2017年3月のポートフォリオ
さて、数か月ぶりにポートフォリオをまとめました。まとめたと言っても、保有額順にソートをかけ、グラフにしただけです。今回はキャッシュも含めて入れました。
キャッシュは常に10%前後にしたいと思っています。思い通りの枠に入っていることが確認できます。相場が大きく下がるときには、チェックしている銘柄を買いに行くことになります。
2016年後期はベライゾン(VZ)、ペプシコ(PEP)、ブリティッシュアメリカン(BTI)、ドミニオンリソーシズ(D)といった比較的ディフェンシブなものを物色しました。2万ドルを目途に買っています。
ベライゾンは数年来欲しかったので一気に2万ドルぶん買いましたが、損失が出ています。この上昇相場で上がりきれないというところに相場の難しさがあります。逆に、打診買いのような形で買ったペプシコ(PEP)やブリティッシュアメリカン(BTI)、ドミニオンリソーシズ(D)はいずれも10%前後の上昇を見せています。
ETF群は2016年前半に買ったもので、上昇率20%後半のパフォーマンスを見せています。VTIとVYMは2万ドルを意識して買いました。ただ、この2銘柄に関しては上限枠である4万ドルは関係なく買い進んでいくつもりです。
コア銘柄は4万ドル投資
私のコア銘柄はフィリップモリス、ジョンソンエンドジョンソン、それから3Mでした。フィリップモリスとジョンソンエンドジョンソンは順調に育っており、勝手にポートフォリオの比率を高めていってくれています。
3Mはこの2銘柄から見て配当が不十分だと感じたので売ってしまいました。また、製造業に対する懐疑の眼があったのも事実です。しかしその後、大きく上昇しており投資判断の難しさを教えてくれます。
PFFはとりあえずの余裕資金を投入したものですが、かれこれ2年保有しています。配当金が大きいのでついつい長く持っていますが、暴落時には大変脆弱ですので難しいところです。
そろそろ投資比率を見直す時期に来ている
かつては40万ドル規模での運用をしていましたので、1銘柄5%から10%の運用を意識していました。しかし、配当金の順調な成長と無視できないキャピタルゲインの成長から50万ドルを超える規模での運用になっています。
そうすると、1銘柄5%から10%というのは2万5000ドルから5万ドルということになります。5万ドルというのはなかなか簡単に用意できないキャッシュですが、そろそろ比率を再考する時期に来ていると思っています。
銘柄ごとの時価と単位数
銘柄ごとの時価と単位数です。
銘柄 | 時価 | 単位数 |
PFF | $69,300 | 1800 |
cash | $64,800 | |
PM | $56,190 | 500 |
JNJ | $50,320 | 400 |
NGG | $31,950 | 500 |
PG | $25,337 | 280 |
SO | $25,150 | 500 |
T | $24,894 | 600 |
IYR | $23,163 | 300 |
VYM | $23,145 | 300 |
wbk | $20,768 | 800 |
VZ | $19,656 | 400 |
GSK | $18,357 | 430 |
BTI | $13,172 | 100 |
VT | $13,040 | 200 |
VTI | $12,002 | 100 |
PEP | $11,183 | 100 |
VTI-nisa | $11,042 | 92 |
XOM | $9,750 | 120 |
D | $7,792 | 100 |
RDS.B | $7,205 | 130 |
BHP | $6,091 | 170 |
すべてが上がっているわけではなく、NGGやVZはマイナスです。打診買いで1万ドル近辺で買ったPEPとBTIはやはり魅力的で、下がるのを再び待っています。
2017年に入って買ったのはエクソンモービル(XOM)です。これは数少ない低パフォーマンスの銘柄です。配当と財務が下支えすると思っていますが、原油安は構造的な問題であり、低業績から抜け出すのは簡単ではないでしょう。
全般的に非常に好調で、インカムゲインを狙いつつもキャピタルゲインでもかなりの含み益が出てきています。ただし、肝に銘じておきたいのは相場というのはそんなに簡単なものではないということです。
とくにこの数年の相場環境は恵まれすぎています。前にも書いたように、暴落して今ある資産の4割程度になることも想定しています。そういうときに全力で買い出動できるように、しっかりしたインカムを持っておくことが肝要と言えそうです。
相場が悪いからこそ投資に向き合う、そのことが後々大きな利益を生み出すことになります。目をそむけたくなる現実が、あとあとポートフォリオの肥やしになることは経験から断言できます。
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利食い千人力というは事実です。ただし、配当で実現益を得ているという考えもできます。
中期のNASDAQ、長期のS&P500が優れています。