たぱぞうの米国株投資

米国株投資ブログ。某投資顧問のアドバイザー。メディア実績/日経マネー・ヴェリタス・CNBC・ザイなど

より安全に運用をするということは、より薄めるということ

より安全に運用をするということは、より薄めるということ

 iDeCoの運用で定期預金型商品を選ぶ人がいます。所得控除と退職控除を取りにいくという発想ですね。投資商品に抵抗がある人には人気です。しかし、リターンの少なさはこの低金利の時代ですから言うまでもありませんね。

 

 かと思えば、値動きの激しいグロース株投資や3倍レバレッジ商品を好む人もいますね。リスクリターンの大きさはインデックス投資のそれとは比較になりません。

 

 インデックス投資でも、全世界投資か、全米投資かというところで分かれることがありますね。

 

 何が正しく、何が間違っているというのはないですね。

 

 結論から言うと、どのような投資にしても人それぞれの考えがあり、目標がありますからどれも正解と私は思います。結局は自分の人生、自分のお金ですから、人の運用に容喙する必要は全くないのです。

 

 ただ、早期退職したい、FIREを実現させたい、と言いつつ預金型商品しか選ばないというのは少々違ってきますね。よほどの収入と資産がないと達成不可能な商品選びとなります。

 

 要は、資産運用の目標に沿った現実的な選択をしていくということが大事なわけですね。自分が選んでいる投資手法は、自分の目標に寄り添ったものか、ということです。

 

 さて、今回は50代でのセミリタイアを目指しているという方からのご質問です。

趣味で行っていた投資を発展させ、50代でセミリタイアをしたい

いつも勉強させて頂いております!

 

 私は27歳会社員です。今後の投資先および現時点の預金の投資先について、ご意見を頂戴したくメールをお送りさせて頂きました。

 

 この度結婚が決まり、同時に彼が激務のためいずれ仕事を引退して、地方都市でのんびり暮らしたいという目標も定まりました。年齢としては50代を目標にしております。

 

 そちらに向け、私が趣味程度で行っていた資産運用を夫婦二人で本格的に行うべく、話し合いを重ねましたが、2点決め切れない部分がございます。

 

【年収】

  • 主人…600万
  • 私…350万

【私個人の保有資産】

〇株式

  • 楽天VTI 3.3万/月(積立NISA)
  • SPYD 20万
  • HDV 20万

 計100万程度

〇現金

  • 300万

上記に加え、教育資金の贈与として500万受け取る予定です。


【運用計画】

主人

  • 株式…120万/年(内、積立NISA枠40万含む)
  • 確定拠出型年金…1万/月

  • 株式…60万/年

上記が現状および今後の計画して、悩んでいる点は下記2点です。

  1. 運用計画の株式180万/年をVTにするか、VTIにするか
  2. 私個人が所持している現金300万+500万の投資先、また現金保有率

 また、主人が転勤族のためいずれ私が退職しなければならず、無理のない入金額にしております。

 

 たぱぞうさんの書籍・ブログをはじめ、勉強させて頂いているものの、金額が大きくなるにつれて私たちでは決め切れなくなってしまいました…ぜひ、参考にさせて頂きたいので、ご意見頂ければ嬉しいです。

 

 お忙しいかと存じますが、どうかお体ご自愛下さい。

より安全に運用をするということは、より薄めるということ

 ズバリ言って、VTIのほうが良いでしょう。今後20年、30年を見越してです。ただし、未来予想は確実に当たるというわけではありません。迷ったら半分ずつというのもありです。

 

 もっとも、幅広くすればするほど、安全性は高くなりますが、リターンが限られるというのはリスクリターンの宿命ですね。冒頭書いたように、リターンを求めてより尖った投資をするというのは、そのような目標があるからということになります。

 

 VTは全世界に投資をするということで、非効率な地域や国も含みますね。VTIは全米株に投資をしますが、やはり同様に非効率なセクターを含みます。一方で、何が非効率で、何が効率的かというのは未来予想になり、確実性の高いものではありません。

 

 もっと尖らせるならば、Nasdaqやセクター、さらには個別株となっていくわけです。しかし、それが正解かどうかという話ではありませんね。リスクを高めるということは、リターンが高くなるだけでなく、負の面もあるからです。

より安全に運用をするということは、より薄めるということ

運用に安全を求めるか、リターンを求めるか

 語弊を承知で言いますが、リスク分散というのはリターンも薄めるということになります。私はこのリスクリターンのバランスとして全米株投資であるVTIやS&P500が優れていると考え、ブログを書いているわけですね。


 次のご質問、手持ちの金額は生活費の半年分が目安になります。月に20万使うならば、120万は最低置いておくということです。傷病リスク、転職リスクなどに備えるためです。

 

 いずれにしても、走りながら考える、やってみて自分に合った方法が見つかることでしょう。選んでいる商品に外れはありませんから、ここからは微調整、目標に向かって試行錯誤をしていけばよいですよ。

 

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