たぱぞうの米国株投資

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イノベーションが起きやすい国に投資をするのが基礎基本ということ

イノベーションが起きやすい国とは

 イノベーションが起きやすい国というのがありますね。

  • 若い国
  • 挑戦しやすい国
  • インフラが整っている国

 歴史が浅く、若い国はイノベーションが起きやすいですね。前例が少なく、常に新規で取り組めるからです。同時に、挑戦すること、失敗することに寛容な国であることも大事ですね。

 

 失敗して、それをマイナス評価にするような国では、挑戦する価値がありません。リスクしかないですね。イノベーションに対するインセンティブが働きにくいですね。

 

 最後に広い意味でインフラが整っている国です。精神的に自由で、なおかつ安心安全に過ごせる環境であることですね。日々暮らすのに精いっぱいだと、社会を便利にするような発想、サービスは生まれにくいです。

 

 さて、今回は将来を憂いつつ、新規に投資を始めたいという方からのご質問です。

イノベーションが起きる国に期待をして投資をしたい

 38歳の時に初めて株式投資を行うことになり、そこまで時間や労力が割けない中で投資について少しずつ知識を増やそうとしています。こちらのブログの易しい言葉での無理のない投資への考え方は大変参考になります。

 

 今後、資産の幾らかをドルで持つという形に移行していきたいと考えていますが、その最初のステップについての記事を見つけることができず、メールをお送りしました。

 

 まずはドルを買うの?それはどこでどうやって買うべき?そこからどのように投資に繋げるの?ということです。円ならば、銀行口座のものを証券会社の口座に移動することは簡単ですが、ドル建てで投資をするまでにステップについて、何か一番良い方法はあるのでしょうか。

 

 本当に基本的な質問なのかもしれませんが、インターネットの情報を見ていても、ドル建てで積み立てをする方法は、すでにドルを持っている前提で書かれているものがほとんどで、そもそもドルがない状態からどうやってドル建てでの株式投資を行うのかがわかりませんでした。

 

 もし一般的な方法としてお勧めされる方法がありましたら、教えていただけませんでしょうか。

 

 最後になりますが、ドルで資産を持ちたいと思うに至った経緯をお伝え致します。大学受験指導や大学での言語教育に関わる仕事をしております。

 

 自身のアメリカでの大学院での留学経験から、日本人の成長や発展への意欲を比較した時に、世界の他国の人々(先進国だけでなく途上国の人々も含めて)と比べると残念ながら将来の日本に悲観的にならざるを得ないと感じています。

 

 大学受験の指導や大学での指導を通して、生徒さんや親御さんの世代を見ていると生徒さんは学業的に優秀だったり、社会的に成功されている親御さんはもちろん多くいます。

イノベーションが起き、良い投資ができますように

イノベーションが起き、良い投資ができますように

 しかし、「変化の重要性に対する意識」「世界的な状況の中で日本を客観的に評価・理解する視点」というものが圧倒的に欠けているように感じます。

 

 このような個人における世界の動き・変化・成長に対する意識の欠如は、そのまま日本という国の衰退に繋がるような恐れを感じています。

 

 小中高・大学(表層的には留学を勧めるなどしますが、内部の教育システムを見ていると閉鎖的な日本のままです...)に至るまで、それを本質的に変えようという真剣な動きは全くありません。

 

 そして、そこに気づいている日本人は日本を飛び出して、やはりアメリカに向かっています。

 

 今後、日本で生活していく予定ですが、いずれは日本人にとって全ての海外旅行が割高になり、海外からの輸入品も価格が高騰にするのではという懸念から、資産の円とドルの配分を考えていきたいと思っています。

社会的に成熟するということは、停滞と表裏一体か

 米国株投資を始めるのに、今はあえて米ドルにかえる必要は無いですね。投資信託や円建てETFが充実しているからです。これは、表面的には円ですが、実質はドルです。ドル資産を円で表記しているようなものです。

 

 あえてドルにする必要があるケースは、個別株投資やセクター投資などです。これらは円では買えないからです。

 

 その上で、ドルに替える方法ですが住信SBI銀行や楽天銀行から入金、ドル転するのがベストです。

 

 仰る通り、日本の今の置かれた状況は大変なものがありますね。私は自分自身の職場の変わらなさに危機感を抱き、海外投資を始めたという側面もあります。


 どうしても、同調圧力があり、今までの成功体験があるので、変わることが難しいですね。去年やっていたことを今年もやることで及第点を取る。ミスをしないということが最大目的になりがちなところはありますね。

 

 そうなると、イノベーションよりも現状維持の仕事術が最重要になります。計画性と過去を踏襲した文書が大事にされます。

 

 例えば、なぜFAXが無くならないのか。なぜ、いまだにメールでさえ使えない企業があるのか。そんな企業があるのかと思われるかもしれませんが、実際にありますね。


 個人のメールアドレスが無く、代表アドレスしかない。メールを受け取ることはできるが、内規で発信することはできない。FAXは良いが、添付ファイルはダメ。決済は現金のみ。

 

 一方では、クラウドやチャットアプリなどを活用して共同作業の効率を上げている企業もありますね。別に先進的でも何でもない、個人レベルでも可能なレベルですが、それさえできない企業も少なくないですね。

 

 もちろん、セクターごとの色がはっきりしています。しかし、総論的に言えるのは、世界の先進国を基準で考えると全体的に遅れているということです。決済システムなどもそうですね。

 

 それは、今までそれで回っていたからで、それで成功してきたからですね。


 新しいものを活用するには平均年齢が上がり過ぎており、逆に効率が落ちかねません。よく言われる定年の延長というのはこういうことです。若い人の若い感性に基づく発想を吸い上げにくくなるのです。

 

 このような状況では、イノベーティブな企業や産業が生まれる可能性は限られ、ややもすると米国企業の二番煎じのような企業でさえイノベーティブな存在として貴重、というような状況もありえるわけですね。

 

 株式投資はとにかく発展、成長している国や地域に投資をすることがまず一歩です。

 

 いずれにしても、自分のことは自分で守るという自主自立の心が大事ですね。やや書き散らしてしまいましたが、そのようなことを踏まえて私は投資をしてきました。いや、FIRE、独立もそのような視点で踏み切ったと言ってよいでしょう。

 

 組織はすぐには変えられませんが、自分はいつでもすぐに変えられるのですね。

 

 そして、私自身もまだまだ成長、挑戦したいのです。安定した仕事をなげうって退職したのはそういうことです。人生二度なしです。本当にやりたいことをやりきることが大事です。

 

 ともに頑張りましょうね。

 

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