家庭の支出と収入の平均を探る
一般的な家庭の支出と収入はどの程度なのでしょうか。大まかに自分の家の家計を知っていても、よその家のことは意外に知らなかったりします。たぱ家の場合は40万から50万円の支出があります。
どうにかこうにか削りたいと思っても、家族持ちだとなかなか難しいのが現実です。私1人であれば、仙人のような暮らしも可能だと思っています。しかし、家族が仙人になることを望むかというと、それは無いでしょう。
ビール好きならばビール代もかさみますし、外出好きならば外出費もかかります。外食ならばなおさらです。
先日、妹夫婦を動員して、太陽光発電所に防草シートを敷きに行きました。半日の日当として1万円を渡しました。その後、軽く家族で飲むということになりましたが、1家族あたり1万円かかりました。たぱ家と妹一家で2万弱です。
1日日当で1万円稼ぎ、1万円を飲み代に使う。江戸時代の「宵越しのお金は持たない」という言葉はこういうことかと思いましたね。結果的にたぱ家が出すことになりましたが、なかなか外食費は厳しいものがあります。
収入と支出が均衡するような暮らしをしていては、いつまでも日々の暮らしは潤いません。収入を増やし、支出を減らす。言葉で言うのは簡単ですが、普通に暮らしていてはなかなか難しいですね。さて、今回は一般家庭における平均的な収入と支出のお話です。
※情報ソースは総務省統計局です。混在コンテンツの関係でリンクは貼っていません。
一般的な家庭の消費支出は30万円だが・・・
2人以上世帯の消費支出です。いわゆる「家族」の支出ですね。
食費がおおよそ8万円ということで、最大の支出になっています。住居費はこの表には含まれていませんが、実際には住居に関わる支出も大きいですね。
光熱費・水道関連で約2万7000円です。
しかし、このデータには住居費や自動車の維持管理費などが含まれていません。それらも含めると40万円から50万円程度が一般的な家庭の毎月の支出ということになりそうです。
家庭の平均収入は45万円前後
こちらは月の収入です。世帯主で36万円です。配偶者、つまり奥さんの収入で5.7万円ということですから、意外にフルタイムの共働き家庭というのは多くないのかもしれませんね。
家族全員の収入を合わせて45万円ということです。これだと、先の支出と合わせて殆ど均衡しますから、やはり苦しいですね。貯蓄や投資に何十万も回すというのはなかなか非現実的なのかもしれません。
とくに、子どもが中学・高校・大学と進学した場合はさらに教育費が跳ね上がります。投資どころではない時期もあるでしょう。そう考えると、子どもができる前にある程度のまとまった金額を作っておくのが大きな課題になりそうです。
まとまった金額そのものが配当収入などお金を生み出す存在になるからです。
家庭の区分構成比の30年推移
この30年の家庭の構成比推移です。
かつての定年退職年齢である60歳までの勤労者世帯が割合として激減していることが分かります。それに対し、60歳以上でも働く人が増えていることも確認できます。そして、同時に無職世帯がこの10年で3倍にもなっています。
高齢化社会というのはこういうことですね。高齢世代は年金を中心に生活をしており、現役世代がその年金を支えています。しかし、現役1人当たりに対しての年金受給者が増え続けていますから、必然的に社会保障費負担を増やすということになります。
結果的に、給与もさほど伸びていませんので、負担感は大きくなるということですね。賦課方式の年金制度は人口増加時には問題になりませんが、人口減少時には現役世代への負担が大きくなるという問題をはらんでいます。
また、個人営業などの区分も減っています。かつては個人商店などが中心の商店街が非常に力を持っていました。しかし、大規模店舗やチェーン店の隆盛により、数を減らしています。小売業における構造変化の1つですが、こうして数字に反映されていることが確認できますね。
良くて均衡の支出と収入の関係、増大を続ける社会保障費。このスパイラルを乗り越えるには、やはり投資をしてお金にお金を稼いでもらうシステムづくりが喫緊の課題ですね。
そして、そのお金がお金を生み出すシステムは私たちの老後にも大きな力になってくれるでしょうね。弊ブログではそのシステムづくりについて、今後も提案していきたいと思っています。
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