寝ながら稼げるグ~タラ投資術
たぱぞう2冊目の著書である「寝ながら稼げるグ~タラ投資術」が発売となりました。こちらは、きずな出版さんからになります。初心者さん向けの本ということで書いていますが、一部に初心者さんにはなじみの薄い、ETFや個別株も紹介しています。
投資関係の書籍のほとんどが初心者向けなのは、マーケット人口の違いですね。マニアによるマニアのための投資本は売れないのです。
実は、書籍化のお話を最初にいただいていたのは、こちらからでした。その間、編集者さんの転籍、たぱぞうの独立があり、発刊に至っています。
すでに構想から1年以上の年月を経ています。ブログが無ければ、もっと簡単に書籍化できたかもしれません。しかし、ブログを書きながら本を書くというのは非常に大変で、結果的に長期間寝かせることになりました。
最初の締め切りは、4月でした。しかし、独立したてで忙しく、手が回らなかったので8月に延期してもらっています。
その8月も非常に危うくなったため、編集さんとコワーキングスペースに閉じこもり、3日缶詰のつもりで頑張りました(笑)
しかし、Googleのテキスト編集アプリが大変優れており、2人で同時に編集したところ、1日で仕上げることができました。朝9時集合、夜8時終了ということですね。もちろん、骨子となる文章は出来上がっていたのですが、細部の詰めでそれだけ時間がかかったということです。
本来校正作業なども3回か2回程度必要なのですが、それもちょっと回数を減らしていただいたということがあります。ただ、前後の文がつながらないような致命的なミスはないです。当たり前ですけども。
本書は、どうしても漫画を入れたかったので、知人に頼んで入れてもらいました。人との繋がりは素晴らしいですね。知人は、再び超大作を手掛けているので、こちらの発刊も非常に楽しみであります。
寝ながら稼げるグ~タラ投資は存在するのか
結局、寝ながら稼げるグ~タラ投資というのは、本当に存在するのかということです。寝ながら稼ぐにはやはり、米系インデックスの積み立て投資ということになろうかと思います。
ただ、皆さんご存知の通り、インデックス投資のリターンはおおよそ4~5%が今後は見込まれており、それなりに入金をしなくては億単位のお金を作るのはむずかしいですね。
どのようなリスクを取り、どのようなリターンを期待するのかということに関しては、永遠の課題で、奥深いです。かくいうたぱぞうも、今の原資は「おやんちゃな逆張り」で築いたものですから、なんともかんともです。
しかし、投資ブログを書き、Twitterをするなかで納得したことがあります。
「個人投資家のリスク許容度」はおおむね高くないということ
やはり、レイダリオ氏が指摘するように個人投資家のリスク許容度は高くないということです。
株式でセミリタイアする人には「変人が多い」ということはよく言われます。私もその範疇に属するのでしょう。「変人が多い」というのは「奇行が目立つ」ということではありません。
誰に何を言われようとも、ブレない自分がある、ということとほとんど同義かと思います。それぐらいに突き抜けていないと、個別株でまとまった資産を築くのは実は難しいのかもしれませんね。
ただし、何でもかんでもブレなければ良いかというと、これも全く違うのです。ややもすると、ストーリーが変わったのにそれに固執してしまう、これではだめなのですね。
売り上げ成長率が魅力だと思って買い始めたのに、売り上げが鈍化したら利益率が良いからと言ってストーリーを変える。あるいは、ありもしない成功ストーリーをでっちあげてしまい、決算書を都合よく解釈する。
この兆候は非常に危険で、ダメな株にとらわれて資金効率が著しく悪化する可能性もあるわけです。「銘柄に惚れる」というのはこういうことです。
そういう意味では、ブレない自分と同時に、しなやかな自分もないといけないわけですね。実は、このバランスが一番難しいのではないかと思います。
こういうこと考えると、「寝ながら稼ぐ、グ~タラ投資」というのは、インデックスの自動積立ということになるのでしょう。
いずれにしましても、投資に親しむ、あるいはこれから親しもうとする方にご笑覧いただければ幸いです。
40代で資産1億円! 寝ながら稼げるグータラ投資術~初心者でもできる、はじめての「米国株」投資
- 作者: たぱぞう,アゲオカ
- 出版社/メーカー: きずな出版
- 発売日: 2019/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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尚、帯には「3000円投資生活」の著者である横山光昭氏に一言ご推薦文をいただきました。この場を借りて感謝申し上げます。
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こちらは10月18日発売の拙著についての記事です。
個別株とインデックス投資の違いについて書いています。
オールウェザー投資で言うところの債券厚めの投資、というのは確かに説得力はありますね。やはり、リスク許容度がポイントとなってくるのです。