たぱぞうの米国株投資

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良い投資と悪い投資の違いをズバリ解説します。

良い投資と悪い投資を知り、資産形成に役立てよう

 世の中にはよい投資と悪い投資があります。定義は簡単で、良い投資は資産が増えるもの。悪い投資は資産が減るものです。

 

 例えばS&P500への集中投資だけでよいのかどうか、というお問い合わせを時々頂戴します。投資はいろいろなやり方がありますので、これは絶対というのは一般的にはないですね。それでも、S&P500への投資が良くないという人はいないと思います。

 

 それは、ゆっくりとではありますがほとんど確実に価値が上昇していくからですね。しかし、このような投資対象というのは稀有です。

 

 今日は良い投資と悪い投資ということで、いくつか例を挙げながら考えてみたいと思います。良い投資というのは、続けて長く資産形成できる投資です。悪い投資というのは、続けて長くすると、マイナスになる可能性がある投資です。

資産形成に適するもの【良い投資】

  1. S&P500への積み立て投資
  2. よい個別株への投資
  3. よいセクターETFへの投資
  4. よい不動産への投資

 S&P500だけが「よい」という但し書きが付きません。S&P500に限らず、インデックス投資というのは誰でもいつでもできるという点において優れています。「よい」という但し書きが付く投資は、失敗することもあるということですね。

 

 半面、参加者のほとんどが失敗するようなものがあります。これは、悪い投資ですね。投機に近いものもあります。

資産形成に適さないもの【悪い投資】

  1. FX
  2. スワップ狙いの新興国通貨投資
  3. 新築ワンルーム投資のほとんど

 例外があることを承知であえて白黒で分けました。例外のない規則なし、ということで受け止めていただければと思います。だいたいにおいて、このようなすみ分けになろうかと思います。

 

 さて、FXでは資産形成はできないということを常々申し上げてきました。通貨の価値は減価しますから、基本的にはマイナスサムゲーム、ほとんど参加者全員が負けるゲームだからです。プロ野球選手並みに難しい世界です。幾多のプレイヤーが退場しているのです。

 

 同様にスワップ狙いの新興国通貨投資もそうです。そこに勝者はいません。トルコリラが近年では好例となっています。

 

 新築ワンルーム投資も業者利益が乗りすぎており、勝つのに難しい投資です。

 新築ワンルームを個人で買えば個人所得が削れる。つまり節税になる。しかも35年ローンを払い終えれば、そのまま自分の所有になって得である。このロジックがおかしいと思わない人は、ワンルーム投資どころか不動産投資そのものが危険です。

 

 ただし、昨今のマーケットが良く、逃げきれているケースも多々あります。逆に、年数を経ているのに残債が売値よりも大きい場合は割高で買ったということですね。

 

 世の中にはよい投資と悪い投資がある。働いて得たお金をよい投資に置き続ける。資産形成というのはこのようなシンプルなアクティビティなのです。

 

 さて、今日はS&P500から投資を始めて、さらに幅を広げたほうが良いでしょうか、というご質問を頂戴しています。関連させてお答えします。

投資の幅をここにきて広げるかどうか考えています。

たぱぞうさんはじめまして。突然の問い合わせ失礼します。

 

 資産運用に興味を持ち始め、たぱぞうさんの米国株投資で勉強させていただいております。恥ずかしながら経済のことなど全く勉強してこなかったので、わからない専門用語ばかりで一つ一つ検索して勉強している状況です。

 

 現在はブログの過去記事から辿って読ませていただいております。いつもありがとうございます。

利回りが高いから良い投資というわけではない

利回りが高いから良い投資というわけではない

 質問の前に私ごとで恐縮ですが現状をお伝えさせていただきます。年齢は28、妻と共働きで年収が合算して1200万円程度になります。

 

 総資産は700万程度になります。また、楽天証券の投資信託eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 100%で始めました。(たぱぞうさんの記事を見て、とりあえず挑戦してみたい!と勢いで始めました。)


 現状は以上になります。妻も楽天証券でNISAを始めようと考えており、その上で質問させて下さい。

 

  1. NISAでS &P500を100%ではなく、他の投資信託にも分散したほうがよろしいでしょうか。また、妻も始める場合、S &P500以外の投資信託で購入したほうがいいでしょうか。
  2. 暴落期を経験したことがないため、その時どのようにアクションをしたらいいのかわからない状況です。初心者である私のような者は、暴落時は様子をみた方がいいでしょうか。それともチャレンジするべきでしょうか。

 

 以上になります。基本的な質問になってしまい申し訳ございません。もしご回答いただけますと幸いでございます。よろしくお願いいたします。

S&P500は良い投資の好例であり、誰もが参加できる投資

 投資は千差万別ですが、良い投資は多くありません。私はNISAの投資額であれば、S&P500で十分と思います。間違いなく良い投資です。投資の知識がなくとも、まったく問題なく投資できる優れた商品、指数です。

 

 投資金額が増えてきた段階で、債券などを検討してもよいかもしれませんが、当面は大丈夫です。

 

 2の暴落ですが、気にしないことです。目先の下落は気持ちの良いものではないですが、機会損失にならないように淡々と積み上げていけばよいでしょう。確信があるならば、厚めに投資をしても良いでしょう。良い商品であれば、いつか回復します。

 

 時間を味方に付けるということです。例えば世界恐慌のような、長期かつ極端な不況は現状では起こりにくいと予想します。

 

 余剰資金があるならば、生活防衛資金として取っておいてもよいでしょう。資産の全てを株にするのは、あまりよろしくありません。理由は変動が大きく、普通は精神的に疲れるからです。

 

 世帯年収1200万ということで、素晴らしいですね。今ある環境を大事に、働き続けるということを大事にされるとよいですね。淡々と積み上げていけば、数十年後には老後の心配が無いぐらいに資産形成されていることでしょう。

 

 あれこれとやりたくなると思いますが、くれぐれも「悪い投資」に引っかかることなく、航路を守っていくことですよ。なんでも知っている、なんでも挑戦した、というのは一つの勲章にはなるかもしれませんが、勲章がなくとも資産は増やせるのですね。

 

 「良い投資」を淡々と続けることに価値があります。これは、ある意味仕事に通じることかもしれませんね。ローマは1日にしてならずですね。ご質問ありがとうございました。

 

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