たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

セミリタイアの条件を改めて考えてみる

セミリタイアの条件とは何か

 あまりに忙しい日常で人生を埋めてしまうことのリスク。「人生二度なし」と言われますが、果たしてそのような後悔のない人生を100人中何人が歩んでいるのでしょうか。

 

 せっかく生まれてきたわけですから、本当にやりたいことをやって天寿を全うしたいと思うのは人情でしょう。しかし先立つもの、つまりお金がないと生活をすることができません。特に家族がある場合はそうです。

 

 自分だけで人生が完結するわけではありません。家族を食べさせなくてはいけないという現実的な課題がのしかかります。年齢を重ねるということはそういうことです。学生のころは自分のことだけ、自分だけで人生が完結していたのではないでしょうか。

 

 それが社会に出て、恋愛をし、結婚をする。奥さん、子ども、地域、学校、そして仕事。そういう関わりの中で背負うものがどんどん増えます。それはネガティヴに言うならば負担だったり、ポジティヴに言うならば時に生きがいや喜びになります。

 

 人によっては、セミリタイアとはそういう努力、頑張りを積み重ねてきた人が行き着く、ある種の目標のようなものかもしれません。ただし、仕事・職場で輝く人、働いていないと落ち着かない人、いつも家にいると飽きてしまう人にとっては、体力の続く限り働くのが喜びということになります。

 

 生き方は様々です。思想的にも経済的にも比較的自由な社会を生きる幸せ。それは、多様な価値観、多様な生き方を尊重できる教養と余裕ということです。

セミリタイアの条件はずばりシンプル

 セミリタイアの条件はズバリ、2つです。

  1. 金融資産
  2. 収入

 この2つです。実は健康などもありますが、ここでは投資ブログということで触れずにおきましょう。

1「金融資産」

 この金融資産には現金はもちろん、不動産や株式、貴金属、絵画など換金性の高いものが当てはまります。これは若ければ生存年数が長いですから、必然多いほうがよいということになります。

 

 逆に平均年齢から数えて残存年数が少ないならば、あるいは年金受給年齢が近いならば、大きな額は必要ないことになります。

 

セミリタイアの条件を改めて考えてみる

セミリタイアの条件を改めて考えてみる

 私は以前は5000万円もあれば十分ではないかと思っていました。しかし、実際にセミリタイアした職場の先輩曰く、体感的には1億円という話でしたね。セミリタイアした今は、1億円のほうが正しいのだろうと思います。

 

 なぜならば、5000万円だと得られるインカムに限りがあるからです。ただし、家族がいない、つまり一人暮らしあるいは実家暮らしならば5000万円もあれば十分でしょう。それは、自分だけで生活が完結できるからです。

 

 もちろん、1.5億円、あるいは2億円あったほうが良いに決まっていますが、この金額を貯めるのがほとんどの人にとって非現実的です。ですから、最低限の額として辛うじて1億円というのが今の目安でしょう。

 

 もちろん、レバレッジを効かせるなどして収入を最大化すればこの限りではありません。ここでの話は、純資産だけを目安にすると、セミリタイアのハードルは上がるということですね。

2「セミリタイアの収入」

 セミリタイアの前提として、仕事を続けるということがあります。つまり、完全に何もしないわけではなく、負担の少ない仕事を続けるということです。このメリットは責任が軽く、ささやかな収入が得られることです。

 

 これも人によるのですが、以下の式が基本になります。

 

  • 月々の支出×12=年間の必要額

 

 シンプルです。月々いくら使っているのか。この額次第です。たとえば月に40万円使う家庭ならば年間500万円の収入があれば、貯蓄もあいまってやれます。

 

 例えば月に30万ならば400万、50万ならば600万程度でしょうか。支出のコントロールが肝要なのは言うまでもありません。支出が増えるほど、収入、インカムを増やさなくてはならないからです。

セミリタイアの条件。1億円の貯蓄か600万の年収

 すでにセミリタイアをした、私の話もしておきましょう。私はセミリタイアするならば以下の条件だと思っていました。

  • 1億円の貯蓄
  • 年間600万の収入

「1億円の貯蓄」

 1億円の資産で、例えば高配当株式を中心にポートフォリオを組み立てれば、税引で300万円程度になります。連続増配銘柄など安定的に配当を出す米国株、あるいは米国株ETFが望ましいでしょう。

 

 もちろん、高配当一辺倒ではなく成長性も期待できるETFであるVTIやS&P500連動ETFも組み込んだ数字です。

 

 米国株に限らず株式はどうしてもボラティリティがあります。そのため、実際には不動産や太陽光を組み合わせる方法を採用しました。 

「年間600万円の収入」

 このうち300万円を上述の配当で埋めます。すると、300万円を他の収入で稼ぐということになります。それはブログかもしれませんし、なにか別の仕事かもしれません。

 

 資産管理法人化し、その法人の収益をレバレッジで付け足すというのも現実的です。それは再三触れている通りですね。不動産と太陽光を組み合わせ、頭金をそれなりに入れれば、この600万の収入というのは実はさほど難しい話ではありません。

 

 とくに、株式などで金融資産を増やしている人はそうです。

セミリタイアの条件は人それぞれであるけれど

 つまり、貯蓄・収入の両方を考えてセミリタイアという選択をするということです。これだけしっかりした経済的背景があれば、なんとかなる。そういう確信が精神的な安定を生みます。

 

 私は生活に関しては相当保守的ですから、ラインは比較的高めだと思います。ですからもちろん、人生の中でもっと大切な何かがあったり、貯蓄が無くても確信的な収入があればその限りではありません。

 

 ただ、こうやって漠然と今の生活とは別のあり方を考えるのは、価値観と視野を広げるという意味においても価値あることだと私は思います。

 

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  資産管理法人の立て方、考え方はこちらのセミナーでもお話しします。

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  これぐらいの資産規模になると、生活はかなり余裕がありますね。

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