2017年3月の配当
2017年3月の配当です。この月1回の配当記事は、ブログ立ち上げのころから継続している定期コンテンツです。私はあまり定期コンテンツを持たないので、その中では珍しい記事ということになります。
将来的にブログの更新が時々になっても、これはおそらく続けるのだろうと思います。まあ、わかりませんけどね。
早いもので、2017年も新年度を迎えました。3月の配当が確定しました。なぜか今年は米国不動産ETFであるブラックロックのIYRとバンガードのVTの払い出しが4月にずれこんでいます。ETFは月末に払い出すことが多いので、こういうことがしばしばありますね。
そのため、昨年比で微減となっています。しかし、払い込み時期のズレを織り込むならば、微増ということになります。
今月注目なのはBHPビリトンです。BHPビリトンはここのところ数年の鉄鉱石価格暴落に伴って、業績が大幅に悪化していました。ちなみにこの鉄鉱石需要の急速な冷え込みは中国での不動産リスク、つまり建築減リスクが意識されているものです。
※雪解けの乳頭温泉。資源メジャー冬の時代の雪解けはいつか。
ちなみに鉄鉱石資源メジャーはBHPビリトン、英豪資本のRIOティントとブラジルのヴァーレぐらいしかありません。
そのため、市況が回復すれば株価も配当も回復するのは自明と言って良い状況でした。株価はすでにかなり回復していますが、配当も一気に倍額戻っています。自動車などの組立産業と違って安心できるのはこの寡占性と独自性です。
世界人口が増え続ける限り、世界のどこかで鉄鉱石需要はあります。いわば、ボラティリティは高めながら安心できる銘柄です。また再び暴落することがあれば、その時もじっくり買い増したいと思っています。
苦しい時に無理せず減配し、業績が戻ればすぐに増配というのは資源銘柄としての誠実さと言って良いでしょう。さて、長くなりましたが今月の配当です。
2017年3月配当と寸評
税引前$ | 税引前¥ | 税引後$ | 税引後¥ | |
SO | $280.00 | ¥31,578 | $201.36 | ¥22,951 |
PFF | $343.85 | ¥38,848 | $247.51 | ¥28,365 |
JNJ | $320.00 | ¥36,435 | $230.00 | ¥26,411 |
D | $75.50 | ¥8,410 | $54.20 | ¥6,055 |
RDSB | $122.20 | ¥13,373 | $97.69 | ¥10,821 |
BHP | $136.00 | ¥14,928 | $136.00 | ¥15,103 |
VTI | $54.20 | ¥5,982 | $39.05 | ¥4,381 |
VTI | $49.86 | ¥5,503 | $44.88 | ¥5,035 |
VYM | $168.00 | ¥18,441 | $121.18 | ¥13,595 |
$1,549.61 | ¥173,498 | $1,171.87 | ¥132,717 |
RDSBは投資額が1万ドルに満たないにも関わらず100ドル近い配当を四半期で出しています。もちろんRDSBも資源株ですので減配リスクはあります。しかし、この高配当は魅力です。
先述のBHPは半期配当ですので、RDSBの年間配当には及びません。JNJとSOは比較的長い期間持っていますが、安定的な配当と株価成長をしています。 人口増加地域の電力会社も地味な業績拡大が見込まれますから、ディフェンシブ投資には魅力的な銘柄となります。
VTIとVYMは配当だけ見るとしょっぱいです。しかし、この2銘柄はチャイナショック時に買っていますので、およそ30%のキャピタルゲインが発生しています。また、個別銘柄にない低リスクさが良いですね。
月間の配当は約13万円となっています。これは昨年の14万オーバーよりも少ないです。しかし、先述の分配金支払のずれ込みがありますので、ゆったり見守りたいと思います。
2017年第1四半期の配当が確定しました。
単純に×4をすれば年間の見通しがつきます。配当収入と給与もろもろは安定しているのでこういう皮算用が成り立ちやすいです。第1四半期の経過としてまとめてみました。
月 | ドル | 円 |
1月 | $1,688.70 | ¥196,431 |
2月 | $759.89 | ¥85,467 |
3月 | $1,306.52 | ¥132,717 |
合計 | $3,755.11 | ¥414,614 |
これは税引後です。外国税額控除の還付などを含まないので、税負担は3割近くになります。私の場合は英豪株も多いので、およそ25%ほどでしょうか。
とにかく今は無理せずに、キャッシュポジションとのバランスでコツコツ取り組んでいくということですね。ドル円も手ごろな水準になりつつありますから、ふたたびドル転をして追加購入を検討してよい時期ですね。
関連記事です。ポートフォリオはこちら。これは不定期です。
食品は好きな分野です。 ペプシコは追加投資時期を窺っています。
再び読み返していますが、読み応えがあります。投資の基礎基本ですね。