たぱぞうの米国株投資

米国株/不動産投資ブログ。某投資顧問のアドバイザ。メディア実績多数。当サイトには広告が含まれます。

米国株の少額投資ならワンタップバイ

少額での個別株投資ならワンタップバイは面白い

 米国株投資は売買手数料が日本株よりもかかります。最低5ドルというのが各社共通した最低ラインです。最大で20ドルというのも同じです。

 

 例えば、35ドルでファイザーを1株買ったとします。そうすると、手数料込で40ドルになります。実に12.5%も手数料がかかるということになります。この例は極端かもしれませんが、手数料という分かり切ったコストを抑える工夫は必要ですね。

 

 楽天証券の手数料に関わる説明書きです。

1回の取引につき、約定代金の0.45%(税込0.486%)がかかります(最低手数料5米ドル(税込5.4米ドル)、手数料上限20米ドル(税込21.6米ドル))。

 

 インターネット・電話・成行指値といった取引方法による手数料の違いはありません。


 ※ 売却時に現地通貨建ての約定代金から現地諸費用を差し引いた金額が売買手数料を下回る場合は、現地通貨建ての約定代金から現地諸費用を差し引いた金額を手数料といたします。


 ※米国ETF・ADR委託手数料は米国株式と同じです。
ETFの売買単位は口数を株数とお読み替えください。

 つまり、最大20ドルということです。1万ドル買い付ければ、0.2%程度の手数料に抑えられることから、私はだいたい1万ドル単位で買付をしています。5000ドルならば0.5%ですね。長期投資ならば、許容できる手数料ではないでしょうか。

 

 さて、こうしたことを踏まえて個別株投資に関わるご質問を紹介します。

月1万円から始める米国個別株投資

 以前、児童手当の運用方法についてご質問をさせて頂きました「ゆたんぽ」と申します。その後、夫婦とも「つみたてnisaで楽天VTI」と、夫の私は「IdecoでiSharesのダウ」をMAXで掛けています。(妻は主婦)


 今回のご質問は、まだ月に1万円ていどならば積立ができるなと考えていて、検討しているのが「One tap buy」でAmazonやvisaを積立てるか?SBI証券の特定口座でETF(何にするかは未定)を積立てるか?迷っています。


 個別株は値上がりが期待できそうな反面、ボラティリティが大きそう。ETFは個別株のような動きは少なそうなので安心して積立ができそうなのですが… 


 もし、「他の方法もある!」のであれば申し訳ありませんが、ご教授いただければ幸せです。宜しくお願い致します。

小さな額から始める米国株投資ならワンタップバイも

 まず、ETFに投資したいのか、投資信託に投資をしたいのか、個別株に投資したいのかというところですね。

 

 まず、ETF投資ならば、もう少し貯めて半年、あるいは1年に1回などの単位で投資してもよさそうです。ドルコスト平均法にこだわるならば毎月投資ですが、手数料が5ドルずつかかってきます。

 

 年間で60ドルですから、投資額の12万円に比べるとちょっと大きいですね。手数料で5%もかかります。ちょっとした高配当株の年間配当ぐらいにはなります。また、6~7%ともいわれる米国株の投資リターンにも近似します。

 

 つまり、手数料で利益のほとんどが食われてしまいます。ちょっと米国ETFの毎月買い付けは現実的ではないですね。

 

 投資信託ならば、楽天VTIなどの楽天系やeMaxis SlimのS&P500連動投信が魅力です。これらは買い付け手数料がかからず、積立投資ができます。投資信託は最適解の1つになりうると思いますよ。ただし、商品の種類が限られます。

 

 あるいは、質問文中にあった1000円から始められるワンタップバイでも面白いかもしれません。手数料が0.5%で一律だからです。ETFだとSPYを柱として、以下の3つが買えます。

  • SPDR S&P 500 ETF(SPY)
  • DIREXION S&P500 3X(SPXL)
  • DIREXION S&P500 -3X(SPXS)

 SPYはシンプルにS&P500連動のETFです。SPXLはブル3倍、SPXSはベア3倍です。ブルは上げ相場だと3倍のパフォーマンス、ベアは下げ相場だと3倍のパフォーマンスを示します。

 

 また、基本的には弊ブログでは個別株投資はあまり推奨していないのですが、少額で嗜む程度ならば投資初心者さんや未経験の方でも取り組んでみる価値はあると思います。

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 いずれにせよ、米国株取引もさまざまなやり方があります。それぞれに目的に応じて活用していくというのが大事ですね。

 

関連記事です。

  少額での米国株売買にはワンタップバイは手数料面で強みがあります。

www.americakabu.com

  海外証券会社だと手数料が安いのですが、インターフェースのとっつきにくさ、入金のしにくさを考えると活用できる人は限られます。商品の抱負さ含めてもかなりの充実ぶりですけどね。

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  米国株売買に関わるご質問に一気にお答えしています。

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