たぱぞうの米国株投資

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株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

株式と債券の比率は?

 伝統的なポートフォリオは、株式と債券を6:4とするものです。しかし、この伝統的ポートフォリオは昨今の株高を受け、現実的ではないのかもしれません。少し前の、金利安も債券の魅力を減じるものでした。

 

 私は時代の変化も踏まえ、7:3ということをブログでは書いてきました。しかし、もしもっとリスクが取れる、喫緊でお金を必要としない、そのような場合はさらにリスクを高めてもよいのかもしれません。

 

 比率ではなく、額で生活防衛資金を確保し、それ以外を株などのリスク資産に回すという考えです。ハイリスクではありますが、例えば目標がFIREなどであれば、そのようなエッジの利かせ方もあるのでしょう。

 

 実際、私も独立前にレバレッジを利かせて保有額以上の資産を抱えることを選択しています。今はさらに加速させていますね。結果として、資産と可処分所得の増大に至っています。ある意味ではリスクの取り方、リスク資産の配分は永遠の課題とも言えます。

 

 さて、今日は株式と債券の比率ということでご質問を紹介します。

株式と債券の比率で悩んでいます

たぱぞう様

初めまして。いつもブログ拝見させていただいております。
たぱぞう様のご著書を拝見して米国株を始めて、おかげさまで徐々に資産を拡大してきました。

 

 このたびご意見お伺いしたくメールさせていただきました。新NISAからの余剰資金の投資先、またアセットアロケーションについてです。


資産状況、家族構成は以下となりますが、主だった質問としては


①預貯金が4,150万円あり、この振り分け方をどのようにするか。
②債券を一定量混ぜることを想定しているが、どの程度が適切か。またそれ以外におすすめのアセットはあるか。


です。


[資産状況]
◆総資産7,000万円(運用額2,850万円+預貯金額4,150万円)

(運用内訳)
■投資信託 合計1,090万円
・オルカン:780万円
・S&P500:260万円
・先進国株式:50万円

■ETF(米国) 合計800万円
・VT:400万円
・VTI:180万円
・QQQ:125万円
・SPXL:95万円

■個別株(米国) 合計190万円
・7銘柄(グロース系多め)

■勤務先持株会(国内企業) 520万円

■企業型DC(外国株式) 250万円

(預貯金)
4,150万円(元々の貯金+持ち家マンションの売却で預貯金が増大)


 今年は新NISAで、月30万円*2人分をオルカンで積み立てる設定をしました。また給与から天引きで持株会を月10万円拠出、企業型DCも天引きで月2万円となり、年間864万円が投資に回るかたちです。

 

 40歳を迎え、また資産総額も大きくなってきたので、債券を混ぜてリスクを抑えた投資が良いかと思う一方、40代のうちに1億円には到達しておきたいと考えると、債券よりも株式の比重を高めた方が良いのか。


[家族構成]
私:40歳 会社員(年収1,000万円)
妻:専業主婦
子:2人(共に小学生)

年間の支出(生活費、住居費等)は600万円


方針・考えとしては、
・家族との時間を優先したいので、個別株は行わない。株式なら投資信託かETFとする。
・不動産投資は仕事柄親和性が高いので、家族の理解あり実施は可能(ただし不動産価格が上がり続けるため、買えないままでいる)
・40代のうちに1億円は到達したい


 今回のケースでの、債券との上手い付き合い方がについてご意見いただけますと大変助かります。


 例えば、一旦ほぼ全額債券を購入し配当を得ながら、年ごとに切り崩し新NISAで投信に移行する、など。

 

 また、そもそも他の考え方や投資先がありましたらご教示いただければ幸いです。

株式の比率を今の時代は下げることはできない

 ずばり、ゴールをどこに置くかですね。

 

 40代で1億円を達成する、ということでしたらNISAでオルカンをご夫婦で淡々と積み立てても達成できる可能性が高いです。10年であとプラス3000万の目標はコンサバで無理がありません。

株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

株式と債券の比率はどれぐらいが望ましいのか

 もし、もう少し上振れさせるならば、米国系やハイテクなどリスクを高めた投資が必要になります。しかし、不確実性も同時に高まります。この不確実性を好むかどうかでリスク許容度が決まります。

 

 いずれにしても、目標額が1億であれば無理をしなくてよいでしょう。すでに7000万円の資産があり、ご属性も高いからです。

 

 債券はやや旬を過ぎた投資になります。手元のキャッシュが手厚いですから、敢えて取り組む意味も薄いです。しかし、総資産額の値動きをマイルドにするということでしたら意味があるでしょう。

 

 私は株式7:現金か債券3の比率をお勧めしてきました。伝統的なポートフォリオは6:4が有名です。しかし、今の時代にあっては、リスクを取らざるリスクの顕在化が気になるところです。株式比率は落としにくいですね。

 

 商品としては、米国債を中心とした先進国債券が良いです。信用が高く、為替の影響はあるものの比較的安定しているからです。

 

 不動産に近い仕事をなさっているのは僥倖と言って良いでしょうね。私の友人でも、仕事を趣味に繋げ、独立した人が何名かいます。しかし、ご存じのとおりマーケットが高いですね。

 

 本当に1億でよいのか。仕事はいつまで続けるのか。これらの課題に向き合い、大まかなご自分なりの答えを出しておくとぶれないですね。40代は人生の折り返しです。よりよい後半にするためにも、ざっくりと思い描いておくと良いですよ。

 

 ともにがんばりましょうね。

 

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