんの投資本や副業本は、ちょうどよい入門書となります。
投資の知識だけではなく、相場を生き抜いてきた彼らの投資観に触れることができるからですね。そこで今回は私と相互フォローしている投資ブロガーさんを中心に、改めてまとめて掲載してみたいと思います。
なお、新しいものから順番にまとめています。
今日からFIRE!おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術
40代後半でFIREされた、おけいどんさんの書籍です。おけいどんさんは、世界株に投資をされる投資家さんです。台湾セミコンや日本株も含めた投資をしています。関西在住ということですが、関西出身、在住の方のFIRE本は多いですね。
ETFにも紙面を割きつつ、個別株にも言及されています。一生の収入を生むとする「お宝高配当株」が紹介されています。高配当投資でFIREを目指す方にとって参考になる部分があるでしょう。
また、おけいどんさんが実践されている節約術や考え方にも言及されています。数百円の節約から貯金術まで、網羅的に節約と投資について書いてある書籍となっています。
英語力・知識ゼロから始める!【エル式】米国株投資で1億円
エルさんの目線は、長期保有できる、売上高営業CF比率に注目された投資ですね。収益性が高く、売り上げ成長が見込める銘柄ということになります。公益、エネルギーへの投資を避けているあたり、私も目線が近いです。
特選10銘柄を挙げていらっしゃいますので、どのような目線で個別株を選んでいるか、参考になるのではないでしょうか。私もそうですが、エルさんも銘柄選びは極めてシンプルです。
逆に言うと、米国株投資のわかりやすさ、ハードルの低さとも言えますね。誰もが知る企業、成長性あるビジネスモデルの企業、そうしたところにコツコツと長期投資した結果Fireを実現させたということで、再現性の高い提案をされています。
もみあげ流米国株投資講座
はてなブログやTwitter、メルマガで大活躍中のもみあげさんの書籍です。内容はGAFAMやフィンテック、AI、半導体、といったQQQ寄りの銘柄から、最近あまり語られなくなった高配当銘柄まで、網羅的に扱っている教科書的な本です。
前回のはちどうさんの本もそうですが、ソーテックさんの本は編集さんの意図が明確で、著者のよいところがうまく引き出されているように思います。書籍は著者だけでなく編集さんの力が大変大きく作用します。そういう側面から比較して読んでも楽しいかと思います。
特に資産形成期では個別株のリスクをある程度追っていかないと、生活が全く変わらないのも事実です。小型株からオーソドックスなインデックスまで、米国株の魅力を余すことなく伝えてくれる書籍でした。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門
三菱サラリーマンさんの書籍です。著者名で「三菱サラリーマン」は使用できないということで、穂高唯希さんという実名っぽいペンネームでの出版になっています。山好きの三菱さんらしいペンネームになっていますね。いや、両方ペンネームですけれども。
インデックス本や米国株本が多く出ました。副題で「30歳でセミリタイアした私の~」となっているように、FIREに焦点をあてた本となっています。執筆中にコロナショックが起きたので、直近の経済危機を盛り込んでいるところも目新しいですね。
1章と5章には三菱さんの人生観が綴られており、読みごたえがあります。限られた人生という時間を、どのように過ごすのか。そこに向き合った結果の投資手法であり、FIREという選択だったということが分かります。20代、30代の人には特に深く響くものがあると思います。
本当の自由を手に入れる お金の大学
YouTuberでもあり、投資家でもある両さんの本です。両さんとは、かれこれおよそ4年のお付き合いになります。ブログやYouTubeが始まる前から仲良くしてもらっています。きっかけは米国株と太陽光でしたね。
両さんは知り合いが多く、投資関係も幅広く知悉しています。両さんの強みは「巻き込み力」ですね。多くの人を巻き込みつつ、プラットフォームを作っていく、そんなイメージです。
本書もその特徴を反映し、辞書のような作りになっています。この1冊があればお金にかかわるほとんどすべてのジャンルを網羅できるといっていいでしょう。副業や資産運用を志す人の座右の書となる、そんな1冊になっています。
世界一やさしい米国株の教科書1年生
米国株ブロガーのはちどうきゅうどうさんの本です。はちどうさんらしい、緻密かつ網羅的な内容に仕上がっています。
- 株や投資についての概論
- 米国株に投資すべき理由
- はちどうさんの投資観とアーリーリタイア
- インデックス投資について
- 積み立て長期投資の考え方
- 米国個別株やETF
- つみたてNISAやiDeCoについて
- 統計資料の内容と見方
このほかにも基本的なテクニカル指標についても紹介があります。ほかの方の本にはあまりテクニカルに触れた本がありませんので、1つの特色になっています。
バリュー投資家のための「米国株」データ分析
米国株ブロガーのひろめさんによる書籍です。こちらは中級者向け以上の書籍です。
個別増配株に焦点をあて、バリュー株を買っていこうというのが趣旨ですね。著者によるバリュー株発掘のためのエクセル活用なども示されており、自分でバリュー個別株ポートフォリオを作りたい人に向けた本です。
バカでも稼げる「米国株」高配当投資
米国株ブロガーのバフェット太郎さんの著作です。ほかの書籍と大きく異なっているのは、2点あります。
- 個別株に焦点を当てている
- 口が悪い(笑)
バフェ太郎さんの哲学があふれた本ですが、個別株に焦点を当てて掘り下げているのが他と違うところですね。
また、本だとふつうは上品な語り口になるのですが、バフェ太郎節がさく裂していて活劇としても楽しめます。youtubeでも分かるように、彼自身は常識人の上品な方です。
世界一ラクなお金の増やし方
インデックス投資ブロガーのNightWalkerさんの書籍です。すでに早期退職制度を使ってアーリーリタイアをなさっています。
インデックス投資ではアーリーリタイアが難しいという話をよく聞きますが、実際にはコツコツと常識的な範囲で節約して積み立て投資をしていけばできるわけですね。再現性の高い投資手法ですので、インデックス投資でアーリーリタイアを考えてらっしゃる方にはヒントになる部分が多いでしょう。
お金は寝かせて増やしなさい
インデックス投資ブロガーの世界でもっとも著名なお一人、水瀬ケンイチさんの著作ですね。
個別株投資を経て、全世界インデックス投資及び分散投資が最適解、ということを主張されています。実は米国株インデックス投資というのはマイナーというか亜流で、全世界へのインデックス投資というのが最もオーソドックスで基礎基本の考え方になります。
最も売れているインデックス本のうちの1冊であり、知っておきたい本です。
毎月10分のチェックで1000万円増やす!庶民のためのズボラ投資
金融庁のつみたてNISA説明会でたびたび登壇された、インデックス投資ブロガーの吊ら男さんの著作です。吊ら男さんは、投資は人生のメインではなくサブと位置づけ、投資に時間を割かずに資産を増やす方法を追求されています。
インデックス投資ブロガーさんの中でも理論派として知られる吊ら男さんですが、本書は誰にでも読みやすく親しみやすい内容に仕上がっています。人望があり、某学校のPTA会長さんでもあります。
投資ブロガー本の基本的な傾向と楽しみ方
投資ブロガーさんの著作の多くは初心者向けに書かれた本ですね。基本的に投資本で一番大きいマーケットが初心者さん向けです。したがって、当然といえばそうです。
投資ブロガーの投資哲学に触れつつ、基礎的基本的な内容を理解できるのが専門書とは異なるところですね。人となりが伝わるので、面白く読めます。
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こちらは私がカドカワさんから出版した投資本です。出版記念として、セミナーも併せて行っています。
こちらは私がきずな出版さんから出版した本です。ふつうは同時に2冊同時に出さないですね。私のスケジューリングの甘さから未曾有の出来事になりました(笑)
こちらは投資本のおすすめ10選ということで書いています。